2021年2月27日土曜日

週報 説教メッセージ 20210228





今週の聖書の言葉 

聖書 第1朗読 創世記 17: 1~ 7,15~16 (旧21)

第2朗読 ローマ 4:13~25 (新278)

福音書 マルコ 8:31~38 (新77)

それからイエスは、人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日の後に復活することになっている、と弟子たちに教え始められた。 しかも、そのことをはっきりとお話しになった。すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさめ始めた。 イエスは振り返って、弟子たちを見ながら、ペトロを叱って言われた。「サタン、引き下がれ。あなたは神のことを思わず、人間のことを思っている。」 それから、群衆を弟子たちと共に呼び寄せて言われた。「わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。 自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのため、また福音のために命を失う者は、それを救うのである。 人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。 自分の命を買い戻すのに、どんな代価を支払えようか。 神に背いたこの罪深い時代に、わたしとわたしの言葉を恥じる者は、人の子もまた、父の栄光に輝いて聖なる天使たちと共に来るときに、その者を恥じる。」


説教「名前だけでなく心も変えて」 徳弘浩隆師

1. 名は体を表す、か?

「名は体を表す」ということわざがあります。英語では、Names and natures do often agree.と言うそうです。この二つの違いは、日本語では「名前は、その体を表している」という一方通行ですが、英語は「名前とその性質は、確かにしばしば、一致する」ということになるでしょうから、必ずしも一方通行ではないように感じます。つまり、日本語のことわざは、「そのものの性質は名前に反映し表れている」という、原因と結果の関係ともいえます。しかし、英語では原因と結果の関係ではなくて、「両者には深い一致がある」というようなニュアンスに感じます。こうなると、「名前がその性質に影響する」ともいえるようになります。

さて、私たちの世界の出来事や物事はどうでしょうか?動物や植物は、ものが先にあって、それの特徴をとらえて、命名したといってもよいかもしれません。たとえば、「太刀魚」などもそうでしょう。「立っているのではなくて、太刀というと刀ですよ」と日本語教室で外国の方々にも説明したことがあります。

中には、勘違いでつけられた名前もあるらしく、面白い有名な話はこうです。「アイアイ」というマダガスカルの黒い小さなサルの一種で、日本語でも歌になっている動物には、こんな話があるそうです。「ソヌラは森で黒いかわった動物を2頭つかまえて、村に持ち帰りました。村人たちはそれを見て『アーエーアーエー』と言い出しました。ソヌラは『名前はアイアイ』としるし、伯爵に報告しました。」博物学者のビュフォン伯爵の依頼でマダガスカル島で調査をしていたソヌラという博物学者が現地人の言葉から、そのまま名前にしてしまったそうですが、現地の言葉ではそれは実は「わー!」という驚きの言葉だったそうです。しかしこれも、びっくりする動物の名前としてはちょうどよかったのかもしれません。アイアイは森の悪魔とされ、おそれられていたのです。

さて、今日の聖書の話は「名前に関する話」が出てきます。それとともに、福音書のペトロのことを考えてみながら、神様のメッセージを聞きましょう。

2. 聖書を学びましょう

旧約聖書ではアブラハムのお話です。99歳の時に神様から声をかけられます。「私に従って、完全な者となりなさい。あなたと契約を結ぼう。あなたは名前をアブラムではなくてアブラハムとしなさい。あなたの子孫を繫栄させ諸国民の父とし、王となる者たちが現れる」と。そしてその妻サライもサラと名乗るようにし、祝福されました。彼らはすでに年を取っていたのに、信仰により神に認められ、祝福を受け、普通では考えられない年齢なのに子どもを授かり、そこから民族が生まれ発展していきました。

第2の朗読のロマ書4章13-25節でもこのことが、アブラハムの信仰の故だったとし、「希望するすべもなかったときに、なおも望みを抱いて、信じ」たし、「不信仰に陥って神の約束を疑うようなことはなく、むしろ信仰によって強められ、神を賛美しました。 神は約束したことを実現させる力も、お持ちの方だと、確信していたのです。 だからまた、それが彼の義と認められた」と説明されています。

それに対して福音書はどうでしょう。ペトロがイエス様に褒められたのではなく、厳しく叱責されています。彼はひどいことを言ったりしたりしたのでしょうか?いいえ、違います。イエス様が「苦しみを受け、排斥され、殺されること」を話し出されたので、驚いて、それを止めようとしたのです。「ペトロはイエスをわきへお連れして、いさめ始めた」というのです。いさめるというと少し失礼な出すぎた真似だったのかもしれませんが、信頼関係のある師弟の関係で、「それはなりませぬ」と身を案じてのことだったのでしょう。

しかし、イエス様はどうしてそんなペテロを叱ったのでしょうか。それも「サタン、引き下がれ」といわれたのです。その理由は続くイエス様のセリフからもわかります。「あなたは神のことを思わず、人間のことを思っている」からでした。

さてここでペトロの名前も一緒に考えねばなりません。この名前も、かつてアブラハムやサラが神様からいただいた名前のように、イエス様にいただいた名前だったからです。「聞く、耳を傾ける」という意味を持つ「シメオン」「シモン」という名前だった彼は、しっかりとした信仰の「岩」を意味するペトロとなり、「今日からあなたをペテロと呼ぶ。その岩の上に教会をたてる」との意味をイエス様はこめられたのでした。

しかし、です。彼はその期待に応えることが出来ていなかったのです。アブラハムやサラが名前を変えられ、祝福を受け、不可能と思えることを信じていった信仰によって義とされたのに、シモンだったペトロは、シモンのままだったのかもしれません。

3. 振り返り

私たちはどうでしょうか?彼を笑えるでしょうか?洗礼を受けるときにクリスチャンネームをもらうことがありますし、ルーテル教会でも願えばつけてもらえます。名前は変えなくても、一度死んで生まれ変わったはずの自分は、どこにいるでしょうか?

人は、名前を変えなくても、「心を入れ替えて明日から精進します」と、反省したり、新しい決意を表明することはあるでしょう。私たちも、そんな誓いや覚悟を何度してきましたか?

「もうやめにしよう、こんな悪いことは。今度から、少しは冷静になって、怒らないようにしよう。今度は少しくらい人をゆるしてあげよう。」そんな言葉は、そんな心の中の声は、神様は「何度も聞いたことがあるけれどね」といわれるかもしれません。

名前を変えても、その内実が変わり切れていなかったペトロは、本当の神の国の礎にはなれませんでした。家作りが捨てた石が隅の頭石になったという通り、排除され苦しみを受け殺されたイエス様ご自身が、新しい神の国の礎になっていかれました。その後、ペトロも改心し、大切な指導者になっていきましたけれど。

今日学ぶことはこうです。名前を変えても、気分を一新しても、何度も誓っても、なかなか変われないのが人間の限界だということ。罪人だからです。しかし、それを大きく揺さぶり、変えたのは、熱心な祈りでもなく、強い強制でもなく、何度も失敗し期待を裏切ってきた自分の代わりに死んでいかれた方を見上げるときに、心に悔い改めがおこり、少しずつ変えられていくのだということでした。

4、勧め 

信仰をもって、今の四旬節の期間も誓いを立ててやり遂げることよりも、聖書を暗記して祈るよりも(これも大切ですが)、むしろ失敗ばかりしてきた自分を静かに見つめましょう。こんな自分のために十字架にかかられた方を見上げるときに、自然に謙虚にされ、神様にゆだねることが出来るようにされ、人をゆるすことが出来るようになるのです。それが、信仰、それがキリスト者の愛のある生き方なのです。あなたから世界も変わります。神様の祝福を祈ります。 


世界祈禱日The World Day of Prayer 今年はバヌアツ共和国です

 世界祈祷日の季節がやってきましたね。毎年3月の第一金曜日15時からですから、今年は3月5日です。「世界祈祷日」とは、世界中のキリスト教会で同じ日に、毎年のテーマ国を決めてそのために祈るというもの。時差がありますから、地球が一回りする間、世界中で同じことに対して祈りがささげられるということになります。

今年のテーマ国は「バヌアツ共和国」。毎年各地の教会に教派を超えて女性会を中心に集まって祈り、献金をささげ現地への支援にもしてきましたが、去年から集まっての祈りの会が出来ません。日本語にもなった祈祷会の資料に加えて、ネット上には参考のVideoもあります。紹介されているように、Covid-19、ハリケーン被害からの回復、そして社会問題としての女性差別や家庭内暴力、児童虐待なども祈りましょう。

Youtube短い情報だけの5分ほどの番組:https://youtu.be/BLbnI-rJ-74

Youtube現地教会の方へのインタビューや祈りの時間も含めた一時間ほどの「礼拝」:https://youtu.be/0rWE3TCR59U


2021年2月26日金曜日

祈りのこよみ 2021年3月


日本福音ルーテル教会  東海教区宣教部



祈りのこよみ 2021年3月の祈り

新霊山教会を覚えて

  明比 輝代彦 牧師

年間主題「キリストの愛によって、主を讃えよう。」

主題聖句「すべての舌が、『イエス・キリストは主である』と公に宣べて、父である神をたたえるのです。」(フィリピ2:11)

羊, 哺乳動物, 屋外, 動物 が含まれている画像

自動的に生成された説明

3月7日

◆礼拝に行くことができない兄弟姉妹とそのご家族の上に神様の祝福が豊かにありますように。

◆福祉村や地域に暮らす方々とみ言葉を分かち合う事が出来ますように。

◆新たに教会に招かれた方々が洗礼へと導かれますように。

浜松教会を覚えて

  渡邉 克博 牧師

年間主題「福音に生きよう」

主題聖句「あなた方は自由へと召されたのです。ただ、この自由を、肉を満足させる機会とせず、愛を持って互いに仕えなさい。」(ガラテヤ5:13)

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3月14日

◆キリストの恵みに溢れる信仰生活を守ることができますように。

◆母国を離れて浜松で暮らす兄弟姉妹の信仰をお守りください。

◆施設で暮らす方々の信仰をお守りください。

◆地域で信仰を求める方々の受け皿として用いてください。

浜名教会を覚えて

  渡邉 克博 牧師

年間主題「御前に集い、祈り、共に讃え、歌おう」

年間聖句「互いに愛し合いなさい。私があなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。互いに愛し合うならば、それによってあなたがたが私の弟子であることを、皆が知るであろう。」(ヨハネ13:34,35)

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3月21日

◆キリストの愛を賜り、さらに愛し合う群れになれますように。

◆説教応援をしてくださる川口牧師の働きを祝してください。

◆教会の若者たちの信仰を育んでください。

◆「こどもひろば」の子どもたちが元気に安全に過ごせますように。

みのり教会を覚えて

  野口 勝彦 牧師

年間主題「元気を出しなさい」

年間聖句「皆さん、元気を出しなさい。わたしは神を信じています。わたしに告げられたことは、そのとおりになります。」(使徒27:25)

3月28日

◆コロナ感染が一日も早く、終息し、誰もが、安心して、礼拝を守ることができますように。

◆神さまの愛に満ちた、祈りに満ちた教会になりますように。

◆神さまの恵みに感謝し、元気が出る教会になりますように。

東海教区の祈りのこよみ2021年3月分をお送りします。
しばらくすると、
https://jelctokai.org/
にも公開されます。

週報用データ 202103

 

2021年3月

2021年3月7日 四旬節第3主日 (紫)

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第1朗読 出エジプト20: 1~17 (旧126)

第2朗読 一コリント1:18~25 (新300)

福 音 書 ヨハネ2:13~22 (新166)

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Of. 19(詩篇19:2-15)

天(てん)は神(かみ)の栄(えい)光(こう)を物(もの)語(がた)り、大(おお)空(ぞら)はみ手(て)の業(わざ)を示(しめ)す。

  昼(ひる)は昼(ひる)に語(かた)り伝(つた)え、夜(よる)は夜(よる)に知(ち)識(しき)を送(おく)る。

話(はな)すことも、語(かた)ることもなく、声(こえ)は聞(き)こえなくても、

  その響(ひび)きは全(ぜん)地(ち)に、

その言(こと)葉(ば)は世(せ)界(かい)の果(は)てに向(む)かう。

  そこに神(かみ)は太(たい)陽(よう)の幕(まく)屋(や)を設(もう)けられた。

太(たい)陽(よう)は、花(はな)婿(むこ)が天(てん)蓋(がい)から出(で)るように、

  勇(ゆう)士(し)が喜(よろこ)び勇(いさ)んで道(みち)を走(はし)るように、

天(てん)の果(は)てを出(い)で立(た)ち、天(てん)の果(は)てを目(め)指(ざ)して行(ゆ)く。

  その熱(ねつ)から隠(かく)れうるものはない。

主(しゅ)の律(りっ)法(ぽう)は完(かん)全(ぜん)で、魂(たましい)を生(い)き返(かえ)らせ、

  主(しゅ)の定(さだ)めは真(しん)実(じつ)で、無(む)知(ち)な人(ひと)に知(ち)恵(え)を与(あた)える。

主(しゅ)の命(めい)令(れい)はまっすぐで、心(こころ)に喜(よろこ)びを与(あた)え、

  主(しゅ)の戒(いまし)めは清(きよ)らかで、目(め)に光(ひかり)を与(あた)える。

主(しゅ)への畏(おそ)れは清(きよ)く、いつまでも続(つづ)き、

  主(しゅ)の裁(さば)きはまことで、ことごとく正(ただ)しい。

主(しゅ)の裁(さば)きは金(きん)にまさり、多(おお)くの純(じゅん)金(きん)にまさって望(のぞ)ましく、

  蜜(みつ)よりも、蜂(はち)の巣(す)の滴(したた)りよりも甘(あま)い。

あなたの僕(しもべ)はそれらのことを熟(じゅく)慮(りょ)し、

  それらを守(まも)って大(おお)きな報(むく)いを受(う)けます。

知(し)らずに犯(おか)した過(あやま)ち、隠(かく)れた罪(つみ)から、

  どうかわたしを清(きよ)めてください。

あなたの僕(しもべ)を驕(おご)りから引(ひ)き離(はな)し、支(し)配(はい)されないようにしてください。

  そうすれば重(おも)い背(そむ)きの罪(つみ)から清(きよ)められ、わたしは完(かん)全(ぜん)になります。

どうか、わたしの口(くち)の言(こと)葉(ば)がみ旨(むね)にかない、心(こころ)の思(おも)いがみ前(まえ)に置(お)かれますように。

  主(しゅ)よ、わたしの岩(いわ)、わたしの贖(あがな)い主(ぬし)よ。

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Pr.

聖(せい)なる神(かみ)様(さま)。あなたは私(わたし)たちがあなたを畏(おそ)れ愛(あい)し、勇(ゆう)気(き)をもって行(こう)動(どう)するように、御(み)子(こ)を通(とお)して招(まね)かれました。あなたの恵(めぐ)みの契(けい)約(やく)に堅(かた)く立(た)たせ、イエス・キリストのみが与(あた)えてくださる知(ち)恵(え)を教(おし)えてください。あなたと聖(せい)霊(れい)とともにただ独(ひと)りの神(かみ)、永(えい)遠(えん)の支(し)配(はい)者(しゃ)、御(み)子(こ)、主(しゅ)イエス・キリストによって祈(いの)ります。アーメン

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第1朗読 出エジプト20: 1~17 (旧126)

1神はこれらすべての言葉を告げられた。

2「わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である。 3あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。

4あなたはいかなる像も造ってはならない。上は天にあり、下は地にあり、また地の下の水の中にある、いかなるものの形も造ってはならない。 5あなたはそれらに向かってひれ伏したり、それらに仕えたりしてはならない。わたしは主、あなたの神。わたしは熱情の神である。わたしを否む者には、父祖の罪を子孫に三代、四代までも問うが、 6わたしを愛し、わたしの戒めを守る者には、幾千代にも及ぶ慈しみを与える。

7あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。みだりにその名を唱える者を主は罰せずにはおかれない。

8安息日を心に留め、これを聖別せよ。 9六日の間働いて、何であれあなたの仕事をし、 10七日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない。あなたも、息子も、娘も、男女の奴隷も、家畜も、あなたの町の門の中に寄留する人々も同様である。 11六日の間に主は天と地と海とそこにあるすべてのものを造り、七日目に休まれたから、主は安息日を祝福して聖別されたのである。

12あなたの父母を敬え。そうすればあなたは、あなたの神、主が与えられる土地に長く生きることができる。

13殺してはならない。

14姦淫してはならない。

15盗んではならない。

16隣人に関して偽証してはならない。

17隣人の家を欲してはならない。隣人の妻、男女の奴隷、牛、ろばなど隣人のものを一切欲してはならない。」

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第2朗読  一コリント1:18~25 (新300)

18十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です。 19それは、こう書いてあるからです。

「わたしは知恵ある者の知恵を滅ぼし、

賢い者の賢さを意味のないものにする。」

20知恵のある人はどこにいる。学者はどこにいる。この世の論客はどこにいる。神は世の知恵を愚かなものにされたではないか。 21世は自分の知恵で神を知ることができませんでした。それは神の知恵にかなっています。そこで神は、宣教という愚かな手段によって信じる者を救おうと、お考えになったのです。 22ユダヤ人はしるしを求め、ギリシア人は知恵を探しますが、 23わたしたちは、十字架につけられたキリストを宣べ伝えています。すなわち、ユダヤ人にはつまずかせるもの、異邦人には愚かなものですが、 24ユダヤ人であろうがギリシア人であろうが、召された者には、神の力、神の知恵であるキリストを宣べ伝えているのです。 25神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いからです。

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福音書  ヨハネ2:13~22 (新166)

13ユダヤ人の過越祭が近づいたので、イエスはエルサレムへ上って行かれた。 14そして、神殿の境内で牛や羊や鳩を売っている者たちと、座って両替をしている者たちを御覧になった。 15イエスは縄で鞭を作り、羊や牛をすべて境内から追い出し、両替人の金をまき散らし、その台を倒し、 16鳩を売る者たちに言われた。「このような物はここから運び出せ。わたしの父の家を商売の家としてはならない。」 17弟子たちは、「あなたの家を思う熱意がわたしを食い尽くす」と書いてあるのを思い出した。 18ユダヤ人たちはイエスに、「あなたは、こんなことをするからには、どんなしるしをわたしたちに見せるつもりか」と言った。 19イエスは答えて言われた。「この神殿を壊してみよ。三日で建て直してみせる。」 20それでユダヤ人たちは、「この神殿は建てるのに四十六年もかかったのに、あなたは三日で建て直すのか」と言った。 21イエスの言われる神殿とは、御自分の体のことだったのである。 22イエスが死者の中から復活されたとき、弟子たちは、イエスがこう言われたのを思い出し、聖書とイエスの語られた言葉とを信じた。

 

 

2021年3月14日 四旬節第4主日 (紫/薔薇色)

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第1朗読 民数記21: 4~ 9 (旧249)

第2朗読 エフェソ2: 1~10 (新353)

福 音 書 ヨハネ3:14~21 (新167)

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Of. 107改1(詩篇107:1-3,17-22)

「恵(めぐ)み深(ふか)い主(しゅ)に感(かん)謝(しゃ)せよ、慈(いつく)しみはとこしえに」。

  主(しゅ)に贖(あがな)われた人(ひと)々(びと)は唱(とな)えよ。

主(しゅ)は苦(くる)しめる者(もの)の手(て)から彼(かれ)らを贖(あがな)い、国(くに)々(ぐに)の中(なか)から集(あつ)めてくださった。

  東(ひがし)から西(にし)から、北(きた)から南(みなみ)から。

彼(かれ)らは、無(む)知(ち)であり、背(そむ)きと罪(つみ)の道(みち)のために

  屈(くつ)従(じゅう)する身(み)になった。

どの食(た)べ物(もの)も彼(かれ)らの喉(のど)には忌(い)むべきもので

  彼(かれ)らは死(し)の門(もん)に近(ちか)づいた。

苦(く)難(なん)の中(なか)から主(しゅ)に助(たす)けを求(もと)めて叫(さけ)ぶと

  主(しゅ)は彼(かれ)らの苦(くる)しみに救(すく)いを与(あた)えられた。

主(しゅ)は御(み)言(こと)葉(ば)を遣(つか)わして彼(かれ)らを癒(いや)し

  破(は)滅(めつ)から彼(かれ)らを救(すく)い出(だ)された。

主(しゅ)に感(かん)謝(しゃ)せよ。主(しゅ)は慈(いつく)しみ深(ふか)く

  人(ひと)の子(こ)らに驚(おどろ)くべき御(み)業(わざ)を成(な)し遂(と)げられる。

感(かん)謝(しゃ)のいけにえをささげ

  御(み)業(わざ)を語(かた)り伝(つた)え、喜(よろこ)び歌(うた)え。

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Pr.

憐(あわ)れみ深(ふか)い神(かみ)様(さま)。御(み)子(こ)の辱(はずかし)めによって、あなたは堕(だ)落(らく)したこの世(よ)を引(ひ)き上(あ)げ、死(し)の絶(ぜつ)望(ぼう)から私(わたし)たちを救(すく)われました。あなたの光(ひかり)の中(なか)へ私(わたし)たちを導(みちび)き、私(わたし)たちのすべての行(おこな)いがあなたの愛(あい)を映(うつ)し出(だ)すことができますように。あなたと聖(せい)霊(れい)とともにただ独(ひと)りの神(かみ)、永(えい)遠(えん)の支(し)配(はい)者(しゃ)、御(み)子(こ)、主(しゅ)イエス・キリストによって祈(いの)ります。アーメン

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第1朗読 民数記21: 4~ 9 (旧249)

4彼らはホル山を旅立ち、エドムの領土を迂回し、葦の海の道を通って行った。しかし、民は途中で耐えきれなくなって、 5神とモーセに逆らって言った。「なぜ、我々をエジプトから導き上ったのですか。荒れ野で死なせるためですか。パンも水もなく、こんな粗末な食物では、気力もうせてしまいます。」 6主は炎の蛇を民に向かって送られた。蛇は民をかみ、イスラエルの民の中から多くの死者が出た。 7民はモーセのもとに来て言った。「わたしたちは主とあなたを非難して、罪を犯しました。主に祈って、わたしたちから蛇を取り除いてください。」モーセは民のために主に祈った。 8主はモーセに言われた。「あなたは炎の蛇を造り、旗竿の先に掲げよ。蛇にかまれた者がそれを見上げれば、命を得る。」 9モーセは青銅で一つの蛇を造り、旗竿の先に掲げた。蛇が人をかんでも、その人が青銅の蛇を仰ぐと、命を得た。

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第2朗読  エフェソ2: 1~10 (新353)

1さて、あなたがたは、以前は自分の過ちと罪のために死んでいたのです。 2この世を支配する者、かの空中に勢力を持つ者、すなわち、不従順な者たちの内に今も働く霊に従い、過ちと罪を犯して歩んでいました。 3わたしたちも皆、こういう者たちの中にいて、以前は肉の欲望の赴くままに生活し、肉や心の欲するままに行動していたのであり、ほかの人々と同じように、生まれながら神の怒りを受けるべき者でした。 4しかし、憐れみ豊かな神は、わたしたちをこの上なく愛してくださり、その愛によって、 5罪のために死んでいたわたしたちをキリストと共に生かし、――あなたがたの救われたのは恵みによるのです―― 6キリスト・イエスによって共に復活させ、共に天の王座に着かせてくださいました。 7こうして、神は、キリスト・イエスにおいてわたしたちにお示しになった慈しみにより、その限りなく豊かな恵みを、来るべき世に現そうとされたのです。 8事実、あなたがたは、恵みにより、信仰によって救われました。このことは、自らの力によるのではなく、神の賜物です。 9行いによるのではありません。それは、だれも誇ることがないためなのです。 10なぜなら、わたしたちは神に造られたものであり、しかも、神が前もって準備してくださった善い業のために、キリスト・イエスにおいて造られたからです。わたしたちは、その善い業を行って歩むのです。

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福音書  ヨハネ3:14~21 (新167)

14そして、モーセが荒れ野で蛇を上げたように、人の子も上げられねばならない。 15それは、信じる者が皆、人の子によって永遠の命を得るためである。

16神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。 17神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである。 18御子を信じる者は裁かれない。信じない者は既に裁かれている。神の独り子の名を信じていないからである。 19光が世に来たのに、人々はその行いが悪いので、光よりも闇の方を好んだ。それが、もう裁きになっている。 20悪を行う者は皆、光を憎み、その行いが明るみに出されるのを恐れて、光の方に来ないからである。 21しかし、真理を行う者は光の方に来る。その行いが神に導かれてなされたということが、明らかになるために。」

 

 

2021年3月21日 四旬節第5主日 (紫)

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第1朗読 エレミヤ 31:31~34 (旧1237)

第2朗読 ヘブライ5: 5~10 (新406)

福 音 書 ヨハネ12:20~33 (新192)

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Of. 51(詩篇51:3-14)

神(かみ)よ、わたしを憐(あわ)れんでください、あなたの慈(いつく)しみをもって。

あなたの深(ふか)い憐(あわ)れみをもって、背(そむ)きの罪(つみ)をぬぐってください。

わたしの咎(とが)をことごとく洗(あら)い、

罪(つみ)から清(きよ)めてください。

神(かみ)よ、あなたに背(そむ)いたことをわたしは知(し)っています。

わたしの罪(つみ)は常(つね)にわたしの前(まえ)に置(お)かれています。

神(かみ)よ、あなたに、あなたにのみわたしは罪(つみ)を犯(おか)し、あなたの目(め)に悪(あく)事(じ)と見(み)られることをしました。

あなたの言(い)われることは正(ただ)しく、あなたの裁(さば)きに誤(あやま)りはありません。

わたしは咎(とが)のうちに産(う)み落(お)とされ、

母(はは)がわたしを身(み)ごもったときも、わたしは罪(つみ)のうちにあったのです。

あなたは心(こころ)の奥(おく)に真(しん)実(じつ)を求(もと)め、

隠(かく)れたところで知(ち)恵(え)を悟(さと)らせてくださいます。

ヒソプの枝(えだ)でわたしの罪(つみ)を払(はら)ってください、わたしが清(きよ)くなるように。

わたしを洗(あら)ってください、雪(ゆき)よりも白(しろ)くなるように。

喜(よろこ)び祝(いわ)う声(こえ)を聞(き)かせてください、あなたによって砕(くだ)かれたこの骨(ほね)が喜(よろこ)び躍(おど)るように。

わたしの罪(つみ)にみ顔(かお)を向(む)けず、咎(とが)をことごとくぬぐってください。

神(かみ)よ、わたしの内(うち)に清(きよ)い心(こころ)を創(そう)造(ぞう)し、

揺(ゆ)るがぬ霊(れい)をわたしの内(うち)に新(あたら)しくしてください。

わたしをみ前(まえ)から捨(す)てず、

あなたの聖(せい)なる霊(れい)を取(と)り上(あ)げないでください。

あなたの救(すく)いの喜(よろこ)びをわたしに返(かえ)し、

  喜(よろこ)び仕(つか)える霊(れい)を与(あた)えて、わたしを支(ささ)えてください。

 

 

または119(詩編119:9-16)

どのようにして、若(わか)者(もの)は、歩(あゆ)む道(みち)を清(きよ)めるべきでしょうか。

  あなたのみ言(こと)葉(ば)どおりに道(みち)を保(たも)つことです。

心(こころ)を尽(つ)くしてわたしはあなたを尋(たず)ね求(もと)めます。

  あなたの戒(いまし)めから迷(まよ)い出(で)ることのないようにしてください。

わたしは仰(おお)せを心(こころ)に納(おさ)めています。

  あなたに対(たい)して過(あやま)ちを犯(おか)すことのないように。

主(しゅ)よ、あなたをたたえます。

  あなたの掟(おきて)を教(おし)えてください。

あなたの口(くち)から与(あた)えられた裁(さば)きを、わたしの唇(くちびる)がひとつひとつ物(もの)語(がた)りますように。

  どのような財(ざい)宝(ほう)よりも、あなたの定(さだ)めに従(したが)う道(みち)を喜(よろこ)びとしますように。

わたしはあなたの命(めい)令(れい)に心(こころ)を砕(くだ)き、あなたの道(みち)に目(め)を注(そそ)ぎます。

  わたしはあなたの掟(おきて)を楽(たの)しみとし、決(けっ)してみ言(こと)葉(ば)を忘(わす)れません。

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Pr.

神(かみ)様(さま)。あなたは変(か)わらぬ愛(あい)をもって私(わたし)たちを御(み)許(もと)に引(ひ)き寄(よ)せ、私(わたし)たちの祈(いの)りに耳(みみ)を傾(かたむ)けてくださいます。聖(せい)霊(れい)の実(み)をもたらすことができるように私(わたし)たちを強(つよ)め、生(い)きるにしても死(し)ぬにしても御(み)子(こ)のうちに歩(あゆ)むことができるようにしてください。あなたと聖(せい)霊(れい)とともにただ独(ひと)りの神(かみ)、永(えい)遠(えん)の支(し)配(はい)者(しゃ)、御(み)子(こ)、主(しゅ)イエス・キリストによって祈(いの)ります。アーメン

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第1朗読 エレミヤ 31:31~34 (旧1237)

31見よ、わたしがイスラエルの家、ユダの家と新しい契約を結ぶ日が来る、と主は言われる。 32この契約は、かつてわたしが彼らの先祖の手を取ってエジプトの地から導き出したときに結んだものではない。わたしが彼らの主人であったにもかかわらず、彼らはこの契約を破った、と主は言われる。 33しかし、来るべき日に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこれである、と主は言われる。すなわち、わたしの律法を彼らの胸の中に授け、彼らの心にそれを記す。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。 34そのとき、人々は隣人どうし、兄弟どうし、「主を知れ」と言って教えることはない。彼らはすべて、小さい者も大きい者もわたしを知るからである、と主は言われる。わたしは彼らの悪を赦し、再び彼らの罪に心を留めることはない。

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第2朗読  ヘブライ5: 5~10 (新406)

5同じようにキリストも、大祭司となる栄誉を御自分で得たのではなく、

「あなたはわたしの子、

わたしは今日、あなたを産んだ」

と言われた方が、それをお与えになったのです。 6また、神は他の個所で、

「あなたこそ永遠に、

メルキゼデクと同じような祭司である」

と言われています。 7キリストは、肉において生きておられたとき、激しい叫び声をあげ、涙を流しながら、御自分を死から救う力のある方に、祈りと願いとをささげ、その畏れ敬う態度のゆえに聞き入れられました。 8キリストは御子であるにもかかわらず、多くの苦しみによって従順を学ばれました。 9そして、完全な者となられたので、御自分に従順であるすべての人々に対して、永遠の救いの源となり、 10神からメルキゼデクと同じような大祭司と呼ばれたのです。

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福音書  ヨハネ12:20~33 (新192)

20さて、祭りのとき礼拝するためにエルサレムに上って来た人々の中に、何人かのギリシア人がいた。 21彼らは、ガリラヤのベトサイダ出身のフィリポのもとへ来て、「お願いです。イエスにお目にかかりたいのです」と頼んだ。 22フィリポは行ってアンデレに話し、アンデレとフィリポは行って、イエスに話した。 23イエスはこうお答えになった。「人の子が栄光を受ける時が来た。 24はっきり言っておく。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。 25自分の命を愛する者は、それを失うが、この世で自分の命を憎む人は、それを保って永遠の命に至る。 26わたしに仕えようとする者は、わたしに従え。そうすれば、わたしのいるところに、わたしに仕える者もいることになる。わたしに仕える者がいれば、父はその人を大切にしてくださる。」

27「今、わたしは心騒ぐ。何と言おうか。『父よ、わたしをこの時から救ってください』と言おうか。しかし、わたしはまさにこの時のために来たのだ。 28父よ、御名の栄光を現してください。」すると、天から声が聞こえた。「わたしは既に栄光を現した。再び栄光を現そう。」 29そばにいた群衆は、これを聞いて、「雷が鳴った」と言い、ほかの者たちは「天使がこの人に話しかけたのだ」と言った。 30イエスは答えて言われた。「この声が聞こえたのは、わたしのためではなく、あなたがたのためだ。 31今こそ、この世が裁かれる時。今、この世の支配者が追放される。 32わたしは地上から上げられるとき、すべての人を自分のもとへ引き寄せよう。」 33イエスは、御自分がどのような死を遂げるかを示そうとして、こう言われたのである。

 

 

2021年3月28日 四旬節第6主日・主のエルサレム入城

(「主の十字架から復活へ」5頁参照)

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福 音 書 マルコ11: 1~11 (新83)

またはヨハネ12:12~16 (新192)

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Of. 118改1(詩編118:1-2&19-29)

恵(めぐ)み深(ふか)い主(しゅ)に感(かん)謝(しゃ)せよ。

  慈(いつく)しみはとこしえに。

イスラエルは言(い)え。

  慈(いつく)しみはとこしえに。

正(せい)義(ぎ)の城(じょう)門(もん)を開(あ)け

  わたしは入(はい)って主(しゅ)に感(かん)謝(しゃ)しよう。

これは主(しゅ)の城(じょう)門(もん)

  主(しゅ)に従(したが)う人(ひと)々(びと)はここを入(はい)る。

わたしはあなたに感(かん)謝(しゃ)をささげる

  あなたは答(こた)え、救(すく)いを与(あた)えてくださった。

家(いえ)を建(た)てる者(もの)の退(しりぞ)けた石(いし)が隅(すみ)の親(おや)石(いし)となった。

  これは主(しゅ)の御(み)業(わざ)、わたしたちの目(め)には驚(おどろ)くべきこと。

今日(きょう)こそ主(しゅ)の御(み)業(わざ)の日(ひ)。

  今日(きょう)を喜(よろこ)び祝(いわ)い、喜(よろこ)び躍(おど)ろう。

どうか主(しゅ)よ、わたしたちに救(すく)いを。

  どうか主(しゅ)よ、わたしたちに栄(さか)えを。

祝(しゅく)福(ふく)あれ、主(しゅ)の御(み)名(な)によって来(く)る人(ひと)に。

  わたしたちは主(しゅ)の家(いえ)からあなたたちを祝(しゅく)福(ふく)する。

主(しゅ)こそ神(かみ)、わたしたちに光(ひかり)をお与(あた)えになる方(かた)。

  祭(さい)壇(だん)の角(つの)のところまで、祭(まつ)りのいけにえを綱(つな)でひいて行(い)け。

あなたはわたしの神(かみ)、あなたに感(かん)謝(しゃ)をささげる。

  わたしの神(かみ)よ、あなたをあがめる。

恵(めぐ)み深(ふか)い主(しゅ)に感(かん)謝(しゃ)せよ。

  慈(いつく)しみはとこしえに。

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Pr.

王(おう)である神(かみ)様(さま)。御(み)子(こ)の仕(つか)える姿(すがた)を通(とお)して、あなたは私(わたし)たちの心(こころ)の中(なか)に新(あたら)しい掟(おきて)を授(さず)けてくださいました。聖(せい)霊(れい)によって日(ひ)ごとに御(み)子(こ)を主(しゅ)と告(こく)白(はく)し、賛(さん)美(び)する喜(よろこ)びの列(れつ)に加(くわ)えてください。あなたと聖(せい)霊(れい)とともにただ独(ひと)りの神(かみ)、永(えい)遠(えん)の支(し)配(はい)者(しゃ)、御(み)子(こ)、主(しゅ)イエス・キリストによって祈(いの)ります。

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福音書  マルコ11: 1~11 (新83)

1一行がエルサレムに近づいて、オリーブ山のふもとにあるベトファゲとベタニアにさしかかったとき、イエスは二人の弟子を使いに出そうとして、 2言われた。「向こうの村へ行きなさい。村に入るとすぐ、まだだれも乗ったことのない子ろばのつないであるのが見つかる。それをほどいて、連れて来なさい。 3もし、だれかが、『なぜ、そんなことをするのか』と言ったら、『主がお入り用なのです。すぐここにお返しになります』と言いなさい。」 4二人は、出かけて行くと、表通りの戸口に子ろばのつないであるのを見つけたので、それをほどいた。 5すると、そこに居合わせたある人々が、「その子ろばをほどいてどうするのか」と言った。 6二人が、イエスの言われたとおり話すと、許してくれた。 7二人が子ろばを連れてイエスのところに戻って来て、その上に自分の服をかけると、イエスはそれにお乗りになった。 8多くの人が自分の服を道に敷き、また、ほかの人々は野原から葉の付いた枝を切って来て道に敷いた。 9そして、前を行く者も後に従う者も叫んだ。

「ホサナ。

主の名によって来られる方に、

祝福があるように。

10我らの父ダビデの来るべき国に、

祝福があるように。

いと高きところにホサナ。」

11こうして、イエスはエルサレムに着いて、神殿の境内に入り、辺りの様子を見て回った後、もはや夕方になったので、十二人を連れてベタニアへ出て行かれた。

 

 

またはヨハネ12:12~16 (新192)

12その翌日、祭りに来ていた大勢の群衆は、イエスがエルサレムに来られると聞き、 13なつめやしの枝を持って迎えに出た。そして、叫び続けた。

「ホサナ。

主の名によって来られる方に、祝福があるように、

イスラエルの王に。」

14イエスはろばの子を見つけて、お乗りになった。次のように書いてあるとおりである。

15「シオンの娘よ、恐れるな。

見よ、お前の王がおいでになる、

ろばの子に乗って。」

16弟子たちは最初これらのことが分からなかったが、イエスが栄光を受けられたとき、それがイエスについて書かれたものであり、人々がそのとおりにイエスにしたということを思い出した。

 

 

2021年3月28日 四旬節第6主日・主の受難 (紫/赤)

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第1朗読 イザヤ50: 4~9a (旧1145)

第2朗読 フィリピ2: 5~11 (新363)

福 音 書 マルコ14: 1~15:47 (新90)

        又はマルコ15: 1~39(~47) (新94)

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Of. 31改1(詩篇31:10-17)

主(しゅ)よ、憐(あわ)れんでください、わたしは苦(くる)しんでいます。

  目(め)も、魂(たましい)も、はらわたも、苦(く)悩(のう)のゆえに衰(おとろ)えていきます。

命(いのち)は嘆(なげ)きのうちに、年(とし)月(つき)は呻(うめ)きのうちに尽(つ)きていきます。

  罪(つみ)のゆえに力(ちから)はうせ、骨(ほね)は衰(おとろ)えていきます。

わたしの敵(てき)は皆(みな)、わたしを嘲(あざけ)り、隣(りん)人(じん)も、激(はげ)しく嘲(あざけ)ります。

  親(した)しい人(ひと)々(びと)はわたしを見(み)て恐(おそ)れを抱(いだ)き、外(そと)で会(あ)えば避(さ)けて通(とお)ります。

人(ひと)の心(こころ)はわたしを死(し)者(しゃ)のように葬(ほうむ)り去(さ)り、壊(こわ)れた器(うつわ)と見(み)なします。

  ひそかな声(こえ)が周(しゅう)囲(い)に聞(き)こえ、脅(おびや)かすものが取(と)り囲(かこ)んでいます。

人(ひと)々(びと)がわたしに対(たい)して陰(いん)謀(ぼう)をめぐらし

  命(いのち)を奪(うば)おうとたくらんでいます。

主(しゅ)よ、わたしはなお、あなたに信(しん)頼(らい)し

  「あなたこそわたしの神(かみ)」と申(もう)します。

わたしにふさわしいときに、御(み)手(て)をもって

  追(お)い迫(せま)る者(もの)、敵(てき)の手(て)から助(たす)け出(だ)してください。

あなたの僕(しもべ)に御(み)顔(かお)の光(ひかり)を注(そそ)ぎ

  慈(いつく)しみ深(ふか)く、わたしをお救(すく)いください。

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Pr.

永(えい)遠(えん)の神(かみ)様(さま)。あなたは主(しゅ)イエス・キリストを人(ひと)として遣(つか)わし、その十(じゅう)字(じ)架(か)の苦(くる)しみと死(し)によって、限(かぎ)りのない愛(あい)を示(しめ)してくださいました。御(み)旨(むね)に忠(ちゅう)実(じつ)に生(い)きた主(しゅ)の従(じゅう)順(じゅん)、そして復(ふっ)活(かつ)の輝(かがや)かしい勝(しょう)利(り)に、私(わたし)たちが共(とも)に与(あず)かることができるよう憐(あわ)れんでください。あなたと聖(せい)霊(れい)とともにただ独(ひと)りの神(かみ)、永(えい)遠(えん)の支(し)配(はい)者(しゃ)、御(み)子(こ)、主(しゅ)イエス・キリストによって祈(いの)ります。アーメン

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第1朗読 イザヤ50: 4~9a (旧1145)

4主なる神は、弟子としての舌をわたしに与え

疲れた人を励ますように

言葉を呼び覚ましてくださる。

朝ごとにわたしの耳を呼び覚まし

弟子として聞き従うようにしてくださる。

5主なる神はわたしの耳を開かれた。

わたしは逆らわず、退かなかった。

6打とうとする者には背中をまかせ

ひげを抜こうとする者には頬をまかせた。

顔を隠さずに、嘲りと唾を受けた。

7主なる神が助けてくださるから

わたしはそれを嘲りとは思わない。

わたしは顔を硬い石のようにする。

わたしは知っている

わたしが辱められることはない、と。

8わたしの正しさを認める方は近くいます。

誰がわたしと共に争ってくれるのか

われわれは共に立とう。

誰がわたしを訴えるのか

わたしに向かって来るがよい。

9見よ、主なる神が助けてくださる。

誰がわたしを罪に定めえよう。

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第2朗読  フィリピ2: 5~11 (新363)

5互いにこのことを心がけなさい。それはキリスト・イエスにもみられるものです。 6キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、 7かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、 8へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。 9このため、神はキリストを高く上げ、あらゆる名にまさる名をお与えになりました。 10こうして、天上のもの、地上のもの、地下のものがすべて、イエスの御名にひざまずき、 11すべての舌が、「イエス・キリストは主である」と公に宣べて、父である神をたたえるのです。

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福音書  マルコ14: 1~15:47 (新90)

14: 1さて、過越祭と除酵祭の二日前になった。祭司長たちや律法学者たちは、なんとか計略を用いてイエスを捕らえて殺そうと考えていた。 2彼らは、「民衆が騒ぎだすといけないから、祭りの間はやめておこう」と言っていた。

3イエスがベタニアで重い皮膚病の人シモンの家にいて、食事の席に着いておられたとき、一人の女が、純粋で非常に高価なナルドの香油の入った石膏の壺を持って来て、それを壊し、香油をイエスの頭に注ぎかけた。 4そこにいた人の何人かが、憤慨して互いに言った。「なぜ、こんなに香油を無駄遣いしたのか。 5この香油は三百デナリオン以上に売って、貧しい人々に施すことができたのに。」そして、彼女を厳しくとがめた。 6イエスは言われた。「するままにさせておきなさい。なぜ、この人を困らせるのか。わたしに良いことをしてくれたのだ。 7貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいるから、したいときに良いことをしてやれる。しかし、わたしはいつも一緒にいるわけではない。 8この人はできるかぎりのことをした。つまり、前もってわたしの体に香油を注ぎ、埋葬の準備をしてくれた。 9はっきり言っておく。世界中どこでも、福音が宣べ伝えられる所では、この人のしたことも記念として語り伝えられるだろう。」

10十二人の一人イスカリオテのユダは、イエスを引き渡そうとして、祭司長たちのところへ出かけて行った。 11彼らはそれを聞いて喜び、金を与える約束をした。そこでユダは、どうすれば折よくイエスを引き渡せるかとねらっていた。

12除酵祭の第一日、すなわち過越の小羊を屠る日、弟子たちがイエスに、「過越の食事をなさるのに、どこへ行って用意いたしましょうか」と言った。 13そこで、イエスは次のように言って、二人の弟子を使いに出された。「都へ行きなさい。すると、水がめを運んでいる男に出会う。その人について行きなさい。 14その人が入って行く家の主人にはこう言いなさい。『先生が、「弟子たちと一緒に過越の食事をするわたしの部屋はどこか」と言っています。』 15すると、席が整って用意のできた二階の広間を見せてくれるから、そこにわたしたちのために準備をしておきなさい。」 16弟子たちは出かけて都に行ってみると、イエスが言われたとおりだったので、過越の食事を準備した。 17夕方になると、イエスは十二人と一緒にそこへ行かれた。 18一同が席に着いて食事をしているとき、イエスは言われた。「はっきり言っておくが、あなたがたのうちの一人で、わたしと一緒に食事をしている者が、わたしを裏切ろうとしている。」 19弟子たちは心を痛めて、「まさかわたしのことでは」と代わる代わる言い始めた。 20イエスは言われた。「十二人のうちの一人で、わたしと一緒に鉢に食べ物を浸している者がそれだ。 21人の子は、聖書に書いてあるとおりに、去って行く。だが、人の子を裏切るその者は不幸だ。生まれなかった方が、その者のためによかった。」

22一同が食事をしているとき、イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱えて、それを裂き、弟子たちに与えて言われた。「取りなさい。これはわたしの体である。」 23また、杯を取り、感謝の祈りを唱えて、彼らにお渡しになった。彼らは皆その杯から飲んだ。 24そして、イエスは言われた。「これは、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血である。 25はっきり言っておく。神の国で新たに飲むその日まで、ぶどうの実から作ったものを飲むことはもう決してあるまい。」 26一同は賛美の歌をうたってから、オリーブ山へ出かけた。

27イエスは弟子たちに言われた。「あなたがたは皆わたしにつまずく。

『わたしは羊飼いを打つ。

すると、羊は散ってしまう』

と書いてあるからだ。 28しかし、わたしは復活した後、あなたがたより先にガリラヤへ行く。」 29するとペトロが、「たとえ、みんながつまずいても、わたしはつまずきません」と言った。 30イエスは言われた。「はっきり言っておくが、あなたは、今日、今夜、鶏が二度鳴く前に、三度わたしのことを知らないと言うだろう。」 31ペトロは力を込めて言い張った。「たとえ、御一緒に死なねばならなくなっても、あなたのことを知らないなどとは決して申しません。」皆の者も同じように言った。

32一同がゲツセマネという所に来ると、イエスは弟子たちに、「わたしが祈っている間、ここに座っていなさい」と言われた。 33そして、ペトロ、ヤコブ、ヨハネを伴われたが、イエスはひどく恐れてもだえ始め、 34彼らに言われた。「わたしは死ぬばかりに悲しい。ここを離れず、目を覚ましていなさい。」 35少し進んで行って地面にひれ伏し、できることなら、この苦しみの時が自分から過ぎ去るようにと祈り、 36こう言われた。「アッバ、父よ、あなたは何でもおできになります。この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしが願うことではなく、御心に適うことが行われますように。」 37それから、戻って御覧になると、弟子たちは眠っていたので、ペトロに言われた。「シモン、眠っているのか。わずか一時も目を覚ましていられなかったのか。 38誘惑に陥らぬよう、目を覚まして祈っていなさい。心は燃えても、肉体は弱い。」 39更に、向こうへ行って、同じ言葉で祈られた。 40再び戻って御覧になると、弟子たちは眠っていた。ひどく眠かったのである。彼らは、イエスにどう言えばよいのか、分からなかった。 41イエスは三度目に戻って来て言われた。「あなたがたはまだ眠っている。休んでいる。もうこれでいい。時が来た。人の子は罪人たちの手に引き渡される。 42立て、行こう。見よ、わたしを裏切る者が来た。」

43さて、イエスがまだ話しておられると、十二人の一人であるユダが進み寄って来た。祭司長、律法学者、長老たちの遣わした群衆も、剣や棒を持って一緒に来た。 44イエスを裏切ろうとしていたユダは、「わたしが接吻するのが、その人だ。捕まえて、逃がさないように連れて行け」と、前もって合図を決めていた。 45ユダはやって来るとすぐに、イエスに近寄り、「先生」と言って接吻した。 46人々は、イエスに手をかけて捕らえた。 47居合わせた人々のうちのある者が、剣を抜いて大祭司の手下に打ってかかり、片方の耳を切り落とした。 48そこで、イエスは彼らに言われた。「まるで強盗にでも向かうように、剣や棒を持って捕らえに来たのか。 49わたしは毎日、神殿の境内で一緒にいて教えていたのに、あなたたちはわたしを捕らえなかった。しかし、これは聖書の言葉が実現するためである。」 50弟子たちは皆、イエスを見捨てて逃げてしまった。

51一人の若者が、素肌に亜麻布をまとってイエスについて来ていた。人々が捕らえようとすると、 52亜麻布を捨てて裸で逃げてしまった。

53人々は、イエスを大祭司のところへ連れて行った。祭司長、長老、律法学者たちが皆、集まって来た。 54ペトロは遠く離れてイエスに従い、大祭司の屋敷の中庭まで入って、下役たちと一緒に座って、火にあたっていた。 55祭司長たちと最高法院の全員は、死刑にするためイエスにとって不利な証言を求めたが、得られなかった。 56多くの者がイエスに不利な偽証をしたが、その証言は食い違っていたからである。 57すると、数人の者が立ち上がって、イエスに不利な偽証をした。 58「この男が、『わたしは人間の手で造ったこの神殿を打ち倒し、三日あれば、手で造らない別の神殿を建ててみせる』と言うのを、わたしたちは聞きました。」 59しかし、この場合も、彼らの証言は食い違った。 60そこで、大祭司は立ち上がり、真ん中に進み出て、イエスに尋ねた。「何も答えないのか、この者たちがお前に不利な証言をしているが、どうなのか。」 61しかし、イエスは黙り続け何もお答えにならなかった。そこで、重ねて大祭司は尋ね、「お前はほむべき方の子、メシアなのか」と言った。 62イエスは言われた。「そうです。

あなたたちは、人の子が全能の神の右に座り、

天の雲に囲まれて来るのを見る。」

63大祭司は、衣を引き裂きながら言った。「これでもまだ証人が必要だろうか。 64諸君は冒瀆の言葉を聞いた。どう考えるか。」一同は、死刑にすべきだと決議した。 65それから、ある者はイエスに唾を吐きかけ、目隠しをしてこぶしで殴りつけ、「言い当ててみろ」と言い始めた。また、下役たちは、イエスを平手で打った。

66ペトロが下の中庭にいたとき、大祭司に仕える女中の一人が来て、 67ペトロが火にあたっているのを目にすると、じっと見つめて言った。「あなたも、あのナザレのイエスと一緒にいた。」 68しかし、ペトロは打ち消して、「あなたが何のことを言っているのか、わたしには分からないし、見当もつかない」と言った。そして、出口の方へ出て行くと、鶏が鳴いた。 69女中はペトロを見て、周りの人々に、「この人は、あの人たちの仲間です」とまた言いだした。 70ペトロは、再び打ち消した。しばらくして、今度は、居合わせた人々がペトロに言った。「確かに、お前はあの連中の仲間だ。ガリラヤの者だから。」 71すると、ペトロは呪いの言葉さえ口にしながら、「あなたがたの言っているそんな人は知らない」と誓い始めた。 72するとすぐ、鶏が再び鳴いた。ペトロは、「鶏が二度鳴く前に、あなたは三度わたしを知らないと言うだろう」とイエスが言われた言葉を思い出して、いきなり泣きだした。

15: 1夜が明けるとすぐ、祭司長たちは、長老や律法学者たちと共に、つまり最高法院全体で相談した後、イエスを縛って引いて行き、ピラトに渡した。 2ピラトがイエスに、「お前がユダヤ人の王なのか」と尋問すると、イエスは、「それは、あなたが言っていることです」と答えられた。 3そこで祭司長たちが、いろいろとイエスを訴えた。 4ピラトが再び尋問した。「何も答えないのか。彼らがあのようにお前を訴えているのに。」 5しかし、イエスがもはや何もお答えにならなかったので、ピラトは不思議に思った。

6ところで、祭りの度ごとに、ピラトは人々が願い出る囚人を一人釈放していた。 7さて、暴動のとき人殺しをして投獄されていた暴徒たちの中に、バラバという男がいた。 8群衆が押しかけて来て、いつものようにしてほしいと要求し始めた。 9そこで、ピラトは、「あのユダヤ人の王を釈放してほしいのか」と言った。 10祭司長たちがイエスを引き渡したのは、ねたみのためだと分かっていたからである。 11祭司長たちは、バラバの方を釈放してもらうように群衆を扇動した。 12そこで、ピラトは改めて、「それでは、ユダヤ人の王とお前たちが言っているあの者は、どうしてほしいのか」と言った。 13群衆はまた叫んだ。「十字架につけろ。」 14ピラトは言った。「いったいどんな悪事を働いたというのか。」群衆はますます激しく、「十字架につけろ」と叫び立てた。 15ピラトは群衆を満足させようと思って、バラバを釈放した。そして、イエスを鞭打ってから、十字架につけるために引き渡した。

16兵士たちは、官邸、すなわち総督官邸の中に、イエスを引いて行き、部隊の全員を呼び集めた。 17そして、イエスに紫の服を着せ、茨の冠を編んでかぶらせ、 18「ユダヤ人の王、万歳」と言って敬礼し始めた。 19また何度も、葦の棒で頭をたたき、唾を吐きかけ、ひざまずいて拝んだりした。 20このようにイエスを侮辱したあげく、紫の服を脱がせて元の服を着せた。そして、十字架につけるために外へ引き出した。

21そこへ、アレクサンドロとルフォスとの父でシモンというキレネ人が、田舎から出て来て通りかかったので、兵士たちはイエスの十字架を無理に担がせた。 22そして、イエスをゴルゴタという所――その意味は「されこうべの場所」――に連れて行った。 23没薬を混ぜたぶどう酒を飲ませようとしたが、イエスはお受けにならなかった。 24それから、兵士たちはイエスを十字架につけて、

その服を分け合った、

だれが何を取るかをくじ引きで決めてから。

25イエスを十字架につけたのは、午前九時であった。 26罪状書きには、「ユダヤ人の王」と書いてあった。 27また、イエスと一緒に二人の強盗を、一人は右にもう一人は左に、十字架につけた。 28† 29そこを通りかかった人々は、頭を振りながらイエスをののしって言った。「おやおや、神殿を打ち倒し、三日で建てる者、 30十字架から降りて自分を救ってみろ。」 31同じように、祭司長たちも律法学者たちと一緒になって、代わる代わるイエスを侮辱して言った。「他人は救ったのに、自分は救えない。 32メシア、イスラエルの王、今すぐ十字架から降りるがいい。それを見たら、信じてやろう。」一緒に十字架につけられた者たちも、イエスをののしった。

33昼の十二時になると、全地は暗くなり、それが三時まで続いた。 34三時にイエスは大声で叫ばれた。「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。 35そばに居合わせた人々のうちには、これを聞いて、「そら、エリヤを呼んでいる」と言う者がいた。 36ある者が走り寄り、海綿に酸いぶどう酒を含ませて葦の棒に付け、「待て、エリヤが彼を降ろしに来るかどうか、見ていよう」と言いながら、イエスに飲ませようとした。 37しかし、イエスは大声を出して息を引き取られた。 38すると、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂けた。 39百人隊長がイエスの方を向いて、そばに立っていた。そして、イエスがこのように息を引き取られたのを見て、「本当に、この人は神の子だった」と言った。 40また、婦人たちも遠くから見守っていた。その中には、マグダラのマリア、小ヤコブとヨセの母マリア、そしてサロメがいた。 41この婦人たちは、イエスがガリラヤにおられたとき、イエスに従って来て世話をしていた人々である。なおそのほかにも、イエスと共にエルサレムへ上って来た婦人たちが大勢いた。

42既に夕方になった。その日は準備の日、すなわち安息日の前日であったので、 43アリマタヤ出身で身分の高い議員ヨセフが来て、勇気を出してピラトのところへ行き、イエスの遺体を渡してくれるようにと願い出た。この人も神の国を待ち望んでいたのである。 44ピラトは、イエスがもう死んでしまったのかと不思議に思い、百人隊長を呼び寄せて、既に死んだかどうかを尋ねた。 45そして、百人隊長に確かめたうえ、遺体をヨセフに下げ渡した。 46ヨセフは亜麻布を買い、イエスを十字架から降ろしてその布で巻き、岩を掘って作った墓の中に納め、墓の入り口には石を転がしておいた。 47マグダラのマリアとヨセの母マリアとは、イエスの遺体を納めた場所を見つめていた。

 

 

又はマルコ15: 1~39(~47) (新94)

15:1夜が明けるとすぐ、祭司長たちは、長老や律法学者たちと共に、つまり最高法院全体で相談した後、イエスを縛って引いて行き、ピラトに渡した。 2ピラトがイエスに、「お前がユダヤ人の王なのか」と尋問すると、イエスは、「それは、あなたが言っていることです」と答えられた。 3そこで祭司長たちが、いろいろとイエスを訴えた。 4ピラトが再び尋問した。「何も答えないのか。彼らがあのようにお前を訴えているのに。」 5しかし、イエスがもはや何もお答えにならなかったので、ピラトは不思議に思った。

6ところで、祭りの度ごとに、ピラトは人々が願い出る囚人を一人釈放していた。 7さて、暴動のとき人殺しをして投獄されていた暴徒たちの中に、バラバという男がいた。 8群衆が押しかけて来て、いつものようにしてほしいと要求し始めた。 9そこで、ピラトは、「あのユダヤ人の王を釈放してほしいのか」と言った。 10祭司長たちがイエスを引き渡したのは、ねたみのためだと分かっていたからである。 11祭司長たちは、バラバの方を釈放してもらうように群衆を扇動した。 12そこで、ピラトは改めて、「それでは、ユダヤ人の王とお前たちが言っているあの者は、どうしてほしいのか」と言った。 13群衆はまた叫んだ。「十字架につけろ。」 14ピラトは言った。「いったいどんな悪事を働いたというのか。」群衆はますます激しく、「十字架につけろ」と叫び立てた。 15ピラトは群衆を満足させようと思って、バラバを釈放した。そして、イエスを鞭打ってから、十字架につけるために引き渡した。

16兵士たちは、官邸、すなわち総督官邸の中に、イエスを引いて行き、部隊の全員を呼び集めた。 17そして、イエスに紫の服を着せ、茨の冠を編んでかぶらせ、 18「ユダヤ人の王、万歳」と言って敬礼し始めた。 19また何度も、葦の棒で頭をたたき、唾を吐きかけ、ひざまずいて拝んだりした。 20このようにイエスを侮辱したあげく、紫の服を脱がせて元の服を着せた。そして、十字架につけるために外へ引き出した。

21そこへ、アレクサンドロとルフォスとの父でシモンというキレネ人が、田舎から出て来て通りかかったので、兵士たちはイエスの十字架を無理に担がせた。 22そして、イエスをゴルゴタという所――その意味は「されこうべの場所」――に連れて行った。 23没薬を混ぜたぶどう酒を飲ませようとしたが、イエスはお受けにならなかった。 24それから、兵士たちはイエスを十字架につけて、

その服を分け合った、

だれが何を取るかをくじ引きで決めてから。

25イエスを十字架につけたのは、午前九時であった。 26罪状書きには、「ユダヤ人の王」と書いてあった。 27また、イエスと一緒に二人の強盗を、一人は右にもう一人は左に、十字架につけた。 28† 29そこを通りかかった人々は、頭を振りながらイエスをののしって言った。「おやおや、神殿を打ち倒し、三日で建てる者、 30十字架から降りて自分を救ってみろ。」 31同じように、祭司長たちも律法学者たちと一緒になって、代わる代わるイエスを侮辱して言った。「他人は救ったのに、自分は救えない。 32メシア、イスラエルの王、今すぐ十字架から降りるがいい。それを見たら、信じてやろう。」一緒に十字架につけられた者たちも、イエスをののしった。

33昼の十二時になると、全地は暗くなり、それが三時まで続いた。 34三時にイエスは大声で叫ばれた。「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。 35そばに居合わせた人々のうちには、これを聞いて、「そら、エリヤを呼んでいる」と言う者がいた。 36ある者が走り寄り、海綿に酸いぶどう酒を含ませて葦の棒に付け、「待て、エリヤが彼を降ろしに来るかどうか、見ていよう」と言いながら、イエスに飲ませようとした。 37しかし、イエスは大声を出して息を引き取られた。 38すると、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂けた。 39百人隊長がイエスの方を向いて、そばに立っていた。そして、イエスがこのように息を引き取られたのを見て、「本当に、この人は神の子だった」と言った。

 

( 40また、婦人たちも遠くから見守っていた。その中には、マグダラのマリア、小ヤコブとヨセの母マリア、そしてサロメがいた。 41この婦人たちは、イエスがガリラヤにおられたとき、イエスに従って来て世話をしていた人々である。なおそのほかにも、イエスと共にエルサレムへ上って来た婦人たちが大勢いた。

42既に夕方になった。その日は準備の日、すなわち安息日の前日であったので、 43アリマタヤ出身で身分の高い議員ヨセフが来て、勇気を出してピラトのところへ行き、イエスの遺体を渡してくれるようにと願い出た。この人も神の国を待ち望んでいたのである。 44ピラトは、イエスがもう死んでしまったのかと不思議に思い、百人隊長を呼び寄せて、既に死んだかどうかを尋ねた。 45そして、百人隊長に確かめたうえ、遺体をヨセフに下げ渡した。 46ヨセフは亜麻布を買い、イエスを十字架から降ろしてその布で巻き、岩を掘って作った墓の中に納め、墓の入り口には石を転がしておいた。 47マグダラのマリアとヨセの母マリアとは、イエスの遺体を納めた場所を見つめていた。)