2022年11月
2022年11月1日 全聖徒の日 (白)
2022年11月6日 全聖徒主日 (白)
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第1朗読 ダニエル7: 1~ 3,15~18 (旧1392)
第2朗読 エフェソ1:11~23 (新352)
福 音 書 ルカ6:20~31 (新112)
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Of. 149(詩篇149:1-9)
ハレルヤ。新しい歌を主に向かって歌え。
主の慈しみに生きる人の集いで賛美の歌をうたえ。
イスラエルはその造り主によって喜び祝い
シオンの子らはその王によって喜び躍れ。
踊りをささげて御名を賛美し
太鼓や竪琴を奏でてほめ歌をうたえ。
主は御自分の民を喜び
貧しい人を救いの輝きで装われる。
主の慈しみに生きる人は栄光に輝き、喜び勇み
伏していても喜びの声をあげる。
口には神をあがめる歌があり
手には両刃の剣を持つ。
国々に報復し 諸国の民を懲らしめ
王たちを鎖につなぎ 君侯に鉄の枷をはめ定められた裁きをする。
これは、主の慈しみに生きる人の光栄。
ハレルヤ。
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Pr.
全能の神様。あなたは信じる者を、御子イエス・キリストの聖なる交わりの中に結び合わせてくださいました。信仰と献身を貫いて生きた聖徒たちに倣い、あなたの民に備えられた言い尽くせない喜びで満たしてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 ダニエル7: 1~ 3,15~18 (旧1392)
7: 1バビロンの王ベルシャツァルの治世元年のことである。ダニエルは、眠っているとき頭に幻が浮かび、一つの夢を見た。彼はその夢を記録することにし、次のように書き起こした。
2ある夜、わたしは幻を見た。見よ、天の四方から風が起こって、大海を波立たせた。 3すると、その海から四頭の大きな獣が現れた。
7: 15わたしダニエルは大いに憂い、頭に浮かんだこの幻に悩まされた。 16そこに立っている人の一人に近づいてこれらのことの意味を尋ねると、彼はそれを説明し、解釈してくれた。 17「これら四頭の大きな獣は、地上に起ころうとする四人の王である。 18しかし、いと高き者の聖者らが王権を受け、王国をとこしえに治めるであろう。」
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第2朗読 エフェソ1:11~23 (新352)
1: 11キリストにおいてわたしたちは、御心のままにすべてのことを行われる方の御計画によって前もって定められ、約束されたものの相続者とされました。 12それは、以前からキリストに希望を置いていたわたしたちが、神の栄光をたたえるためです。 13あなたがたもまた、キリストにおいて、真理の言葉、救いをもたらす福音を聞き、そして信じて、約束された聖霊で証印を押されたのです。 14この聖霊は、わたしたちが御国を受け継ぐための保証であり、こうして、わたしたちは贖われて神のものとなり、神の栄光をたたえることになるのです。
15こういうわけで、わたしも、あなたがたが主イエスを信じ、すべての聖なる者たちを愛していることを聞き、 16祈りの度に、あなたがたのことを思い起こし、絶えず感謝しています。 17どうか、わたしたちの主イエス・キリストの神、栄光の源である御父が、あなたがたに知恵と啓示との霊を与え、神を深く知ることができるようにし、 18心の目を開いてくださるように。そして、神の招きによってどのような希望が与えられているか、聖なる者たちの受け継ぐものがどれほど豊かな栄光に輝いているか悟らせてくださるように。 19また、わたしたち信仰者に対して絶大な働きをなさる神の力が、どれほど大きなものであるか、悟らせてくださるように。 20神は、この力をキリストに働かせて、キリストを死者の中から復活させ、天において御自分の右の座に着かせ、 21すべての支配、権威、勢力、主権の上に置き、今の世ばかりでなく、来るべき世にも唱えられるあらゆる名の上に置かれました。 22神はまた、すべてのものをキリストの足もとに従わせ、キリストをすべてのものの上にある頭として教会にお与えになりました。 23教会はキリストの体であり、すべてにおいてすべてを満たしている方の満ちておられる場です。
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福音書 ルカ6:20~31 (新112)
6: 20さて、イエスは目を上げ弟子たちを見て言われた。
「貧しい人々は、幸いである、
神の国はあなたがたのものである。
21今飢えている人々は、幸いである、
あなたがたは満たされる。
今泣いている人々は、幸いである、
あなたがたは笑うようになる。
22人々に憎まれるとき、また、人の子のために追い出され、ののしられ、汚名を着せられるとき、あなたがたは幸いである。 23その日には、喜び踊りなさい。天には大きな報いがある。この人々の先祖も、預言者たちに同じことをしたのである。
24しかし、富んでいるあなたがたは、不幸である、
あなたがたはもう慰めを受けている。
25今満腹している人々、あなたがたは、不幸である、
あなたがたは飢えるようになる。
今笑っている人々は、不幸である、
あなたがたは悲しみ泣くようになる。
26すべての人にほめられるとき、あなたがたは不幸である。この人々の先祖も、偽預言者たちに同じことをしたのである。」
27「しかし、わたしの言葉を聞いているあなたがたに言っておく。敵を愛し、あなたがたを憎む者に親切にしなさい。 28悪口を言う者に祝福を祈り、あなたがたを侮辱する者のために祈りなさい。 29あなたの頬を打つ者には、もう一方の頬をも向けなさい。上着を奪い取る者には、下着をも拒んではならない。 30求める者には、だれにでも与えなさい。あなたの持ち物を奪う者から取り返そうとしてはならない。 31人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい。
2022年11月6日 聖霊降臨後第22主日
(緑)
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第1朗読 ヨブ19:23~27a (旧800)
第2朗読 2テサロニケ2: 1~ 5,13~17 (新381)
福 音 書 ルカ20:27~38 (新150)
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Of. 17(詩篇17:1-9)
主よ、正しい訴えを聞き わたしの叫びに耳を傾け
祈りに耳を向けてください。
わたしの唇に欺きはありません。
御前からわたしのために裁きを送り出し あなた御自身の目をもって公平に御覧ください。
あなたはわたしの心を調べ、夜なお尋ね 火をもってわたしを試されますが
汚れた思いは何ひとつ御覧にならないでしょう。
わたしの口は人の習いに従うことなく
あなたの唇の言葉を守ります。
暴力の道を避けて あなたの道をたどり
一歩一歩、揺らぐことなく進みます。
あなたを呼び求めます
神よ、わたしに答えてください。
わたしに耳を向け、この訴えを聞いてください。
慈しみの御業を示してください。
あなたを避けどころとする人を
立ち向かう者から 右の御手をもって救ってください。
瞳のようにわたしを守り あなたの翼の陰に隠してください。
あなたに逆らう者がわたしを虐げ 貪欲な敵がわたしを包囲しています。
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Pr.
永遠の贖い主である神様。聖霊によって私たちの心は新たにされます。すべてのものの終わりと裁きの日をいつも心にとめて、地上の生活を聖く送り、復活の喜びへと至らせてください。救い主、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 ヨブ19:23~27a (旧800)
19: 23どうか
わたしの言葉が書き留められるように
碑文として刻まれるように。
24たがねで岩に刻まれ、鉛で黒々と記され
いつまでも残るように。
25わたしは知っている
わたしを贖う方は生きておられ
ついには塵の上に立たれるであろう。
26この皮膚が損なわれようとも
この身をもって
わたしは神を仰ぎ見るであろう。
27このわたしが仰ぎ見る
ほかならぬこの目で見る。
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第2朗読 2テサロニケ2: 1~ 5,13~17 (新381)
2: 1さて、兄弟たち、わたしたちの主イエス・キリストが来られることと、そのみもとにわたしたちが集められることについてお願いしたい。 2霊や言葉によって、あるいは、わたしたちから書き送られたという手紙によって、主の日は既に来てしまったかのように言う者がいても、すぐに動揺して分別を無くしたり、慌てふためいたりしないでほしい。 3だれがどのような手段を用いても、だまされてはいけません。なぜなら、まず、神に対する反逆が起こり、不法の者、つまり、滅びの子が出現しなければならないからです。 4この者は、すべて神と呼ばれたり拝まれたりするものに反抗して、傲慢にふるまい、ついには、神殿に座り込み、自分こそは神であると宣言するのです。 5まだわたしがあなたがたのもとにいたとき、これらのことを繰り返し語っていたのを思い出しませんか。
2: 13しかし、主に愛されている兄弟たち、あなたがたのことについて、わたしたちはいつも神に感謝せずにはいられません。なぜなら、あなたがたを聖なる者とする“霊”の力と、真理に対するあなたがたの信仰とによって、神はあなたがたを、救われるべき者の初穂としてお選びになったからです。 14神は、このことのために、すなわち、わたしたちの主イエス・キリストの栄光にあずからせるために、わたしたちの福音を通して、あなたがたを招かれたのです。 15ですから、兄弟たち、しっかり立って、わたしたちが説教や手紙で伝えた教えを固く守り続けなさい。 16わたしたちの主イエス・キリスト御自身、ならびに、わたしたちを愛して、永遠の慰めと確かな希望とを恵みによって与えてくださる、わたしたちの父である神が、 17どうか、あなたがたの心を励まし、また強め、いつも善い働きをし、善い言葉を語る者としてくださるように。
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福音書 ルカ20:27~38 (新150)
20: 27さて、復活があることを否定するサドカイ派の人々が何人か近寄って来て、イエスに尋ねた。 28「先生、モーセはわたしたちのために書いています。『ある人の兄が妻をめとり、子がなくて死んだ場合、その弟は兄嫁と結婚して、兄の跡継ぎをもうけねばならない』と。 29ところで、七人の兄弟がいました。長男が妻を迎えましたが、子がないまま死にました。
30次男、 31三男と次々にこの女を妻にしましたが、七人とも同じように子供を残さないで死にました。 32最後にその女も死にました。 33すると復活の時、その女はだれの妻になるのでしょうか。七人ともその女を妻にしたのです。」 34イエスは言われた。「この世の子らはめとったり嫁いだりするが、 35次の世に入って死者の中から復活するのにふさわしいとされた人々は、めとることも嫁ぐこともない。 36この人たちは、もはや死ぬことがない。天使に等しい者であり、復活にあずかる者として、神の子だからである。 37死者が復活することは、モーセも『柴』の個所で、主をアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神と呼んで、示している。 38神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。すべての人は、神によって生きているからである。」
2022年11月13日 聖霊降臨後第23主日
(緑)
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第1朗読 マラキ3:19~20a (旧1501)
第2朗読 2テサロニケ3: 6~13 (新382)
福 音 書 ルカ21: 5~19 (新151)
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Of. 98(詩篇98:1-9)
新しい歌を主に向かって歌え。主は驚くべきみ業を成し遂げられた。
右のみ手、聖なるみ腕によって、主は救いのみ業を果たされた。
主は救いを示し、
恵みのみ業を諸国の民の目に示された。
イスラエルの家に対する慈しみとまことをみ心に留められた。
地の果てまですべての人はわたしたちの神の救いのみ業を見た。
全地よ、主に向かって喜びの叫びをあげよ。
歓声をあげ、喜び歌い、ほめ歌え。
琴に合わせてほめ歌え、
琴に合わせ、楽の音に合わせて歌え。
ラッパを吹き、角笛を響かせ、
王なる主のみ前に喜びの叫びをあげよ。
とどろけ、海とそこに満ちるもの、
歌え、世界とそこに住むもの。
潮よ、手を打ち鳴らし、山々よ、共に喜びうたえ、主を迎えて。
主は来られる、地を裁くために。主は世界を正しく裁き、諸国の民を公平に裁かれる。
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Pr.
神様。あなたは、依り頼むすべての者を守ってくださいます。あなたなしには聖も力もありえません。あなたのご支配と導きによって、永遠のものを失うことなく、過ぎ行く今を生きることができるように、私たちを憐れんでください。救い主、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 マラキ3:19~20a (旧1501)
3: 19見よ、その日が来る
炉のように燃える日が。
高慢な者、悪を行う者は
すべてわらのようになる。
到来するその日は、と万軍の主は言われる。
彼らを燃え上がらせ、根も枝も残さない。
20しかし、わが名を畏れ敬うあなたたちには
義の太陽が昇る。
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第2朗読 2テサロニケ3: 6~13 (新382)
3: 6兄弟たち、わたしたちは、わたしたちの主イエス・キリストの名によって命じます。怠惰な生活をして、わたしたちから受けた教えに従わないでいるすべての兄弟を避けなさい。 7あなたがた自身、わたしたちにどのように倣えばよいか、よく知っています。わたしたちは、そちらにいたとき、怠惰な生活をしませんでした。 8また、だれからもパンをただでもらって食べたりはしませんでした。むしろ、だれにも負担をかけまいと、夜昼大変苦労して、働き続けたのです。 9援助を受ける権利がわたしたちになかったからではなく、あなたがたがわたしたちに倣うように、身をもって模範を示すためでした。 10実際、あなたがたのもとにいたとき、わたしたちは、「働きたくない者は、食べてはならない」と命じていました。 11ところが、聞くところによると、あなたがたの中には怠惰な生活をし、少しも働かず、余計なことをしている者がいるということです。 12そのような者たちに、わたしたちは主イエス・キリストに結ばれた者として命じ、勧めます。自分で得たパンを食べるように、落ち着いて仕事をしなさい。 13そして、兄弟たち、あなたがたは、たゆまず善いことをしなさい。
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福音書 ルカ21: 5~19 (新151)
21: 5ある人たちが、神殿が見事な石と奉納物で飾られていることを話していると、イエスは言われた。 6「あなたがたはこれらの物に見とれているが、一つの石も崩されずに他の石の上に残ることのない日が来る。」
7そこで、彼らはイエスに尋ねた。「先生、では、そのことはいつ起こるのですか。また、そのことが起こるときには、どんな徴があるのですか。」 8イエスは言われた。「惑わされないように気をつけなさい。わたしの名を名乗る者が大勢現れ、『わたしがそれだ』とか、『時が近づいた』とか言うが、ついて行ってはならない。 9戦争とか暴動のことを聞いても、おびえてはならない。こういうことがまず起こるに決まっているが、世の終わりはすぐには来ないからである。」 10そして更に、言われた。「民は民に、国は国に敵対して立ち上がる。 11そして、大きな地震があり、方々に飢饉や疫病が起こり、恐ろしい現象や著しい徴が天に現れる。 12しかし、これらのことがすべて起こる前に、人々はあなたがたに手を下して迫害し、会堂や牢に引き渡し、わたしの名のために王や総督の前に引っ張って行く。 13それはあなたがたにとって証しをする機会となる。 14だから、前もって弁明の準備をするまいと、心に決めなさい。 15どんな反対者でも、対抗も反論もできないような言葉と知恵を、わたしがあなたがたに授けるからである。 16あなたがたは親、兄弟、親族、友人にまで裏切られる。中には殺される者もいる。 17また、わたしの名のために、あなたがたはすべての人に憎まれる。 18しかし、あなたがたの髪の毛の一本も決してなくならない。 19忍耐によって、あなたがたは命をかち取りなさい。」
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K.V. ルカ21:19
忍耐によって、あなたがたは命をかち取りなさい。
2022年11月20日 永遠の王キリスト(聖霊降臨後最終主日) (白/金/緑)
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第1朗読 エレミヤ23: 1~ 6 (旧1218)
第2朗読 コロサイ1:11~20 (新368)
福 音 書 ルカ23:33~43 (新158)
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Of. 46(詩篇46:2-12)
神はわたしたちの避けどころ、わたしたちの力、
苦難のときの変わらぬ助け。
わたしたちは決して恐れない。
地が姿を変え、山々が揺らいで海の中に移るとも。
海の水が騒ぎ、沸き返り、
その高ぶるさまに山々が震えても。
大河とその流れは、神の都に喜びを与える。
いと高き神のいます聖所に。
神はその中にいて、その都は揺るがない。
夜明けとともに、神は助けてくださる。
すべての民は騒ぎ、国々は揺らぐ。
神がみ声を出されると、地は溶け去る。
万軍の主はわたしたちと共にいます。
ヤコブの神はわたしたちの力。
主の成し遂げられたことを見よ。
主がこの地を圧倒される。
主が地の果てまで、戦いを断ち、
弓を砕き槍を折り、盾を焼き払われる。
「戦いを止めよ、知れ。わたしは神。
国々であがめられ、この地であがめられる神。」
万軍の主はわたしたちと共に、
ヤコブの神はわたしたちの力。
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Pr.
まことの命である神様。あなたはあなたに仕える自由と、尽きぬ喜びを私たちに与えてくださいます。あなたを崇め、たたえ、大いなる栄光に感謝します。たえずいつも私たちと共にいて、守り治め、この世を御心にかなう素晴らしい住まいとしてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 エレミヤ23: 1~ 6 (旧1218)
23: 1「災いだ、わたしの牧場の羊の群れを滅ぼし散らす牧者たちは」と主は言われる。 2それゆえ、イスラエルの神、主はわたしの民を牧する牧者たちについて、こう言われる。
「あなたたちは、わたしの羊の群れを散らし、追い払うばかりで、顧みることをしなかった。わたしはあなたたちの悪い行いを罰する」と主は言われる。
3「このわたしが、群れの残った羊を、追いやったあらゆる国々から集め、もとの牧場に帰らせる。群れは子を産み、数を増やす。 4彼らを牧する牧者をわたしは立てる。群れはもはや恐れることも、おびえることもなく、また迷い出ることもない」と主は言われる。
5見よ、このような日が来る、と主は言われる。
わたしはダビデのために正しい若枝を起こす。
王は治め、栄え
この国に正義と恵みの業を行う。
6彼の代にユダは救われ
イスラエルは安らかに住む。
彼の名は、「主は我らの救い」と呼ばれる。
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第2朗読 コロサイ1:11~20 (新368)
1: 11そして、神の栄光の力に従い、あらゆる力によって強められ、どんなことも根気強く耐え忍ぶように。喜びをもって、 12光の中にある聖なる者たちの相続分に、あなたがたがあずかれるようにしてくださった御父に感謝するように。 13御父は、わたしたちを闇の力から救い出して、その愛する御子の支配下に移してくださいました。 14わたしたちは、この御子によって、贖い、すなわち罪の赦しを得ているのです。 15御子は、見えない神の姿であり、すべてのものが造られる前に生まれた方です。 16天にあるものも地にあるものも、見えるものも見えないものも、王座も主権も、支配も権威も、万物は御子において造られたからです。つまり、万物は御子によって、御子のために造られました。 17御子はすべてのものよりも先におられ、すべてのものは御子によって支えられています。
18また、御子はその体である教会の頭です。御子は初めの者、死者の中から最初に生まれた方です。こうして、すべてのことにおいて第一の者となられたのです。 19神は、御心のままに、満ちあふれるものを余すところなく御子の内に宿らせ、 20その十字架の血によって平和を打ち立て、地にあるものであれ、天にあるものであれ、万物をただ御子によって、御自分と和解させられました。
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福音書 ルカ23:33~43 (新158)
23: 33「されこうべ」と呼ばれている所に来ると、そこで人々はイエスを十字架につけた。犯罪人も、一人は右に一人は左に、十字架につけた。 34〔そのとき、イエスは言われた。「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。」〕人々はくじを引いて、イエスの服を分け合った。 35民衆は立って見つめていた。議員たちも、あざ笑って言った。「他人を救ったのだ。もし神からのメシアで、選ばれた者なら、自分を救うがよい。」 36兵士たちもイエスに近寄り、酸いぶどう酒を突きつけながら侮辱して、 37言った。「お前がユダヤ人の王なら、自分を救ってみろ。」 38イエスの頭の上には、「これはユダヤ人の王」と書いた札も掲げてあった。
39十字架にかけられていた犯罪人の一人が、イエスをののしった。「お前はメシアではないか。自分自身と我々を救ってみろ。」 40すると、もう一人の方がたしなめた。「お前は神をも恐れないのか、同じ刑罰を受けているのに。 41我々は、自分のやったことの報いを受けているのだから、当然だ。しかし、この方は何も悪いことをしていない。」 42そして、「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください」と言った。 43するとイエスは、「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と言われた。
2022年11月27日 待降節第1主日
(青/紫)
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第1朗読 イザヤ2: 1~ 5 (旧1063)
第2朗読 ローマ13:11~14 (新293)
福 音 書 マタイ24:36~44 (新48)
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Of. 122(詩篇122:1-9)
主の家に行こう、と人々が言ったとき、
わたしはうれしかった。
エルサレムよ、
あなたの城門の中に、わたしたちの足は立っている。
エルサレム、都として建てられた町。
そこに、すべては結び合い、そこに、すべての部族、主の部族は上って来る。
主のみ名に感謝をささげるのはイスラエルの定め。
そこにこそ、裁きの王座が、ダビデの家の王座が据えられている。
エルサレムの平和を求めよう。
「あなたを愛する人々に平安があるように。
あなたの城壁のうちに平和があるように。
あなたの城壁のうちに平安があるように。」
わたしは言おう、わたしの兄弟、友のために。
「あなたのうちに平和があるように。」
わたしは願おう、わたしたちの神、主の家のために。
「あなたに幸いがあるように。」
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Pr.
主イエス・キリスト、御力を奮って来てください。迫り来る罪の危険から憐れみをもって守り、救いの道を照らしてください。父と聖霊とともに、あなたは永遠に唯一の主です。アーメン
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第1朗読 イザヤ2: 1~ 5 (旧1063)
2: 1アモツの子イザヤが、ユダとエルサレムについて幻に見たこと。
2終わりの日に
主の神殿の山は、山々の頭として堅く立ち
どの峰よりも高くそびえる。
国々はこぞって大河のようにそこに向かい
3多くの民が来て言う。
「主の山に登り、ヤコブの神の家に行こう。
主はわたしたちに道を示される。
わたしたちはその道を歩もう」と。
主の教えはシオンから
御言葉はエルサレムから出る。
4主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。
彼らは剣を打ち直して鋤とし
槍を打ち直して鎌とする。
国は国に向かって剣を上げず
もはや戦うことを学ばない。
5ヤコブの家よ、主の光の中を歩もう。
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第2朗読 ローマ13:11~14 (新293)
13: 11更に、あなたがたは今がどんな時であるかを知っています。あなたがたが眠りから覚めるべき時が既に来ています。今や、わたしたちが信仰に入ったころよりも、救いは近づいているからです。 12夜は更け、日は近づいた。だから、闇の行いを脱ぎ捨てて光の武具を身に着けましょう。
13日中を歩むように、品位をもって歩もうではありませんか。酒宴と酩酊、淫乱と好色、争いとねたみを捨て、 14主イエス・キリストを身にまといなさい。欲望を満足させようとして、肉に心を用いてはなりません。
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福音書 マタイ24:36~44 (新48)
24: 36「その日、その時は、だれも知らない。天使たちも子も知らない。ただ、父だけがご存じである。 37人の子が来るのは、ノアの時と同じだからである。 38洪水になる前は、ノアが箱舟に入るその日まで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていた。 39そして、洪水が襲って来て一人残らずさらうまで、何も気がつかなかった。人の子が来る場合も、このようである。 40そのとき、畑に二人の男がいれば、一人は連れて行かれ、もう一人は残される。 41二人の女が臼をひいていれば、一人は連れて行かれ、もう一人は残される。 42だから、目を覚ましていなさい。いつの日、自分の主が帰って来られるのか、あなたがたには分からないからである。 43このことをわきまえていなさい。家の主人は、泥棒が夜のいつごろやって来るかを知っていたら、目を覚ましていて、みすみす自分の家に押し入らせはしないだろう。 44だから、あなたがたも用意していなさい。人の子は思いがけない時に来るからである。」