2022年7月31日日曜日

説教メッセージ 20220731

聖書の言葉 ルカ12:13~21 (新131)

12: 13群衆の一人が言った。「先生、わたしにも遺産を分けてくれるように兄弟に言ってください。」 14イエスはその人に言われた。「だれがわたしを、あなたがたの裁判官や調停人に任命したのか。」 15そして、一同に言われた。「どんな貪欲にも注意を払い、用心しなさい。有り余るほど物を持っていても、人の命は財産によってどうすることもできないからである。」 16それから、イエスはたとえを話された。「ある金持ちの畑が豊作だった。 17金持ちは、『どうしよう。作物をしまっておく場所がない』と思い巡らしたが、 18やがて言った。『こうしよう。倉を壊して、もっと大きいのを建て、そこに穀物や財産をみなしまい、 19こう自分に言ってやるのだ。「さあ、これから先何年も生きて行くだけの蓄えができたぞ。ひと休みして、食べたり飲んだりして楽しめ」と。』 20しかし神は、『愚かな者よ、今夜、お前の命は取り上げられる。お前が用意した物は、いったいだれのものになるのか』と言われた。 21自分のために富を積んでも、神の前に豊かにならない者はこのとおりだ。」


説教「本当の豊かさ、財産か神の前にか」徳弘牧師

1.蝉の声で目が覚めて

週に何度かは高蔵寺教会の牧師館で寝泊まりをして、集会の準備や牧師館の修理などをしていますが、この時期、近隣の大木から響いてくる蝉の声で目が覚めます。「今日も暑いぞー」と言わんばかりに、たたき起こされるという感じで、夏を感じます。

そしてその蝉の声を聞きながら思い出すのが、「アリとキリギリス」の物語です。アリとキリギリスは有名なイソップの寓話ですが、「蝉は出てこないのにどうして?」と思われるかもしれません。実は、「アリとキリギリス」の物語は、オリジナルのイソップ寓話集では「キリギリス」ではなくて「蝉」だったという話をブラジルで聞いて驚いたのを覚えているからです。紀元前6世紀の歴史家ヘロドトスの書物に紹介されているアイソーポスという人の寓話集が現在のイソップ寓話集として伝えられてきたもので、メソポタミヤや小アジアの民話も含まれているそうです。そして、このアリとキリギリスはアリとセミだったけれど、蝉は熱帯・亜熱帯、そしてギリシャにはいたのですが、ヨーロッパ北部に伝えられる際になじみがない生き物なので、キリギリスに置き換えて翻訳し、それが世界や日本にも広がっているそうです。実際英語の国では「ありとバッタ」ですが、ブラジルでは「アリとセミ」だったので驚いたのを覚えています。

さて、雑学はそのくらいにして、この寓話が教えるのは、「夏の間せっせと働いて食料を蓄えていたアリと、歌ってばかりいたセミの生き方の対比」でした。もともとは「セミが冬に食べ物が無くてアリに分けてくれるよう頼むのですが、断れられて死んでしまう」というちょっと残酷なものでした。それが伝えられる中で改変されて、もっと憐みの心をもってアリが食べ物を分けてあげたとか、キリギリス(セミ)がお礼に演奏をしたとか、そういう話もあるという事です。

今日の聖書は、やはり、食糧を備蓄した人の話ですが、その人の生き方は、神様の目から見てどうだったのでしょうか?聖書に聞いていきましょう。

2.聖書

今日の聖書の話は、群衆の一人から遺産分けのトラブルを解決してもらおうと、イエス様にお願いに来た人への答えから話が発展して、この世の財産に執着する生き方をする私たちへのイエス様のたとえ話での教えです。

まずイエス様は、神様の話ではなくて、遺産分けのトラブルの仲裁を頼まれたことに驚き、あきれられるのですが、実はユダヤ教の教師にはこの世の問題の調停も仕事の一つでしたから、イエス様がそのように人々に尊敬され期待されていたという風に見ることもできるでしょう。

しかしイエス様は、その願いに応じずに、この言葉をきっかけにして、人間の貪欲そのものについて諭されました。「むさぼり」の罪は十戒でも戒められており、お金や財産を神様以上に求め心を置くことは偶像礼拝と同じであると戒められているので、そのように指摘されます。

それからさらにたとえ話をされました。畑が豊作になったお金持ちの、悩みと、解決策、そして希望と絶望です。これはたとえ話を呼んでその通りです。

どれほどこの世で財産を蓄えても、それは何の安心と助けにもならず、人の命はそれで伸ばすこともできない。自分のために富を積まず、神の前に豊かになることが大切だ、と教えられました。

3.振り返り

さて、どうでしょう。私たちは、何の計画もなく、その日暮らしをすることが良いという簡単な結論を得てはいけません。

事実、旧約聖書では、神様の恵みで王の夢を解いたヨセフは、豊作と飢饉の将来を知り、蔵に蓄えて多くの人々を救いました。飢饉に苦しむ他国の民をも救うことになり、現代風に言えば「食糧難民」としてエジプトに流入した自分の兄弟と再会し、ユダヤ民族を助け、のちの歴史を作ることにもなったのです。

では今日のイエス様の教えはどのように聞くことが正しいのでしょうか。それは、「この金持ちの生き方の中に、神様がいなかった」という事でしょう。

同じ豊作と飢饉でもヨセフの時には神様の計画と導きで人々は救われるという不思議な出来事でした。しかし今日の金持ちは、まず豊作で悩みました。「こんなにたくさんどこに蓄えよう、倉庫は足りないぞ」と。しかし、解決策はありました。今の倉庫を壊して大きなものを作るということでした。これで一安心、これから先何年も生きていける。食べたり飲んだりして楽しもうと、思ったのです。しかしそれはなんと浅はかな計画でした。その命を与え支えてくださる神様のことは、彼の頭にはなかったからです。

 教訓はこれらのことです。

1)「貧乏をしていたらお金が足りないことだけが悩みだけど、お金持ちになったら悩みはお金ではなくなって、悩み事が増える」と先日会いに来てくれたブラジル移民で農業をしてこられた方が言われたのを思い出します。

2)食糧備蓄をして一安心してもよいでしょうが、命を支え守ってくださる神様を何よりも大切にしないと、命が取られたら何にもならないという事。

3)私たちを活かすのは、食糧でも財産でもなく、神様だという事を覚えて、神様とともに生きる豊かさを大切にしましょう。

4.勧め

最後に、少し、アリとセミの話に戻りましょう。実はこの話にはもう一つの、落としどころがあります。わざとかどうかはわかりませんが、考えさせられる事実があるのです。

それは、「そもそも、セミは冬まで生きてはいけない生き物だった」ということです。冬になってセミが、あるいはキリギリスが食料が無くておなかがすいてアリに頼み込むという事が起こる前に、寿命で死ぬものだったという事です。実に衝撃的なことです。

それに気づくときに、私たちが、鳥越苦労をしたり、反対にこれで何十年大丈夫だと安心するのは、命を支配しておられる神様を抜きに考えるならなんと愚かなことかと、考えさせられます。

神様を大切に生き、本当の意味で生かされることをイエス様は教えられます。むなしいものを追いかけたり、むなしいものをため込んで安心するのではなくて、神様を根拠にして安心して生きていきましょう。

人との関係でも悩みや摩擦も多い社会です。しかし、人の評価や人の目ではなくて、神様とともにある自分を生きていきましょう。

私たちが安心して生きていける根拠はどこにあるでしょうか?貯金通帳でしょうか、自分を支持して理解してくれるこの世の友人の数でしょうか?確かにそれらがないと心配で生きていきにくいものです。しかし、もっと大切な、神様と神様の家族の本当の交流を大切にしていきましょう。そのとき、 「生きている」のではなくて、「生かされている」ことに気づかされます。そこに「本当の豊かさ」があるという事です。祝福をお祈りいたします。

 

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教会の風景「十字架のもと」 

先週近所の高校生が研究授業の一環でと、先生たちと復活教会を見学に来られた折に教会内の案内をし、二階の牧師室から十字架の「心柱」をお見せしました。「外から見たあの緑色の十字架の塔のその柱の下に今いるんですよ。ここで仕事をしています」とお話ししながら、「すごいところにいるものだなぁ」と我ながら思いを新たにしました。

ブラジルにも紹介しました。2か月に一度ほど、日本語の礼拝説教をビデオ収録してブラジルの他教派の教会にお送りしています。インターネットのトラブルを避けるために、その日のために彼らのために話しかける説教を収録し、ブラジルでは200人くらいの方が見て一緒に礼拝してくださいます。今回はこの牧師室で収録し、上の柱もご覧に入れました(左写真)。

そんな時、思い出す讃美歌があります。「十字架のもとぞ いとやすけき…」という讃美歌です。十字架こそ、神様の義(正しさ)と愛が交錯するところ。自らを犠牲にして人を赦し愛された、神様を見上げながら、そこで安心して生きていきたいと思わされます。こんな讃美歌です。

1. 十字架のもとぞ いとやすけき、 神の義と愛の あえるところ、 あらしふく時の いわおのかげ、 荒野のなかなる わが隠れ家。

2. 十字架のうえに われはあおぐ、 わがため悩める 神の御子を。 妙にもとうとき かみの愛よ、 底いも知られぬ ひとの罪よ。

3. 十字架のかげに われは立ちて、 み顔のひかりを たえず求めん、 この世のものみな 消ゆるときも、 くすしく輝く そのひかりを。

2022年7月27日水曜日

週報データ 202208

 20228

202287日 聖霊降臨後第9主日 (緑)

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1朗読 創世記15: 16 (19)

2朗読 ヘブライ11: 13,816 (414)

福 音 書 ルカ12:3240 (132)

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Of. 33(詩篇33:12-22

いかに(さいわ)いなことか、(しゅ)(かみ)とする(くに)

    (しゅ)()(ぎょう)として(えら)ばれた(たみ)は。

(しゅ)(てん)から()(わた)し、(ひと)()らをひとりひとりご(らん)になり、

    ()()かれた(ところ)から、()()むすべての(ひと)()()められる。

(ひと)(こころ)をすべて(つく)られた(しゅ)は、

    (かれ)らの(こころ)をことごとく()()けられる。

(おう)(しょう)()(へい)(かず)によらず

  (ゆう)()(すく)うのも(ちから)(つよ)さではない。

(うま)(しょう)()をもたらすものとはならず

  (へい)(かず)によって(すく)われるのでもない。

()よ、(しゅ)(おん)()(そそ)がれる

  (しゅ)(おそ)れる(ひと)(しゅ)(いつく)しみを()(のぞ)(ひと)に。

(かれ)らの(たましい)()から(すく)

  ()えから(すく)い、(いのち)()させてくださる。

(われ)らの(たましい)(しゅ)()つ。

    (しゅ)(われ)らの(たす)け、(われ)らの(たて)

(われ)らの(こころ)(よろこ)び、

    (せい)なるみ()()(たの)む。

(しゅ)よ、あなたの(いつく)しみが(われ)らの(うえ)にあるように、

    あなたを()(のぞ)(われ)らの(うえ)に。

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Pr.

(ぜん)(のう)(かみ)(さま)。あなたは(せい)(れい)(つか)わし、あなたの(きょう)(かい)(いのち)(ひかり)となってくださいました。どこであなたに()()ってもあなたを()()られるよう、(かぎ)りない(めぐ)みに(わたし)たちの(こころ)(ひら)いてください。(すく)(ぬし)(しゅ)イエス・キリストによって(いの)ます。アーメン

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1朗読 創世記15: 16 (19)

15: 1これらのことの後で、主の言葉が幻の中でアブラムに臨んだ。

「恐れるな、アブラムよ。

わたしはあなたの盾である。

あなたの受ける報いは非常に大きいであろう。」

2アブラムは尋ねた。「わが神、主よ。わたしに何をくださるというのですか。わたしには子供がありません。家を継ぐのはダマスコのエリエゼルです。」 3アブラムは言葉をついだ。「御覧のとおり、あなたはわたしに子孫を与えてくださいませんでしたから、家の僕が跡を継ぐことになっています。」

4見よ、主の言葉があった。

「その者があなたの跡を継ぐのではなく、あなたから生まれる者が跡を継ぐ。」

5主は彼を外に連れ出して言われた。「天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみるがよい。」そして言われた。「あなたの子孫はこのようになる。」

6アブラムは主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。

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2朗読  ヘブライ11: 13,816 (414)

11: 1信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。 2昔の人たちは、この信仰のゆえに神に認められました。

3信仰によって、わたしたちは、この世界が神の言葉によって創造され、従って見えるものは、目に見えているものからできたのではないことが分かるのです。

 

11: 8信仰によって、アブラハムは、自分が財産として受け継ぐことになる土地に出て行くように召し出されると、これに服従し、行き先も知らずに出発したのです。 9信仰によって、アブラハムは他国に宿るようにして約束の地に住み、同じ約束されたものを共に受け継ぐ者であるイサク、ヤコブと一緒に幕屋に住みました。 10アブラハムは、神が設計者であり建設者である堅固な土台を持つ都を待望していたからです。 11信仰によって、不妊の女サラ自身も、年齢が盛りを過ぎていたのに子をもうける力を得ました。約束をなさった方は真実な方であると、信じていたからです。 12それで、死んだも同様の一人の人から空の星のように、また海辺の数えきれない砂のように、多くの子孫が生まれたのです。

13この人たちは皆、信仰を抱いて死にました。約束されたものを手に入れませんでしたが、はるかにそれを見て喜びの声をあげ、自分たちが地上ではよそ者であり、仮住まいの者であることを公に言い表したのです。 14このように言う人たちは、自分が故郷を探し求めていることを明らかに表しているのです。 15もし出て来た土地のことを思っていたのなら、戻るのに良い機会もあったかもしれません。 16ところが実際は、彼らは更にまさった故郷、すなわち天の故郷を熱望していたのです。だから、神は彼らの神と呼ばれることを恥となさいません。神は、彼らのために都を準備されていたからです。

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福音書  ルカ12:3240 (132)

12: 32小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国をくださる。 33自分の持ち物を売り払って施しなさい。擦り切れることのない財布を作り、尽きることのない富を天に積みなさい。そこは、盗人も近寄らず、虫も食い荒らさない。 34あなたがたの富のあるところに、あなたがたの心もあるのだ。」

35「腰に帯を締め、ともし火をともしていなさい。 36主人が婚宴から帰って来て戸をたたくとき、すぐに開けようと待っている人のようにしていなさい。 37主人が帰って来たとき、目を覚ましているのを見られる僕たちは幸いだ。はっきり言っておくが、主人は帯を締めて、この僕たちを食事の席に着かせ、そばに来て給仕してくれる。 38主人が真夜中に帰っても、夜明けに帰っても、目を覚ましているのを見られる僕たちは幸いだ。 39このことをわきまえていなさい。家の主人は、泥棒がいつやって来るかを知っていたら、自分の家に押し入らせはしないだろう。 40あなたがたも用意していなさい。人の子は思いがけない時に来るからである。」

 

 

202287日 平和主日 (赤//白)

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1朗読 ミカ4: 15 (1452)

2朗読 エフェソ2:1318 (354)

福 音 書 ヨハネ15: 912 (198)

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Of. 85(詩篇85:2-14

(しゅ)よ、あなたはご()(ぶん)()をお(のぞ)みになり、

  ヤコブ(
)
(とら)われ(びと)()(かえ)ってくださいました。

(しゅ)()(ぶん)(たみ)(つみ)(ゆる)し、

  (かれ)らの(とが)をすべて(おお)ってくださいました。

(しゅ)(いか)りをことごとく()()り、

  (はげ)しい(いきどお)りを(しず)められました。

わたしたちの(すく)いの(かみ)よ、

  わたしたちのもとにお(かえ)りください。わたしたちの()(のう)(しず)めてください。

(しゅ)よ、とこしえにわたしたちを(いか)り、

  その(いか)りを()()(およ)ぼされるのですか。

(しゅ)よ、(ふたた)びわたしたちにいのち()させ、

  あなたの(たみ)があなたによって、(よろこ)(いわ)うようにしてくださらないのですか。

(しゅ)よ、(いつく)しみをわたしたちに(しめ)し、

  わたしたちをお(すく)いください。

わたしは(かみ)宣言(せんげん)されるのを()きます。

    (しゅ)平和(へいわ)宣言(せんげん)されます。

()(ぶん)(たみ)に、(しゅ)(いつく)しみに()きる人々(ひとびと)に、

    (かれ)らが(おろ)かなふるまいに(もど)らないために。

(しゅ)(おそ)れる(ひと)(すく)いは(ちか)く、

    栄光(えいこう)はわたしたちの()にとどまる。

(いつく)しみとまことは出会(であ)い、正義(せいぎ)平和(へいわ)(くち)づけする。

    まことは()から()えいで、正義(せいぎ)(てん)から(そそ)がれます。

(しゅ)(かなら)()いものをお(あた)えになり、

    わたしたちの()(みの)りをもたらします。

正義(せいぎ)はみ(まえ)()き、

    (しゅ)(すす)まれる(みち)(そな)えます。

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Pr.

(ぜん)(のう)(かみ)(さま)(しん)()(へい)()への(おも)はすべてあなたから(あた)られます。すべてのあなたの()どもたちの(こころ)(へい)()(あい)する(こころ)()やし、あなたの()()(しょ)(こく)()(どう)(しゃ)(みちび)き、()(くに)(へい)()のうちに(ぜん)(しん)し、(ぜん)()があなたの(あい)()()(しき)()たされるようにしてください。あなたと(せい)(れい)とともにただ(ひと)りの(かみ)(えい)(えん)()(はい)(しゃ)()()(しゅ)イエス・キリストによって祈ります。アーメン

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1朗読 ミカ4: 15 (1452)

4: 1終わりの日に

主の神殿の山は、山々の頭として堅く立ち

どの峰よりも高くそびえる。

もろもろの民は大河のようにそこに向かい

2多くの国々が来て言う。

「主の山に登り、ヤコブの神の家に行こう。

主はわたしたちに道を示される。

わたしたちはその道を歩もう」と。

主の教えはシオンから

御言葉はエルサレムから出る。

3主は多くの民の争いを裁き

はるか遠くまでも、強い国々を戒められる。

彼らは剣を打ち直して鋤とし

槍を打ち直して鎌とする。

国は国に向かって剣を上げず

もはや戦うことを学ばない。

4人はそれぞれ自分のぶどうの木の下

いちじくの木の下に座り

脅かすものは何もないと

万軍の主の口が語られた。

5どの民もおのおの、自分の神の名によって歩む。

我々は、とこしえに

我らの神、主の御名によって歩む。

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2朗読  エフェソ2:1318 (354)

2: 13しかしあなたがたは、以前は遠く離れていたが、今や、キリスト・イエスにおいて、キリストの血によって近い者となったのです。

14実に、キリストはわたしたちの平和であります。二つのものを一つにし、御自分の肉において敵意という隔ての壁を取り壊し、 15規則と戒律ずくめの律法を廃棄されました。こうしてキリストは、双方を御自分において一人の新しい人に造り上げて平和を実現し、 16十字架を通して、両者を一つの体として神と和解させ、十字架によって敵意を滅ぼされました。 17キリストはおいでになり、遠く離れているあなたがたにも、また、近くにいる人々にも、平和の福音を告げ知らせられました。 18それで、このキリストによってわたしたち両方の者が一つの霊に結ばれて、御父に近づくことができるのです。

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福音書  ヨハネ15: 912 (198)

15: 9父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛してきた。わたしの愛にとどまりなさい。 10わたしが父の掟を守り、その愛にとどまっているように、あなたがたも、わたしの掟を守るなら、わたしの愛にとどまっていることになる。

11これらのことを話したのは、わたしの喜びがあなたがたの内にあり、あなたがたの喜びが満たされるためである。 12わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟である。

 

 

2022814日 聖霊降臨後第10主日 (緑)

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1朗読 エレミヤ23:2329 (1221)

2朗読 ヘブライ11:2912:2 (416)

福 音 書 ルカ12:4956 (133)

Of. 82(詩篇82:1-8

(かみ)(しん)(せい)(かい)()(なか)()ち、

    (かみ)(がみ)(あいだ)(さば)きを(おこ)なわれる。

「いつまであなたたちは()(せい)(さば)き、

    (かみ)(さか)らう(もの)()(かた)をするのか。

(じゃく)(しゃ)()()のために(さば)きを(おこ)ない、

    (くる)しむ(ひと)(とぼ)しい(ひと)(ただ)しさを(みと)めよ。

(よわ)(ひと)(まず)しい(ひと)(すく)い、

    (かみ)(さか)らう(もの)()から(たす)()せ。」

(かれ)らは()ろうとせず、()(かい)せず、(やみ)(なか)()()する。

    ()(もとい)はことごとく()らぐ。

わたしは()った「あなたたちは(かみ)(がみ)なのか、

    (みな)、いと(たか)(かた)()らなのか。」

しかし、あなたたちも(にん)(げん)として()ぬ。

    (けん)(りょく)(しゃ)のように、いっせいに(ぼつ)(らく)する。

(かみ)よ、()()がり、()(さば)いてください。

    あなたはすべての(たみ)()(ぎょう)とされます。

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Pr.

(えい)(えん)(さば)(ぬし)である(かみ)(さま)。あなたは(せい)()(あい)し、(よく)(あつ)(にく)まれます。あなたは(しん)()(あつ)(ねが)、それを(つた)えるために(わたし)たちを()()されます。あなたの(しもべ)()(げん)(しゃ)たちに(なら)(わたし)たちの(しん)(こう)(せん)()(しゃ)であり(かん)(せい)(しゃ)であるイエス・キリストを()()つつ、この()(あらそ)いと(よく)()(せい)(しゃ)たちの(がわ)()(ゆう)()(あた)ください。(すく)(ぬし)(しゅ)イエス・キリストによって(いの)ます。アーメン

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1朗読 エレミヤ23:2329 (1221)

23: 23わたしはただ近くにいる神なのか、と主は言われる。

わたしは遠くからの神ではないのか。

24誰かが隠れ場に身を隠したなら

わたしは彼を見つけられないと言うのかと

主は言われる。

天をも地をも、わたしは満たしているではないかと

主は言われる。

25わたしは、わが名によって偽りを預言する預言者たちが、「わたしは夢を見た、夢を見た」と言うのを聞いた。 26いつまで、彼らはこうなのか。偽りを預言し、自分の心が欺くままに預言する預言者たちは、 27互いに夢を解き明かして、わが民がわたしの名を忘れるように仕向ける。彼らの父祖たちがバアルのゆえにわたしの名を忘れたように。 28夢を見た預言者は夢を解き明かすがよい。しかし、わたしの言葉を受けた者は、忠実にわたしの言葉を語るがよい。

もみ殻と穀物が比べものになろうかと

主は言われる。

29このように、わたしの言葉は火に似ていないか。岩を打ち砕く槌のようではないか、と主は言われる。

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2朗読  ヘブライ11:2912:2 (416)

11: 29信仰によって、人々はまるで陸地を通るように紅海を渡りました。同じように渡ろうとしたエジプト人たちは、おぼれて死にました。 30信仰によって、エリコの城壁は、人々が周りを七日間回った後、崩れ落ちました。 31信仰によって、娼婦ラハブは、様子を探りに来た者たちを穏やかに迎え入れたために、不従順な者たちと一緒に殺されなくて済みました。

32これ以上、何を話そう。もしギデオン、バラク、サムソン、エフタ、ダビデ、サムエル、また預言者たちのことを語るなら、時間が足りないでしょう。 33信仰によって、この人たちは国々を征服し、正義を行い、約束されたものを手に入れ、獅子の口をふさぎ、 34燃え盛る火を消し、剣の刃を逃れ、弱かったのに強い者とされ、戦いの勇者となり、敵軍を敗走させました。 35女たちは、死んだ身内を生き返らせてもらいました。他の人たちは、更にまさったよみがえりに達するために、釈放を拒み、拷問にかけられました。 36また、他の人たちはあざけられ、鞭打たれ、鎖につながれ、投獄されるという目に遭いました。 37彼らは石で打ち殺され、のこぎりで引かれ、剣で切り殺され、羊の皮や山羊の皮を着て放浪し、暮らしに事欠き、苦しめられ、虐待され、 38荒れ野、山、岩穴、地の割れ目をさまよい歩きました。世は彼らにふさわしくなかったのです。

39ところで、この人たちはすべて、その信仰のゆえに神に認められながらも、約束されたものを手に入れませんでした。 40神は、わたしたちのために、更にまさったものを計画してくださったので、わたしたちを除いては、彼らは完全な状態に達しなかったのです。

12: 1こういうわけで、わたしたちもまた、このようにおびただしい証人の群れに囲まれている以上、すべての重荷や絡みつく罪をかなぐり捨てて、自分に定められている競走を忍耐強く走り抜こうではありませんか、 2信仰の創始者また完成者であるイエスを見つめながら。このイエスは、御自身の前にある喜びを捨て、恥をもいとわないで十字架の死を耐え忍び、神の玉座の右にお座りになったのです。

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福音書  ルカ12:4956 (133)

12: 49「わたしが来たのは、地上に火を投ずるためである。その火が既に燃えていたらと、どんなに願っていることか。 50しかし、わたしには受けねばならない洗礼がある。それが終わるまで、わたしはどんなに苦しむことだろう。 51あなたがたは、わたしが地上に平和をもたらすために来たと思うのか。そうではない。言っておくが、むしろ分裂だ。 52今から後、一つの家に五人いるならば、三人は二人と、二人は三人と対立して分かれるからである。

53父は子と、子は父と、

母は娘と、娘は母と、

しゅうとめは嫁と、嫁はしゅうとめと、

対立して分かれる。」

54イエスはまた群衆にも言われた。「あなたがたは、雲が西に出るのを見るとすぐに、『にわか雨になる』と言う。実際そのとおりになる。 55また、南風が吹いているのを見ると、『暑くなる』と言う。事実そうなる。 56偽善者よ、このように空や地の模様を見分けることは知っているのに、どうして今の時を見分けることを知らないのか。」

 

 

2022821日 聖霊降臨後第11主日 (緑)

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1朗読 イザヤ58:9b14 (1157)

2朗読 ヘブライ12:1829 (418)

福 音 書 ルカ13:1017 (134)

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Of. 103(詩篇103:1-8

わたしの(たましい)よ、(しゅ)をたたえよ。

    わたしの(うち)にあるものはこぞって、(せい)なるみ()をたたえよ。

わたしの(たましい)よ、(しゅ)をたたえよ。

  (しゅ)(おん)(はか)らい(なに)ひとつ(わす)れてはならない。

(しゅ)はおまえの(つみ)をことごとく(ゆる)し、(やまい)をすべて(いや)し、

    いのちを(はか)から(あがな)()してくださる。

(しゅ)(いつく)しみと(あわ)れみの(かんむり)(さず)け、(なが)らえる(かぎ)()いものに()()らせ、

    (わし)のような(わか)さを(あら)たにしてくださる。

(しゅ)はすべて(しいた)げられている(ひと)のために、(めぐ)みのみ(わざ)(さば)きを(おこ)なわれる。

    (しゅ)はご()(ぶん)(みち)をモーセに、み(わざ)をイスラエルの()らに(しめ)された。

(しゅ)(あわ)れみ(ふか)く、(めぐ)みに()み、

  (にん)(たい)(づよ)く、(いつく)しみは(おお)きい。

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Pr.

(ちから)()ち、(えい)(えん)()きておられる(かみ)(さま)(おお)きな(わざわ)いに(かこ)まれると、()(ぶん)(ちから)でまっすぐ()ことのできない(もろ)(わたし)たちを、あなたはご(ぞん)()です。()(ぶん)()(しん)(つみ)のため(くる)しむときにも、()()によって(しょう)()のうちに(ふたた)()()がることができるように、(わたし)たちの(こころ)(からだ)(つよ)めてください。(すく)(ぬし)(しゅ)イエス・キリストによって(いの)ます。アーメン

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1朗読 イザヤ58:9b14 (1157)

58:9b 軛を負わすこと、指をさすこと

呪いの言葉をはくことを

あなたの中から取り去るなら

10飢えている人に心を配り

苦しめられている人の願いを満たすなら

あなたの光は、闇の中に輝き出で

あなたを包む闇は、真昼のようになる。

11主は常にあなたを導き

焼けつく地であなたの渇きをいやし

骨に力を与えてくださる。

あなたは潤された園、水の涸れない泉となる。

12人々はあなたの古い廃虚を築き直し

あなたは代々の礎を据え直す。

人はあなたを「城壁の破れを直す者」と呼び

「道を直して、人を再び住まわせる者」と呼ぶ。

13安息日に歩き回ることをやめ

わたしの聖なる日にしたい事をするのをやめ

安息日を喜びの日と呼び

主の聖日を尊ぶべき日と呼び

これを尊び、旅をするのをやめ

したいことをし続けず、取り引きを慎むなら

14そのとき、あなたは主を喜びとする。

わたしはあなたに地の聖なる高台を支配させ

父祖ヤコブの嗣業を享受させる。

主の口がこう宣言される。

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2朗読  ヘブライ12:1829 (418)

12: 18-19あなたがたは手で触れることができるものや、燃える火、黒雲、暗闇、暴風、ラッパの音、更に、聞いた人々がこれ以上語ってもらいたくないと願ったような言葉の声に、近づいたのではありません。 20彼らは、「たとえ獣でも、山に触れれば、石を投げつけて殺さなければならない」という命令に耐えられなかったのです。 21また、その様子があまりにも恐ろしいものだったので、モーセすら、「わたしはおびえ、震えている」と言ったほどです。 22しかし、あなたがたが近づいたのは、シオンの山、生ける神の都、天のエルサレム、無数の天使たちの祝いの集まり、 23天に登録されている長子たちの集会、すべての人の審判者である神、完全なものとされた正しい人たちの霊、 24新しい契約の仲介者イエス、そして、アベルの血よりも立派に語る注がれた血です。

25あなたがたは、語っている方を拒むことのないように気をつけなさい。もし、地上で神の御旨を告げる人を拒む者たちが、罰を逃れられなかったとするなら、天から御旨を告げる方に背を向けるわたしたちは、なおさらそうではありませんか。 26あのときは、その御声が地を揺り動かしましたが、今は次のように約束しておられます。「わたしはもう一度、地だけではなく天をも揺り動かそう。」 27この「もう一度」は、揺り動かされないものが存続するために、揺り動かされるものが、造られたものとして取り除かれることを示しています。 28このように、わたしたちは揺り動かされることのない御国を受けているのですから、感謝しよう。感謝の念をもって、畏れ敬いながら、神に喜ばれるように仕えていこう。 29実に、わたしたちの神は、焼き尽くす火です。

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福音書  ルカ13:1017 (134)

13: 10安息日に、イエスはある会堂で教えておられた。 11そこに、十八年間も病の霊に取りつかれている女がいた。腰が曲がったまま、どうしても伸ばすことができなかった。 12イエスはその女を見て呼び寄せ、「婦人よ、病気は治った」と言って、 13その上に手を置かれた。女は、たちどころに腰がまっすぐになり、神を賛美した。 14ところが会堂長は、イエスが安息日に病人をいやされたことに腹を立て、群衆に言った。「働くべき日は六日ある。その間に来て治してもらうがよい。安息日はいけない。」 15しかし、主は彼に答えて言われた。「偽善者たちよ、あなたたちはだれでも、安息日にも牛やろばを飼い葉桶から解いて、水を飲ませに引いて行くではないか。 16この女はアブラハムの娘なのに、十八年もの間サタンに縛られていたのだ。安息日であっても、その束縛から解いてやるべきではなかったのか。」 17こう言われると、反対者は皆恥じ入ったが、群衆はこぞって、イエスがなさった数々のすばらしい行いを見て喜んだ。

 

 

2022828日 聖霊降臨後第12主日 (緑)

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1朗読 箴言25: 67a (1024)

2朗読 ヘブライ13: 18,1516 (418)

福 音 書 ルカ14: 1,714 (136)

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Of. 112(詩篇112:1-10

ハレルヤ。いかに(さいわ)いなことか、(しゅ)(おそ)れる(ひと)

    (しゅ)(いまし)めを(ふか)(あい)する(ひと)は。

(かれ)()(そん)はこの()(ゆう)()となり、まっすぐな(ひと)(びと)(しゅく)(ふく)される。

    (かれ)(いえ)には(おお)くの(とみ)があり、(かれ)()(わざ)(えい)(えん)(のこ)る。

まっすぐな(ひと)には(やみ)(なか)にも(ひかり)(のぼ)る、

    (あわ)れみに()み、(なさ)(ふか)く、(ただ)(ひかり)が。

(あわ)れみ(ふか)く、()(あた)える(ひと)()(ひと)

    (さば)きのとき、(かれ)(こと)()(ささ)えられる。

(しゅ)(したが)(ひと)はとこしえに()らぐことがない。

    (かれ)はとこしえに()(おく)される。

(かれ)(あく)(ひょう)()てられても(おそ)れない。

    その(こころ)は、(かた)(しゅ)(しん)(らい)している。

(かれ)(こころ)(けん)()(おそ)れることなく、ついに(かれ)(てき)()(はい)する。

    (まず)しい(ひと)(びと)(       )ふるまい(あた)え、その(めぐ)みのみ(わざ)(えい)(えん)(のこ)る。

(かれ)(つの)(たか)()げられて、(えい)(こう)(かがや)く。

    (かみ)(さか)らう(もの)はそれを()(いきどお)り、()ぎしりし、(ちから)(うしな)う。(かみ)(さか)らう(もの)()(ぼう)(ほろ)びる。

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Pr.

(かみ)(さま)。あなたは(たか)ぶる(もの)(ひく)し、へりくだる(もの)(めぐ)みを(あた)くださいます。()()(けん)(そん)によって、キリストの(ひろ)(こころ)()につけさせてください。(すく)(ぬし)(しゅ)イエス・キリストによって(いの)ます。アーメン

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1朗読 箴言25: 67a (1024)

25: 6王の前でうぬぼれるな。

身分の高い人々の場に立とうとするな。

7高貴な人の前で下座に落とされるよりも

上座に着くようにと言われる方がよい。

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2朗読  ヘブライ13: 18,1516 (418)

13: 1兄弟としていつも愛し合いなさい。 2旅人をもてなすことを忘れてはいけません。そうすることで、ある人たちは、気づかずに天使たちをもてなしました。 3自分も一緒に捕らわれているつもりで、牢に捕らわれている人たちを思いやり、また、自分も体を持って生きているのですから、虐待されている人たちのことを思いやりなさい。 4結婚はすべての人に尊ばれるべきであり、夫婦の関係は汚してはなりません。神は、みだらな者や姦淫する者を裁かれるのです。 5金銭に執着しない生活をし、今持っているもので満足しなさい。神御自身、「わたしは、決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにはしない」と言われました。 6だから、わたしたちは、はばからずに次のように言うことができます。

「主はわたしの助け手。

わたしは恐れない。

人はわたしに何ができるだろう。」

7あなたがたに神の言葉を語った指導者たちのことを、思い出しなさい。彼らの生涯の終わりをしっかり見て、その信仰を見倣いなさい。 8イエス・キリストは、きのうも今日も、また永遠に変わることのない方です。

 

15だから、イエスを通して賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえる唇の実を、絶えず神に献げましょう。 16善い行いと施しとを忘れないでください。このようないけにえこそ、神はお喜びになるのです。

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福音書  ルカ14: 1,714 (136)

14: 1安息日のことだった。イエスは食事のためにファリサイ派のある議員の家にお入りになったが、人々はイエスの様子をうかがっていた。

 

7イエスは、招待を受けた客が上席を選ぶ様子に気づいて、彼らにたとえを話された。 8「婚宴に招待されたら、上席に着いてはならない。あなたよりも身分の高い人が招かれており、 9あなたやその人を招いた人が来て、『この方に席を譲ってください』と言うかもしれない。そのとき、あなたは恥をかいて末席に着くことになる。 10招待を受けたら、むしろ末席に行って座りなさい。そうすると、あなたを招いた人が来て、『さあ、もっと上席に進んでください』と言うだろう。そのときは、同席の人みんなの前で面目を施すことになる。 11だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」 12また、イエスは招いてくれた人にも言われた。「昼食や夕食の会を催すときには、友人も、兄弟も、親類も、近所の金持ちも呼んではならない。その人たちも、あなたを招いてお返しをするかも知れないからである。 13宴会を催すときには、むしろ、貧しい人、体の不自由な人、足の不自由な人、目の見えない人を招きなさい。 14そうすれば、その人たちはお返しができないから、あなたは幸いだ。正しい者たちが復活するとき、あなたは報われる。」