2022年8月28日日曜日

説教メッセージ20220828

 聖書の言葉 ルカ14: 1,7~14 (新136)

14: 1安息日のことだった。イエスは食事のためにファリサイ派のある議員の家にお入りになったが、人々はイエスの様子をうかがっていた。

7イエスは、招待を受けた客が上席を選ぶ様子に気づいて、彼らにたとえを話された。 8「婚宴に招待されたら、上席に着いてはならない。あなたよりも身分の高い人が招かれており、 9あなたやその人を招いた人が来て、『この方に席を譲ってください』と言うかもしれない。そのとき、あなたは恥をかいて末席に着くことになる。 10招待を受けたら、むしろ末席に行って座りなさい。そうすると、あなたを招いた人が来て、『さあ、もっと上席に進んでください』と言うだろう。そのときは、同席の人みんなの前で面目を施すことになる。 11だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」 

12また、イエスは招いてくれた人にも言われた。「昼食や夕食の会を催すときには、友人も、兄弟も、親類も、近所の金持ちも呼んではならない。その人たちも、あなたを招いてお返しをするかも知れないからである。 13宴会を催すときには、むしろ、貧しい人、体の不自由な人、足の不自由な人、目の見えない人を招きなさい。 14そうすれば、その人たちはお返しができないから、あなたは幸いだ。正しい者たちが復活するとき、あなたは報われる。」。


説教「へりくだりのこころで」徳弘浩隆牧師

1.オンラインのZoomの会議でもどこに座るか?

今日の聖書の話は、食事に招かれたときにどの席に座るかというお話ですね。社会では、いろいろと、ルールがあり、それを守ったり、それ以上に気を使ったりと、大変なこともあります。

テーブルに奥と手前がはっきりとわかれば、「偉い」人が奥で、自分が手前側に座ればいいだろうと、わかりやすいのですが、むつかしいときもあります。

元警察官だった先輩牧師が面白いことを話してくれたことがあります。「車に乗るときは見晴らしがよいからといって前にお客さんを乗せるときがあるけれど、そこな助手席だから駄目で後ろに乗せます。警察の上官をお乗せするときは、後ろの一番奥が上席だと思ったら間違えで、真ん中に座ってもらいます。つまり、後ろの3人掛けの真ん中です。狭くて補助席のような扱いと思う人が多いですが、両脇からの事故や攻撃に備えまもるためなのです」という話でした。なるほど、と思わされます。

最近では会議をパソコンを使ってオンラインでするときもあります。6人くらいの会議で、自分や上司がどこに映るか気にする人も多いそうです。上司よりも上の偉そうなところに映ってしまうといけないと気にするし、上司も自分が下の方に映ると機嫌がよくないという事もあるとか。パソコンで会議画面に入った順番とか、その時しゃべっている人が上に大きく映るとか、そういう設定以外に、責任者を上に固定して映すような機能も後から追加したそうです。

今日のイエス様の教えは、どういう具合でしょうか? 

2.聖書

今日の聖書は、その安息日の食事の席です。そこから見えてくることをいくつか一緒に学びましょう。

先週から学んでいる通り、安息日には労働をしてはならないというのが決まりです。復習になりますが、彼らのカレンダーでは金曜日の日が暮れたら曜日が変わる、つまり安息日に変わります。夕暮れまでに食事の準備をして、明かりもともして、食事を始めます。安息日は、天地創造の教えや出エジプトの出来事も思い起こさせる厳粛な、そして家族や知り合いと食事をする楽しいときでもあったでしょう。

面白いことに、ユダヤ人は安息日にしばしばお客さんを招待したそうです。それは、安息日を一緒に祝いたいという気持ちももちろんでしょうが、もう一つ理由がありました。「今日は安息日なので、ごちそうが十分足りないかもしれませんが、新しく作ることができませんからゆるしてくださいね」とばかりに、弁解をしやすかったからだそうです。安息日でなければ、聖書のほかのところに出てくる祝宴のように、新しく子羊を屠って追加の料理もできるかもしれませんが、そうはいかないという訳です。

今日の聖書では、ファリサイ派のある議員の家に入られたイエス様です。招待を受けたお客さんたちが上席を選ぶ様子に気づかれて、たとえ話を話したというのが今日のお話の内容でした。

イエス様は、「上席についてはならない」といわれました。あとからもっと身分の高い人が来て、席の変更を皆の前で言われてしまったら面目をつぶすことになるから、という事でした。むしろ、末席に座っていて、より良い席がありますからどうぞあちらにと席の変更を言われたほうが面目を施すことになる、というのです。

そして「だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる」と締めくくられました。これは聖書に昔から戒められていたことで、「驕る者は低くされ、心の低い人は誉れを受ける」(箴言29:23)という教えに通じます。

3.振り返り

今日学ぶことは何でしょうか?私たちも自分を振り返りましょう。

ある人はためらいもせず、自分こそ偉いとばかりに、上席を選ぼうとしたでしょう。あるいは互いの身なりや年齢、宗教的、社会的立場を観察して、自分の序列を頭の中で忙しく計算しながら上席のほうを選ぼうとしたかもしれません。

国によっては、年齢によってどちらが年長かという事で、相手の呼びかたや動詞の変化も変えなければならない言葉もあるそうですね。日本も、年齢や上司や部下という事をまず考え、話し方を変えるということが一般的かもしれません。反対に年齢は関係なくて基本的に皆友達のようにフレンドリーに話すというのが一般的な国や言葉もあります。ラテンの国はお客さんとお店の人も冗談を言い合って友達のようにおしゃべりをし、日本に帰ると堅苦しくていやだなと感じることもあります。それが、日本の人はフレンドリーじゃなくて冷たいと最初思った、という外国人の驚きや最初なじめなかったという経験にもなります。どちらが良いという事ではなくて、そんな違いや文化を互いに尊重し仲良くするのが一番と思います。

さて、イエス様の教の教えは、そんな私たちに対する普遍的なマナーを教えるマナー講座や道徳の授業だったのでしょうか?へりくだった心で生活しなさいと? そうではありません。それは、その続きを読み飛ばさないで、またより深く考えることで聞こえてきます。

イエス様は、その食事の場にいない人のことを話題にされたからです。「友人も兄弟も親族も、近くの金持ちも呼んではならない。むしろ、貧しい人や困っている人を招きなさい」といわれたのです。

これをこのままのマナー講座や道徳の授業と聞くなら、親戚での食事会ができなくなります。イエス様が言われたかったのは、食事の席でどの席を選ぼうかと気をもむ私たちに、二つのことを告げるように聞こえます。

1)ひとつは、食事の主催者は神様であること。神様に招かれたのだという事を知るべしと教えます。食事の席は、神様に赦され救われた救いの祝宴を意味するからです。

罪深い、資格がない自分が呼ばれたという事をおもい、自分の努力や財力で救いを得るのではないという事を思わねばなりません。

2)そして、その場にいたらどの席を選ぶかと迷うだろうと今日の話を聞いて考えている私たちに、次のことを告げます。あなたはそこに呼ばれていない側の人間かもしれないと。つまり、正しい神様の目から見たり、もっととる価値のないような、罪深い人だったのかもしれない、という事を。困っている人を食事に招きなさいというのは、文字通り施しの勧めでもあるでしょうが、それ以上の意味があったのです。

4.勧め

さてどうしましょう。どうしたら、救われるのでしょうか?自分は救いから漏れて、その場に呼ばれないかもしれないと、恐れ悩むかもしれません。または、そんな人生を今まで私たちは生きてきたかもしれません。しかし、悩む必要はありません。

なぜなら、イエス様がそんな人たちを招きなさいと言われ、ご自分が命を差し出すことによって、その十字架の犠牲によって、そんな私をその食事の席に招いてくださったのだという、イエス様の生きざまを知っているからです。イエス様は、ルカの夜福音書では、十字架への道を覚悟し、その時を知り、今弟子たちを連れてエルサレムに向かっている旅の途上です。そんな中で語られたお話をしっかりと、心にきざみ、私たちも信仰の旅を続けましょう。

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おなじ「平和」を願って 

 戦争が始まって半年、また、ウクライナの旧ソ連からの独立記念日という事で、先週は「ひまわり」という映画を見ました。 ロシアの軍事侵攻開始直後から話題になっていましたので、気になっていましたが、ようやく見る機会を得ました。

 往年の有名なスターたちや有名な音楽家の曲、なにもかも不思議な「なつかしさ」を感じました。そしてイタリア合作映画なのでイタリア人女性の奔放な姿やアメリカ映画にない哀愁も感じます。スペイン語やポルトガル語に似ているのでイタリア語で時々意味が分かると個人的にはうれしくもなり、親しみも倍増でした。そういえば、私が18歳で大阪の外国語大学に行きスペイン語をかじっていたとき、同じアパートの同期の学生はイタリア語専攻でよく話しました。いろんなことも思い出しました。

 この映画については、何度もメディアで取り上げられていた通り、旧ソ連の発表ではロケ地がウクライナではなくてモスクワ近郊だったとか、たくさんのイタリア人を含む戦死者の眠っていることを隠そうとしたとか、いろいろなことも言われます。

 ひまわりはウクライナの国花、青い空と黄色の花の咲き誇った大地が国旗のデザインにもなっているとも。しかしなんと、そのひまわりは、ロシアの国花の一つでもあるそうです。同じ花を見て、美しいと感じ、それの咲き広がる大地を、平和を願う心は同じはずです。本当の愛と平和が来ますように。平和を願い、私たちにできることをしましょう。


2022年8月25日木曜日

いのりのこよみ202209

 

日本福音ルーテル教会  東海教区宣教部

 

祈りのこよみ 2022年9月の祈り

 

浜名教会を覚えて

  渡邉 克博 牧師

年間主題「愛の交わりが生み出す伝道」

主題聖句「互いに愛し合いなさい。」(ヨハネ13:34より)

9月4日

◆キリストの愛を賜り、さらに愛し合う群れになれますように。

◆説教応援をしてくださる川口牧師の働きを祝してください。

◆教会の若者たちの信仰を育んでください。

◆「こどもひろば」の子どもたちが元気に安全に過ごせますように。

みのり教会を覚えて

  野口 勝彦 牧師

年間主題「元気を出しなさい」

年間聖句「皆さん、元気を出しなさい。わたしは神を信じています。わたしに告げられたことは、そのとおりになります。」(使徒27:25)

9月11日

◆コロナ感染が一日も早く、終息し、誰もが、安心して、礼拝を守ることができますように。

◆神さまの愛に満ちた、祈りに満ちた教会になりますように。

◆神さまの恵みに感謝し、元気が出る教会になりますように。

岡崎教会を覚えて

  野口 勝彦 牧師

 

年間主題「み言葉の光」

主題聖句「あなたがたは地の塩である。あなたがたは世の光である。」(マタイ5:13,14)

9月18日

◆コロナ感染が一日も早く、終息し、誰もが、安心して、礼拝を守ることができますように。

◆ひとり一人が神さまの恵みに満たされ、感謝できますように。

1023日の宣教70周年記念礼拝に神さまの祝福がありますように。

刈谷教会を覚えて

  室原 康志 牧師

年間主題「自力を確かめる」

主題聖句「惜しんでわずかしか種を蒔かない者は、刈り入れもわずかで、惜しまず豊かに蒔く人は、刈り入れも豊かなのです。」(2コリント9:6)

9月25日

◆与えられた恵みを、個々に応じて活用できますように。

◆それぞれに与えられた福音を、

宣べ伝えられますように。

◆日々の生活において、キリストを証しできますように。


 

2022年8月24日水曜日

週報データ 202209

 

20229

202294日 聖霊降臨後第13主日 (緑)

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1朗読 申命記30:1520 (329)

2朗読 フィレモン1: 121 (399)

福 音 書 ルカ14:2533 (137)

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Of. 1(詩篇1:1-6

いかに(さいわ)いなことか。(かみ)(さか)らう(もの)(はか)らいに(したが)って(あゆ)まず、(つみ)ある(もの)(みち)にとどまらず、

  (ごう)(まん)(もの)(とも)座らず(すわ)(しゅ)教え(おし)喜び(よろこ)(しゅ)教え(おし)(ひる)(よる)口ずさむ(くち)(ひと)

その(ひと)(なが)れのほとりに()えられた()。ときが(めぐ)()れば()(むす)び、()もしおれることがない。

  その(ひと)のすることはすべて、(はん)(えい)をもたらす。

(かみ)(さか)らう(もの)はそうではない。(かれ)(かぜ)()()ばされるもみ(がら)

  (かみ)(さか)らう(もの)(さば)きに()えず、(つみ)ある(もの)(かみ)(したが)(ひと)(つど)いに()えない。

(かみ)(したが)(ひと)(みち)(しゅ)()っていてくださる。

  (かみ)(さか)らう(もの)(みち)(ほろ)びに(いた)る。

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Pr.

(しゅ)なる(かみ)(さま)(わたし)たちが(おこな)うすべてを(たす)(みちび)いてください。(わたし)たちの(わざ)がすべて、あなたのうちに(はじ)まり、(つづ)けられ、()えることができ、そのすべてにおいて(せい)なる()()をあがめ、(えい)(えん)(いのち)(いた)ことができるようにしてください。(すく)(ぬし)(しゅ)イエス・キリストによって(いの)ます。

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1朗読 申命記30:1520 (329)

30: 15見よ、わたしは今日、命と幸い、死と災いをあなたの前に置く。 16わたしが今日命じるとおり、あなたの神、主を愛し、その道に従って歩み、その戒めと掟と法を守るならば、あなたは命を得、かつ増える。あなたの神、主は、あなたが入って行って得る土地で、あなたを祝福される。 17もしあなたが心変わりして聞き従わず、惑わされて他の神々にひれ伏し仕えるならば、 18わたしは今日、あなたたちに宣言する。あなたたちは必ず滅びる。ヨルダン川を渡り、入って行って得る土地で、長く生きることはない。 19わたしは今日、天と地をあなたたちに対する証人として呼び出し、生と死、祝福と呪いをあなたの前に置く。あなたは命を選び、あなたもあなたの子孫も命を得るようにし、 20あなたの神、主を愛し、御声を聞き、主につき従いなさい。それが、まさしくあなたの命であり、あなたは長く生きて、主があなたの先祖アブラハム、イサク、ヤコブに与えると誓われた土地に住むことができる。

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2朗読  フィレモン1: 121 (399)

1: 1キリスト・イエスの囚人パウロと兄弟テモテから、わたしたちの愛する協力者フィレモン、 2姉妹アフィア、わたしたちの戦友アルキポ、ならびにあなたの家にある教会へ。 3わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。

4わたしは、祈りの度に、あなたのことを思い起こして、いつもわたしの神に感謝しています。 5というのは、主イエスに対するあなたの信仰と、聖なる者たち一同に対するあなたの愛とについて聞いているからです。 6わたしたちの間でキリストのためになされているすべての善いことを、あなたが知り、あなたの信仰の交わりが活発になるようにと祈っています。 7兄弟よ、わたしはあなたの愛から大きな喜びと慰めを得ました。聖なる者たちの心があなたのお陰で元気づけられたからです。

8それで、わたしは、あなたのなすべきことを、キリストの名によって遠慮なく命じてもよいのですが、 9むしろ愛に訴えてお願いします、年老いて、今はまた、キリスト・イエスの囚人となっている、このパウロが。 10監禁中にもうけたわたしの子オネシモのことで、頼みがあるのです。 11彼は、以前はあなたにとって役に立たない者でしたが、今は、あなたにもわたしにも役立つ者となっています。 12わたしの心であるオネシモを、あなたのもとに送り帰します。 13本当は、わたしのもとに引き止めて、福音のゆえに監禁されている間、あなたの代わりに仕えてもらってもよいと思ったのですが、 14あなたの承諾なしには何もしたくありません。それは、あなたのせっかくの善い行いが、強いられたかたちでなく、自発的になされるようにと思うからです。 15恐らく彼がしばらくあなたのもとから引き離されていたのは、あなたが彼をいつまでも自分のもとに置くためであったかもしれません。 16その場合、もはや奴隷としてではなく、奴隷以上の者、つまり愛する兄弟としてです。オネシモは特にわたしにとってそうですが、あなたにとってはなおさらのこと、一人の人間としても、主を信じる者としても、愛する兄弟であるはずです。

17だから、わたしを仲間と見なしてくれるのでしたら、オネシモをわたしと思って迎え入れてください。 18彼があなたに何か損害を与えたり、負債を負ったりしていたら、それはわたしの借りにしておいてください。 19わたしパウロが自筆で書いています。わたしが自分で支払いましょう。あなたがあなた自身を、わたしに負うていることは、よいとしましょう。 20そうです。兄弟よ、主によって、あなたから喜ばせてもらいたい。キリストによって、わたしの心を元気づけてください。

21あなたが聞き入れてくれると信じて、この手紙を書いています。わたしが言う以上のことさえもしてくれるでしょう。 22ついでに、わたしのため宿泊の用意を頼みます。あなたがたの祈りによって、そちらに行かせていただけるように希望しているからです。

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福音書  ルカ14:2533 (137)

14: 25大勢の群衆が一緒について来たが、イエスは振り向いて言われた。 26「もし、だれかがわたしのもとに来るとしても、父、母、妻、子供、兄弟、姉妹を、更に自分の命であろうとも、これを憎まないなら、わたしの弟子ではありえない。 27自分の十字架を背負ってついて来る者でなければ、だれであれ、わたしの弟子ではありえない。 28あなたがたのうち、塔を建てようとするとき、造り上げるのに十分な費用があるかどうか、まず腰をすえて計算しない者がいるだろうか。 29そうしないと、土台を築いただけで完成できず、見ていた人々は皆あざけって、 30『あの人は建て始めたが、完成することはできなかった』と言うだろう。 31また、どんな王でも、ほかの王と戦いに行こうとするときは、二万の兵を率いて進軍して来る敵を、自分の一万の兵で迎え撃つことができるかどうか、まず腰をすえて考えてみないだろうか。 32もしできないと分かれば、敵がまだ遠方にいる間に使節を送って、和を求めるだろう。 33だから、同じように、自分の持ち物を一切捨てないならば、あなたがたのだれ一人としてわたしの弟子ではありえない。」

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K.V. ルカ14:27

自分の十字架を背負ってついて来る者でなければ、だれであれ、わたしの弟子ではありえない。

 

 

 

 

2022911日 聖霊降臨後第14主日 (緑)

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1朗読 出エジプト32: 714 (147)

2朗読 1テモテ1:1217 (384)

福 音 書 ルカ15: 110 (138)

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Of. 51(詩篇51:3-12

(かみ)よ、わたしを(あわ)れんでください、(おん)(いつく)しみをもって。

  (ふか)(おん)(あわ)れみをもって、(そむ)きの(つみ)をぬぐってください。

わたしの(とが)をことごとく(あら)い、

(つみ)から(きよ)めてください。

(かみ)よ、あなたに(そむ)いたことをわたしは()っています。

わたしの(つみ)(つね)にわたしの(まえ)()かれています。

(かみ)よ、あなたに、あなたにのみわたしは(つみ)(おか)し、(おん)()(あく)()()られることをしました。

  あなたの()われることは(ただ)しく、あなたの(さば)きに(あやま)りはありません。

わたしは(とが)のうちに()()とされ、

  (はは)がわたしを()ごもったときも、わたしは(つみ)のうちにあったのです。

あなたは()()ではなくまことを(のぞ)

  ()(じゅつ)(はい)して()()(さと)らせてくださいます。

ヒソプの(えだ)でわたしの(つみ)(はら)ってください、わたしが(きよ)くなるように。

わたしを(あら)ってください、(ゆき)よりも(しろ)くなるように。

(よろこ)(いわ)(こえ)()かせてください、あなたによって(くだ)かれたこの(ほね)(よろこ)(おど)るように。

わたしの(つみ)にみ(かお)()けず、(とが)をことごとくぬぐってください。

(かみ)よ、わたしの(うち)(きよ)(こころ)(そう)(ぞう)し、

  ()るがぬ(れい)をわたしの(うち)(あたら)しくしてください。

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Pr.

(いつく)しみと(あわ)れみに(あふ)れる(かみ)(さま)、あなたは(まよ)(もの)()(もど)してくださいます。あなたに(そむ)くすべてを退(しりぞ)け、(いのち)をはぐくむすべてに(したが)ことができるように、あなたの(たみ)(あい)のうちに(まも)ってください。(すく)(ぬし)(しゅ)イエス・キリストによって(いの)ます。

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1朗読 出エジプト32: 714 (147)

32: 7主はモーセに仰せになった。「直ちに下山せよ。あなたがエジプトの国から導き上った民は堕落し、 8早くもわたしが命じた道からそれて、若い雄牛の鋳像を造り、それにひれ伏し、いけにえをささげて、『イスラエルよ、これこそあなたをエジプトの国から導き上った神々だ』と叫んでいる。」 9主は更に、モーセに言われた。「わたしはこの民を見てきたが、実にかたくなな民である。 10今は、わたしを引き止めるな。わたしの怒りは彼らに対して燃え上がっている。わたしは彼らを滅ぼし尽くし、あなたを大いなる民とする。」 11モーセは主なる神をなだめて言った。「主よ、どうして御自分の民に向かって怒りを燃やされるのですか。あなたが大いなる御力と強い御手をもってエジプトの国から導き出された民ではありませんか。 12どうしてエジプト人に、『あの神は、悪意をもって彼らを山で殺し、地上から滅ぼし尽くすために導き出した』と言わせてよいでしょうか。どうか、燃える怒りをやめ、御自分の民にくだす災いを思い直してください。 13どうか、あなたの僕であるアブラハム、イサク、イスラエルを思い起こしてください。あなたは彼らに自ら誓って、『わたしはあなたたちの子孫を天の星のように増やし、わたしが与えると約束したこの土地をことごとくあなたたちの子孫に授け、永久にそれを継がせる』と言われたではありませんか。」 14主は御自身の民にくだす、と告げられた災いを思い直された。

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2朗読  1テモテ1:1217 (384)

1: 12わたしを強くしてくださった、わたしたちの主キリスト・イエスに感謝しています。この方が、わたしを忠実な者と見なして務めに就かせてくださったからです。 13以前、わたしは神を冒瀆する者、迫害する者、暴力を振るう者でした。しかし、信じていないとき知らずに行ったことなので、憐れみを受けました。 14そして、わたしたちの主の恵みが、キリスト・イエスによる信仰と愛と共に、あふれるほど与えられました。 15「キリスト・イエスは、罪人を救うために世に来られた」という言葉は真実であり、そのまま受け入れるに値します。わたしは、その罪人の中で最たる者です。 16しかし、わたしが憐れみを受けたのは、キリスト・イエスがまずそのわたしに限りない忍耐をお示しになり、わたしがこの方を信じて永遠の命を得ようとしている人々の手本となるためでした。 17永遠の王、不滅で目に見えない唯一の神に、誉れと栄光が世々限りなくありますように、アーメン。

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福音書  ルカ15: 110 (138)

15: 1徴税人や罪人が皆、話を聞こうとしてイエスに近寄って来た。 2すると、ファリサイ派の人々や律法学者たちは、「この人は罪人たちを迎えて、食事まで一緒にしている」と不平を言いだした。 3そこで、イエスは次のたとえを話された。 4「あなたがたの中に、百匹の羊を持っている人がいて、その一匹を見失ったとすれば、九十九匹を野原に残して、見失った一匹を見つけ出すまで捜し回らないだろうか。 5そして、見つけたら、喜んでその羊を担いで、 6家に帰り、友達や近所の人々を呼び集めて、『見失った羊を見つけたので、一緒に喜んでください』と言うであろう。 7言っておくが、このように、悔い改める一人の罪人については、悔い改める必要のない九十九人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある。」

8「あるいは、ドラクメ銀貨を十枚持っている女がいて、その一枚を無くしたとすれば、ともし火をつけ、家を掃き、見つけるまで念を入れて捜さないだろうか。 9そして、見つけたら、友達や近所の女たちを呼び集めて、『無くした銀貨を見つけましたから、一緒に喜んでください』と言うであろう。 10言っておくが、このように、一人の罪人が悔い改めれば、神の天使たちの間に喜びがある。」

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K.V. ルカ15:7

言っておくが、このように、悔い改める一人の罪人については、悔い改める必要のない九十九人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある。」

 

 

 

 

2022918日 聖霊降臨後第15主日 (緑)

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1朗読 アモス8: 47 (1439)

2朗読 1テモテ2: 17 (385)

福 音 書 ルカ16: 113 (140)

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Of. 113(詩篇113:1-9

ハレルヤ。(しゅ)(しもべ)らよ、(しゅ)(さん)()せよ。

    (しゅ)のみ()(さん)()せよ。

(しゅ)のみ()がたたえられるように、

    (いま)よりとこしえに。

()(のぼ)るところか()(しず)むところまで、

    (しゅ)のみ()(さん)()されるように。

(しゅ)はすべての(くに)()えて(たか)くいまし、

    (しゅ)(えい)(こう)(てん)()えて(かがや)く。

わたしたちの(かみ)(しゅ)(なら)ぶものがあろうか。

    (しゅ)はみ()(たか)()き、なお、(ひく)(くだ)って(てん)()をご(らん)になる。

(しゅ)は、(よわ)(もの)(ちり)(なか)から()こし、(とぼ)しい(もの)(あくた)(なか)から(たか)()げ、

    ()(ゆう)(ひと)(びと)(れつ)に、(たみ)()(ゆう)(ひと)(びと)(れつ)(かえ)してくださる。

()のない(おんな)(いえ)(かえ)し、

    ()()(はは)(よろこ)びを(あた)えてくださる。ハレルヤ。

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Pr.

(わたし)たちの(あいだ)におられる(かみ)(さま)(わたし)たちは(たが)いに(あい)()ように、()()のもとに(つど)ます。(あく)(みち)から(とお)ざけ(わたし)たちの(おも)いをあなたの()()()()()(かがや)(めぐ)みに(こころ)()けることができますように。(すく)(ぬし)(しゅ)イエス・キリストによって(いの)ます。

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1朗読 アモス8: 47 (1439)

8: 4このことを聞け。

貧しい者を踏みつけ

苦しむ農民を押さえつける者たちよ。

5お前たちは言う。「新月祭はいつ終わるのか、穀物を売りたいものだ。安息日はいつ終わるのか、麦を売り尽くしたいものだ。エファ升は小さくし、分銅は重くし、偽りの天秤を使ってごまかそう。 6弱い者を金で、貧しい者を靴一足の値で買い取ろう。また、くず麦を売ろう。」

7主はヤコブの誇りにかけて誓われる。

「わたしは、彼らが行ったすべてのことを

いつまでも忘れない。」

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2朗読  1テモテ2: 17 (385)

2: 1そこで、まず第一に勧めます。願いと祈りと執り成しと感謝とをすべての人々のためにささげなさい。 2王たちやすべての高官のためにもささげなさい。わたしたちが常に信心と品位を保ち、平穏で落ち着いた生活を送るためです。 3これは、わたしたちの救い主である神の御前に良いことであり、喜ばれることです。 4神は、すべての人々が救われて真理を知るようになることを望んでおられます。 5神は唯一であり、神と人との間の仲介者も、人であるキリスト・イエスただおひとりなのです。 6この方はすべての人の贖いとして御自身を献げられました。これは定められた時になされた証しです。 7わたしは、その証しのために宣教者また使徒として、すなわち異邦人に信仰と真理を説く教師として任命されたのです。わたしは真実を語っており、偽りは言っていません。

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福音書  ルカ16: 113 (140)

16: 1イエスは、弟子たちにも次のように言われた。「ある金持ちに一人の管理人がいた。この男が主人の財産を無駄遣いしていると、告げ口をする者があった。 2そこで、主人は彼を呼びつけて言った。『お前について聞いていることがあるが、どうなのか。会計の報告を出しなさい。もう管理を任せておくわけにはいかない。』 3管理人は考えた。『どうしようか。主人はわたしから管理の仕事を取り上げようとしている。土を掘る力もないし、物乞いをするのも恥ずかしい。 4そうだ。こうしよう。管理の仕事をやめさせられても、自分を家に迎えてくれるような者たちを作ればいいのだ。』 5そこで、管理人は主人に借りのある者を一人一人呼んで、まず最初の人に、『わたしの主人にいくら借りがあるのか』と言った。 6『油百バトス』と言うと、管理人は言った。『これがあなたの証文だ。急いで、腰を掛けて、五十バトスと書き直しなさい。』 7また別の人には、『あなたは、いくら借りがあるのか』と言った。『小麦百コロス』と言うと、管理人は言った。『これがあなたの証文だ。八十コロスと書き直しなさい。』 8主人は、この不正な管理人の抜け目のないやり方をほめた。この世の子らは、自分の仲間に対して、光の子らよりも賢くふるまっている。 9そこで、わたしは言っておくが、不正にまみれた富で友達を作りなさい。そうしておけば、金がなくなったとき、あなたがたは永遠の住まいに迎え入れてもらえる。 10ごく小さな事に忠実な者は、大きな事にも忠実である。ごく小さな事に不忠実な者は、大きな事にも不忠実である。 11だから、不正にまみれた富について忠実でなければ、だれがあなたがたに本当に価値あるものを任せるだろうか。 12また、他人のものについて忠実でなければ、だれがあなたがたのものを与えてくれるだろうか。 13どんな召し使いも二人の主人に仕えることはできない。一方を憎んで他方を愛するか、一方に親しんで他方を軽んじるか、どちらかである。あなたがたは、神と富とに仕えることはできない。」

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K.V. ルカ16:13

どんな召し使いも二人の主人に仕えることはできない。一方を憎んで他方を愛するか、一方に親しんで他方を軽んじるか、どちらかである。あなたがたは、神と富とに仕えることはできない。」

 

 

 

 

2022925日 聖霊降臨後第16主日 (緑)

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1朗読 アモス6: 1,47 (1436)

2朗読 1テモテ6: 619 (389)

福 音 書 ルカ16:1931 (141)

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Of. 146(詩篇146:1-10

ハレルヤ。わたしの(たましい)よ、(しゅ)(さん)()せよ。

    (いのち)ある(かぎ)り、わたしは(しゅ)(さん)()し、(なが)らえる(かぎ)り、わたしの(かみ)にほめ(うた)をうたおう。

(けん)(りょく)(しゃ)()(たの)んではならない。

    (にん)(げん)には(すく)(ちから)はない。

(れい)(にん)(げん)()れば、(にん)(げん)()(ぶん)(ぞく)する(つち)(かえ)り、

    その()(かれ)(おも)いも(ほろ)びる。

いかに(さいわ)いなことか、ヤコブの(かみ)(たす)けと(たの)み、(しゅ)なる(かみ)()(のぞ)(ひと)

    (てん)()(つく)り、(うみ)とその(なか)にあるすべてのものを(つく)られた(かみ)()(のぞ)(ひと)

とこしえにまことを(まも)られる(しゅ)は、(しいた)げられている(ひと)のために(さば)きをし、

    (しゅ)()えている(ひと)にパンをお(あた)えになり、(とら)われ(びと)()(はな)つ。

(しゅ)()えない(ひと)()(ひら)き、

    (しゅ)はうずくまっている(ひと)()こし、(したが)(ひと)(あい)される。

(しゅ)()(りゅう)(たみ)(まも)り、みなし()とやもめを(はげ)まされる。

    しかし(しゅ)は、(さか)らう(もの)(みち)をくつがえされる。

(しゅ)はとこしえに(おう)。ハレルヤ。

    シオンよ、あなたの(かみ)()()(おう)。ハレルヤ。

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Pr.

(あわ)れみ(ふか)(かみ)(さま)。あなたは(なや)めるこの()(あわ)れんでくださいます。(わたし)たちを(めぐ)みで(やしな)、あなただけが()っている(たから)(もの)(あた)えてください。(すく)(ぬし)(しゅ)イエス・キリストによって(いの)ます。

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1朗読 アモス6: 1,47 (1436)

6: 1災いだ、シオンに安住し

サマリアの山で安逸をむさぼる者らは。

諸国民の頭である国に君臨し

イスラエルの家は彼らに従っている。

 

6: 4お前たちは象牙の寝台に横たわり

長いすに寝そべり

羊の群れから小羊を取り

牛舎から子牛を取って宴を開き

5竪琴の音に合わせて歌に興じ

ダビデのように楽器を考え出す。

6大杯でぶどう酒を飲み

最高の香油を身に注ぐ。

しかし、ヨセフの破滅に心を痛めることがない。

7それゆえ、今や彼らは捕囚の列の先頭を行き

寝そべって酒宴を楽しむことはなくなる。

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2朗読  1テモテ6: 619 (389)

6: 6もっとも、信心は、満ち足りることを知る者には、大きな利得の道です。 7なぜならば、わたしたちは、何も持たずに世に生まれ、世を去るときは何も持って行くことができないからです。 8食べる物と着る物があれば、わたしたちはそれで満足すべきです。 9金持ちになろうとする者は、誘惑、罠、無分別で有害なさまざまの欲望に陥ります。その欲望が、人を滅亡と破滅に陥れます。 10金銭の欲は、すべての悪の根です。金銭を追い求めるうちに信仰から迷い出て、さまざまのひどい苦しみで突き刺された者もいます。

11しかし、神の人よ、あなたはこれらのことを避けなさい。正義、信心、信仰、愛、忍耐、柔和を追い求めなさい。 12信仰の戦いを立派に戦い抜き、永遠の命を手に入れなさい。命を得るために、あなたは神から召され、多くの証人の前で立派に信仰を表明したのです。 13万物に命をお与えになる神の御前で、そして、ポンティオ・ピラトの面前で立派な宣言によって証しをなさったキリスト・イエスの御前で、あなたに命じます。 14わたしたちの主イエス・キリストが再び来られるときまで、おちどなく、非難されないように、この掟を守りなさい。 15神は、定められた時にキリストを現してくださいます。神は、祝福に満ちた唯一の主権者、王の王、主の主、 16唯一の不死の存在、近寄り難い光の中に住まわれる方、だれ一人見たことがなく、見ることのできない方です。この神に誉れと永遠の支配がありますように、アーメン。

17この世で富んでいる人々に命じなさい。高慢にならず、不確かな富に望みを置くのではなく、わたしたちにすべてのものを豊かに与えて楽しませてくださる神に望みを置くように。 18善を行い、良い行いに富み、物惜しみをせず、喜んで分け与えるように。 19真の命を得るために、未来に備えて自分のために堅固な基礎を築くようにと。

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福音書  ルカ16:1931 (141)

16: 19「ある金持ちがいた。いつも紫の衣や柔らかい麻布を着て、毎日ぜいたくに遊び暮らしていた。 20この金持ちの門前に、ラザロというできものだらけの貧しい人が横たわり、 21その食卓から落ちる物で腹を満たしたいものだと思っていた。犬もやって来ては、そのできものをなめた。 22やがて、この貧しい人は死んで、天使たちによって宴席にいるアブラハムのすぐそばに連れて行かれた。金持ちも死んで葬られた。 23そして、金持ちは陰府でさいなまれながら目を上げると、宴席でアブラハムとそのすぐそばにいるラザロとが、はるかかなたに見えた。 24そこで、大声で言った。『父アブラハムよ、わたしを憐れんでください。ラザロをよこして、指先を水に浸し、わたしの舌を冷やさせてください。わたしはこの炎の中でもだえ苦しんでいます。』 25しかし、アブラハムは言った。『子よ、思い出してみるがよい。お前は生きている間に良いものをもらっていたが、ラザロは反対に悪いものをもらっていた。今は、ここで彼は慰められ、お前はもだえ苦しむのだ。 26そればかりか、わたしたちとお前たちの間には大きな淵があって、ここからお前たちの方へ渡ろうとしてもできないし、そこからわたしたちの方に越えて来ることもできない。』 27金持ちは言った。『父よ、ではお願いです。わたしの父親の家にラザロを遣わしてください。 28わたしには兄弟が五人います。あの者たちまで、こんな苦しい場所に来ることのないように、よく言い聞かせてください。』 29しかし、アブラハムは言った。『お前の兄弟たちにはモーセと預言者がいる。彼らに耳を傾けるがよい。』 30金持ちは言った。『いいえ、父アブラハムよ、もし、死んだ者の中からだれかが兄弟のところに行ってやれば、悔い改めるでしょう。』 31アブラハムは言った。『もし、モーセと預言者に耳を傾けないのなら、たとえ死者の中から生き返る者があっても、その言うことを聞き入れはしないだろう。』」

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K.V. ルカ16:31

アブラハムは言った。『もし、モーセと預言者に耳を傾けないのなら、たとえ死者の中から生き返る者があっても、その言うことを聞き入れはしないだろう。』」