2023年4月1日土曜日

週報データ2023 受難週から復活

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主の十字架から復活へ

 

(灰の水曜日・主のエルサレム入城・聖木曜日・聖金曜日・主の復活の夜 礼拝式文)

 

~ ルーテル教会改定諸式式文による ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


灰の水曜日礼拝

2020715

式文委員会

 

1.つどいのうた

 

2.御名による祝福

司式:父と子と聖霊の御名によって。

会衆:アーメン

 

3.はじめに

司式:私たちの主イエス・キリストは、ガリラヤで、神の福音を宣べ伝えて言われました。「時は満ちた。神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」。「わたしが来たのは、あなたがたが命を受けるため、しかも豊かに受けるためである。」

私たちはこの日(朝・夕べ)、四旬節のはじめの日、灰の水曜日に、御前に集められました。

みことばを聞き、罪を告白し、信仰が強められて、聖い生活ができるように祈り願うためです。

 

4.つどいの祈り

司式:祈りましょう。 ※以下のいずれかの祈りを用いる。

司式:今も生きておられる全能の神様。あなたはお創りになったものを何一つ捨てず、罪を悔いる者すべてを赦してくださいます。私たちのうちに新たにきよい心を造ってください。そして心から悔い改める者に、憐れみ深いあなたの全き赦しをお与えください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。

会衆:アーメン

または

司式:恵み深い神様。あなたは愛と憐れみによって、塵に命の息を吹き込み、あなたと隣人に仕えるために、私たちを創られました。私たちの祈りとよき業を呼び起こし、御子の憐れみに信頼して御心にふさわしく立つことができるよう私たちを強めてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。

会衆:アーメン

 

5.第一の朗読 

司式:御言葉を聞きましょう。

朗読者:本日の第1の朗読はヨエル書2章1節(またはイザヤ書58章1節)から始まります。

ヨエル書2章1~2節及び12~17節 又は イザヤ58章1~12節

朗読者:第1の朗読を終わります。

 

6.詩編唱 詩編51編3~19 ※詩編51編を題材にした詩編歌を用いてもよい。

司式:神よ、わたしを憐れんでください、慈しみをもって。

会衆:あなたの深い憐れみをもって、背きの罪をぬぐってください。

司式:わたしの咎をことごとく洗い、

会衆:罪から清めてください。

司式:神よ、あなたに背いたことをわたしは知っています。

会衆:わたしの罪は常にわたしの前に置かれています。

司式:神よ、あなたに、あなたにのみわたしは罪を犯し、御目に悪事と見られることをしました。

会衆:あなたの言われることは正しく、あなたの裁きに誤りはありません。

司式:わたしは咎のうちに産み落とされ、

会衆:母がわたしを身ごもったときも、わたしは罪のうちにあったのです。

司式:あなたは心の奥に真実を求め、

会衆:隠れたところで知恵を悟らせてくださいます。

司式:ヒソプの枝でわたしの罪を払ってください、わたしが清くなるように。

会衆:わたしを洗ってください、雪よりも白くなるように。

司式:喜び祝う声を聞かせてください、あなたによって砕かれたこの骨が喜び躍るように。

会衆:わたしの罪にみ顔を向けず、咎をことごとくぬぐってください。

司式:神よ、わたしの内に清い心を創造し、

会衆:揺るがぬ霊をわたしの内に新しくしてください。

司式:わたしをみ前から捨てず、

会衆:あなたの聖なる霊を取り上げないでください。

司式:あなたの救いの喜びをわたしに返し、

会衆:喜び仕える霊を与えて、わたしを支えてください。

司式:神よ、わたしはあなたの道を教えます、あなたに背く者に。

会衆:罪人がみもとに立ち帰るように。

司式:神よ、わたしの救いの神よ、流血の災いからわたしを救い出してください。

会衆:わたしの舌は恵みのみ業を喜び歌います。

司式:主よ、わたしの唇を開いてください。

会衆:わたしの口はあなたの讃美を歌います。

司式:もしいけにえがあなたに喜ばれ、焼き尽くす献げ物がみ旨にかなうのなら、

会衆:わたしはそれをささげます。

司式:しかし、神の求めるいけにえは打ち砕かれた霊。

会衆:打ち砕かれ悔いる心を、神よ、あなたは侮られません。

(司式:父と子と聖霊の神に栄光

会衆:はじめも今も永遠に限りなく アーメン)

 

7.第二の朗読

朗読者:本日の第2の朗読はコリントの信徒への手紙二5章20節(後半)から始まります。

コリントの信徒への手紙二5章20節b~6章2節

朗読者:第2の朗読を終わります。

 

8.詠唱

会衆:キリストは、へりくだり、死に至るまで、十字架の死に至るまで従順でした。

 

9.福音の朗読

朗読者:本日の福音はマタイによる福音書6章1節から始まります。

会衆:栄光は主に。

 マタイによる福音書6章1~6節&16~21節

朗読者:福音朗読を終わります。

会衆:美はキリスト

 

10.説教 

 

11.みことばのうた(灰の水曜日・四旬節・ざんげ・神の招き・ゆるしなどのカテゴリーより)

 

12.すすめの言葉

司式:(愛するみなさん。)私たちの主である神は、私たちが神との交わりを喜び、すべての人類を愛し、あらゆる被造物と調和を保って生きるように、私たちを創造されました。しかし、私たちの罪が、神と隣り人とあらゆる被造物から、私たちを引き離し、造り主である神が望んでおられるように、私たちが喜びをもって生きることをできなくしてしまっています。私たちを裁くことではなく、御許に立ち返って生きることを望んでおられる父である神を悲しませているのです。私たちの主イエス・キリストに従って、主とともに歩む弟子として、神と隣り人への愛から引き離すあらゆる事柄と闘うように、私たちは招かれています。悔い改め、断食、祈り、そして、愛の働きなど、これら四旬節に行う鍛錬は、私たちが霊的な闘いを闘う際に有益な助けとなります。(どうぞ、みなさんも)この闘いに加わり、自らの罪をざんげし、それぞれの鍛錬を最後まで闘い抜く力が与えられるように、恵みの神に祈り求めましょう。

 

13.罪の告白とざんげ

※ ここで一同は、自らを見つめ、今までの歩みを省みるため、しばらく沈黙する。その後、以下を行う。

司式:憐れみ深い聖なる神様。あなたと、ここに集っているみなさん、そして、天と地のすべての聖徒たちの前で、私(たち)は告白いたします。

私(たち)は、思いと言葉と行い、また、怠りと無関心によって、罪を犯しました。

私(たち)は、心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたを愛することをせず、隣人を自分自身のように愛することもしてきませんでした。あなたが私(たち)を赦してくださったように、私の隣り人を赦しませんでした。

会衆:主よ、憐れんでください。

司式:「わたしがあなたに仕えたように、あなたがたも互いに仕え合いなさい」との御子の呼びかけに、私(たち)は耳を閉ざしてきました。御子の御旨に、私(たち)は真実ではありませんでした。私(たち)はあなたの聖霊を悲しませています。

会衆:主よ、憐れんでください。

司式:主よ、今までのすべての不信仰をあなたに告白いたします。うぬぼれや偽善、生活の中で忍耐を怠ってきたことを、

会衆:主よ、あなたに告白いたします。

司式:隣人に自分勝手な不満や怒りを感じ、自分より幸せに見える人々に嫉妬をしてきたことを、

会衆:主よ、あなたに告白いたします。

司式:この世の物質や快楽に過度に執着し、日々の生活と働きに誠実でなかったことを、

会衆:主よ、あなたに告白いたします。

司式:祈ることや礼拝することを怠り、あなたに十分に委ねることをしてこなかったことを、

会衆:主よ、あなたに告白いたします。

司式:主よ、私(たち)が犯してきた過ちに対する悔い改めを受け入れてください。人々の必要や損害に目を閉ざし、不正義や残酷な出来事に無関心でした。

会衆:主よ、私たちの悔い改めを受け入れてください。

司式:隣人を誤って裁き、慈悲をもって接することなく、自分と異なる立場にある人々に偏見と軽蔑の思いを抱いてきました。

会衆:主よ、私たちの悔い改めを受け入れてください。

司式:あなたが造られた世界を汚染し、大切な資源やいのちを浪費し、後に続く人々への責任を果たすことをしてきませんでした。

会衆:主よ、私たちの悔い改めを受け入れてください。

 

司式:よき方であられる、主である神様。私たちをあなたのものとして取り戻し、あなたの怒りを私たちから取り去ってください。

会衆:主よ、あなたの大いなる憐れみのゆえに私たちの願いをお聴きください。アーメン

 

14.罪の告白の結び

司式:神様。私たちのうちで、あなたの救いのみわざをなしとげてください。

会衆:私たちは世に輝くあなたの栄光を仰ぎ見ます。

司式:あなたの御子、私たちの主イエス・キリストの十字架と受難によって、

会衆:すべての聖徒たちとともに、主の復活の喜びへと私たちを導いてください。

 

※ 伝統的にはこれより灰を用いた典礼が行われる。灰は以下のものを用いる。

◎ 前年の主の受難の主日の礼拝の冒頭で(主のエルサレム入城を覚えた際に)用いた(棕櫚やソテツ、ロべ、フェニックス、あるいは地域で特色ある植物などの)枝や葉を燃やして灰にしたもの。

◎ 前年の受難の主日の礼拝で上記の植物をその日の礼拝の花とともに飾り、その枝や葉を保管しておき、それを燃やして灰にしたもの。

◎ そのいずれもない場合は、その他の植物の(乾燥した)枝や葉を燃やして灰にしたもの。

 

15.祝福を願う祈り ※ 灰を用いない場合には、以下の下線部分を(カッコ内)の文言に替えて用いる。

司式:(愛するみなさん)悔い改めのしるしとして額に灰を受ける私たちを(罪を悔い改め、新しい歩みを願う私たちを)、主である神が豊かに祝福してくださるよう、心から祈りましょう。

司式:慈しみ深い神様。あなたは、へりくだって、罪の贖いを願い求める者を受け入れ、ゆるしを与えられます。私たちの祈りに耳を傾け、この灰を受ける(御前に悔い改める)あなたの民に祝福を注ぎ、きょうから始まる四旬節の日々を豊かに導いてください。私たちの主イエス・キリストによって。

会衆:アーメン。

 

16.塗 灰

※ ここで会衆は前に進み出て、牧師は、一人一人の額に十字の印に灰を塗りながら以下の言葉を言う。灰は、礼拝終了後に各自で拭き取る。

※ 灰を用いない場合には、可能であれば会衆は自らの席の前に跪いて、あるいは起立して頭を垂れ、牧師は会衆に向かって次の言葉を言う。

牧師:「あなたは塵からとられたものだから、塵に帰る。悔い改めて福音を信じなさい」

会衆:アーメン

 

 

 

17.ゆるしの祈願

司式:私たちの主イエス・キリストの父である全能の神は、罪人の死を望まず、私たちが悪しき思いと生活から立ち返ることを望んでおられます。私たちが日々行うことが神を喜ばせ、残りの人生が純粋にきよくあることができるように、そして終わりの日に永遠の喜びへと至ることができるように、まことの悔い改めと聖霊を私たちに与えてくださることを主に感謝します。私たちの主イエス・キリストによって。

会衆:アーメン

 

※ 聖餐が行われる場合、以下の通り、主日礼拝式文の「とりなしの祈り(教会の祈り)」に続く。(主の受難と復活によって与えられる赦しと生命を心に刻むために、この礼拝で聖餐が行われることがふさわしい。)

※ 聖餐が行われない場合の式順については、後述する。

 

18.とりなしの祈り/教会の祈り

19.平和の挨拶

 

20.聖餐のうた

21.序詞

22.その日の序詞

23.聖なる聖なる(サンクトゥス)(うたわずに唱えても可)

24.設定

25.主の祈り

26.神の小羊(アグヌス・ディ)(うたわずに唱えても可)

27.聖餐への招きと配餐

28.配餐後の祝福

29.聖餐の感謝

30.シメオンの賛歌(ヌンク・ディミティス)(うたわずに唱えても可・省略してもよい)

 

31.感謝のささげもの

32.派遣の祈り ※ 派遣の祈りとして以下の通り祈る。

司式:憐れみ深い神様。今日から始まる(四旬節の)40日の旅をともに歩んでください。貧しい人たちに分かち合い、困窮する人たちのために祈る者となり、自己を満たすことから離れ、何よりも、私たちの救い主であり主である、御子イエス・キリストの命のうちにある宝を見つけることができるように、洗礼の賜物によって私たちを新しくしてください。御子は、あなたと聖霊と共にただ独りの神、永遠の主です。

会衆:アーメン。

 

33.派遣のうた

 

34.祝福

司式:愛と憐れみの神の祝福があなたとともにあるように。父と子と聖霊の御名によって。

会衆:アーメン

 

35.派遣のことば

司式:主の十字架を心に刻み行きましょう。主の平和のうちに。仕えましょう。主と隣人に。

会衆:(アーメン)私たちは行きます。神の助けによって。

 

※ 聖餐を行わない場合には、ゆるしの祈願に続き以下の式順で行う。

18.シメオンの賛歌(うたわずに唱えても可)(省略してもよい)

19.とりなしの祈り/教会の祈り

20.主の祈り

21.感謝のささげもの

22.派遣の祈り(上記の聖餐を伴う礼拝の「派遣の祈り」に記載した文言を用いる)

23.派遣のうた

24.祝福(上記の聖餐を伴う礼拝の「祝福」に記載した文言を用いる)

25.派遣のことば(上記の聖餐を伴う礼拝の「派遣のことば」に記載した文言を用いる)

 


 

主のエルサレム入城

2020117 

共同式文検討委員会

 

(「主の受難」の主日礼拝の始めに=前奏に引き続きこの典礼を行う。この日は式文の「招き」/「開会」はこの典礼に替える。)

 

御名による祝福

司式:父と子と聖霊の御名によって

会衆:アーメン

 

はじめに

司式:私たちの救い主が来られます。主の名によって来られる方、王に、祝福があるように。

会衆:天には平和、いと高きところには栄光。

司式:これは、主のみわざ。

会衆:わたしたちの目には驚くべきこと。

 

特別の祈り

司式:(祈りましょう。)憐れみ深い神様、あなたは御子、主イエス・キリストをこの世界に遣わし、御子は、福音を告げ知らせ、十字架の苦しみと死によって私たちの救いを実現するため、エルサレムに入られました。私たちが罪を悔い改め、私たちの心に救い主を迎えることができますように。そして、主の受難を心に刻み、復活の祝いに至らせてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。

会衆:アーメン

 

主のエルサレム入城のみことば

司式:主のエルサレム入城を告げるみことばを聴きましょう。

A年 マタイ21章1~11、B年 マルコ11章1~11、C年 ルカ19章28~40)

 

結び

司式:主の名によって来られる方、王に、祝福があるように。

会衆:天には平和、いと高きところには栄光。

司式:主の平和のうちに進みましょう。

会衆:いと高きところにホサナ

 

つどいの歌

*一同は、賛美歌の前までの典礼を礼拝堂の入り口で行い、賛美歌を歌いながら入堂してもよい。あるいは、司式者はここまで礼拝堂の入り口で司式をして、賛美歌を歌いながら入堂してもよい。

*賛美歌を歌いながら、(棕櫚・フェニックス・ロベ・ソテツなど、あるいは地域の特色ある植物の)枝を振ってもよい。なお、この日の礼拝で用いた枝は、翌年の灰の水曜日の前に燃やして、その礼拝で用いることができる。

 

つどいの祈り

司式:(祈りましょう。)*ここで「主の受難」の主日のためのつどいの祈りを行う。

会衆:アーメン 

 

(以下、式文の「みことば」に進む。)

 


 

聖木曜日

 

2020・1・17版

共同式文検討委員会

 

招 き 

 

招き

司式:神は、すべての人が救いの恵みに与るように、礼拝に招いてくださいました。

会衆:私たちは招かれて、ここにいます。

司式:父と子と聖霊の御名によって。

会衆:アーメン

告白


司式:神の御前で私たちの罪を告白し、心を合わせて赦しを求めましょう。

一同:神さま。

   私たちは思いと言葉、行いと怠り、また無関心によって、あなたから遠く離れ、御旨に背いてきました。今、ここに罪を告白します。

 

(黙祷)

 

赦し


司式:恵みの神様。

会衆:私たちを赦してください。

司式:神は、御子イエス・キリストの十字架によって私たちを赦し、洗礼の約束により新たに生まれさせ、永遠の命へと導いてくださいます。

   父と子と聖霊の御名によって。

会衆:アーメン

 

つどいの歌    

 

つどいの祈り

司式:祈りましょう。

   愛の源、聖なる神様。裏切りの夜、主イエスは新しい掟(おきて)を授け、私たちが互いに愛し合うように教えられました。私たちの心にこれを刻み込み、しもべとなった主に倣い、他者に仕える心をお与えください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。

会衆:アーメン

 

みことば  

 

司式:み言葉を聞きましょう。

 

第一の朗読

朗読者:本日の第一の朗読は、「出エジプト記」12章1節~4節(&5節~10節)&11節~14節

    朗読

朗読者:第一の朗読を終わります。

 

応答唱 詩編1161節~2節&12節~19

 

第二の朗読

朗読者:本日の第二の朗読は、「コリントの信徒への手紙Ⅰ」11章23節~26節

    朗読

朗読者:第二の朗読を終わります。

 

詠唱

 

福音書の朗読

朗読者:本日の福音は、「ヨハネ福音書」13章1節~17節&31節b~35節

会衆:栄光は主に。    

朗読

朗読者:福音書の朗読を終わります。

会衆:賛美はキリストに。

 

説教 

 

みことばの歌                       

 

洗足   

司式:主が弟子の足を洗われたように、私たちもまた互いに足を洗い合い、主の愛に応え、互いに愛し合いましょう。          

*互いに足を洗い合う間、相応しい讃美歌を歌っても良い。

     *「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。(ヨハネ福音書13:34)」と唱えながら行っても良い。

     *洗足は任意であり、各教会の状況に合わせて、工夫をして良い。

 

教会の祈り 

司式:祈りましょう。

・・・・・・・キリストのみ名により。

会衆:「主よ、聞いてください」または「主よ、憐れんでください」で応答する。

結びの祈り

司式:恵みの神様。あなたの憐みに信頼し、私たちのすべての祈りを委ねます。私たちの救い主、イエス・キリストによって祈ります。

会衆:アーメン

 

平和の挨拶

司式:主の平和がみなさんと共にありますように。

会衆:またあなたと共に。

司式:互いに平和の挨拶を交わしましょう。

*「主の平和」と言いながら挨拶を交わしても良い。

 

聖 餐 

 

聖餐の歌   

 

序詞 

司式:主が共に、おられるように。

会衆:また、あなたとともに。

司式:心を高くあげて主を仰ぎましょう。

会衆:主を仰ぎます。 

司式:主に感謝しましょう。

会衆:感謝と賛美をささげます。          

 

 

その日の序詞 

司式:聖なる主 全能の父 永遠の神様。いつどこででも、あなたに感謝するのは、正しい務めであり、また私たちの喜びです。主イエス・キリストは、弟子たちの足を洗い、愛の模範を示し、私たちのために聖なる晩餐を定められました。私たちは、主の食卓につき、キリストと一つにされ、互いに愛し、仕えて生きる、新しいいのちに招かれています。今、地上のすべての教会は、あなたの御名をあがめ、永遠の賛美を天の御使いと聖徒たちと共に、声を合わせて歌います。 

 

 

感謝の賛歌(サンクトゥス) 

一同:聖なる、聖なる、聖なる力の主。

   天と地に、主の栄光は満ちています。

   いと高きところにホサナ。

   主の御名によって来られる方に、祝福があるように。

   いと高きところにホサナ。

 

設定

司式:聖なる神、全能の憐れみ深い神様。あなたの憐れみは限りなく、あなたの支配はとこしえに続きます。あなたはすべての被造物に 光といのちを満たされました。天地はあなたの栄光に満ちています。あなたはアブラハムによって すべての民の祝福を約束され、預言者たちによってその約束を新たにされました。そして、世の終わりに臨んで、御子イエス・キリストを遣わされました・キリストはことばと行動をもって、あなたのみ国を宣べ伝え、命を捨てるまで、あなたのみ旨に従われました。私たちの主イエス・キリストは渡される夜、パンを取り、感謝し、これを裂き、弟子たちに与えて言われました。「取って食べなさい。これはあなたがたのために与えるわたしのからだである。わたしの記念のため、これを行いなさい」。食事ののち、杯をも同じようにして言われました。「取って飲みなさい。これは罪の赦しのため、あなたがたと多くの人々のために流す私の血による新しい契約である。わたしの記念のため、これを行いなさい。」主が来られるその時まで、このパンを食べるごとに、この盃から飲むたびに、私たちは主の死を告げ知らせます。

会衆:キリストは死なれました。キリストは復活して今もおられます。キリストは再び来てくださいます。

司式:このパンとぶどう酒をもって 私たちのためにささげられた主の命を私たちは記念します。主の復活の証を信じ、主が再び来てくださり、大いなる約束の祝宴を私たちと共にしてくださる日を待ち望みます。

会衆:アーメン。主よ、来てください。

司式:今、あなたの聖霊を復活の主の聖霊を送ってください。主のからだと血とを受ける私たちが、あなたの栄光を讃美し、すべての聖徒たちと共にみ国を受け継ぐことができるようにしてください。

会衆:アーメン。聖霊よ、来てください。

司式:私たちの祈りを、あらゆる場所、すべての時代のあなたの僕の祈りに合わせ、すべてのものの勝利者として来られる私たちの大祭司の絶えることのない願いと一つにしてください。

   すべての栄光と賛美が、教会において、キリストにより、聖霊と共におられるあなたに、世々限りなくありますように。

会衆:アーメン

 

主の祈り

一同:天におられるわたしたちの父よ、

み名が聖とされますように。

み国が来ますように。

みこころが天に行われるとおり 地にも行われますように。

わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。

わたしたちの罪をおゆるしください。

わたしたちも人をゆるします。

わたしたちを誘惑に陥らせず、悪からお救いください。

国と力と栄光は、永遠にあなたのものです。

アーメン

ローマ・カトリック教会/日本聖公会 共通口語訳、2000年)

 

神の小羊(アグヌスデイ)

一同:世の罪を取り除く神の小羊 憐れんでください。

   世の罪を取り除く神の小羊 憐れんでください。

   世の罪を取り除く神の小羊 平和をお与えください。 アーメン

 

聖餐への招きと配餐

司式:洗礼の礼典にあずかったかたは、聖卓にお進みください。

司式:キリストの体です。 司式:キリストの血です。

会衆:アーメン      会衆:アーメン

 

 

配餐後の祝福 

司式:私たちの主イエス・キリストのからだと血とは、信仰によって、あなたがたを強め、守り、永遠のいのちに至らせてくださいます。

会衆:アーメン

 

聖餐の感謝

司式:主イエス様。あなたはこの聖なる礼典(サクラメント)において、十字架の苦しみ、死、そして復活による救いの力を、私たちにお与えくださいます。ここで与るあなたの体と血によって、私たちが日々、あなたの救いの実を豊かに結ぶことができますように。父と聖霊とともに、あなたは永遠に唯一の主です。

会衆:アーメン

 

*聖餐の感謝の祈り後、聖卓上の全てもの、聖餐容器、聖卓・典礼布(朗読・説教台もまた)、ろうそく他を取り除く。その間、会衆は着席。終了後、詩編を朗読、または歌っても良い。

 

詩編:22編または88編

 

司式:聖木曜日の礼拝を終わります。

 

*会堂入り口に献金籠を用意し、退場の際、自由に献金を捧げても良い。 

 

 

 

 


聖金曜日

 

2020117

共同式文検討委員会

つどいの祈り                   *賛美歌は適宜、用いて良い。

司式:祈りましょう。

   全能の神様。あなたの家族である私たちのために主イエス・キリストは裏切りを受け入れ、罪人の手に渡され、十字架で苦しみ、死に至りました。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。

会衆:アーメン

 

聖書朗読

司式:みことばを聞きましょう。

 

第一の朗読

朗読者:本日の第一の朗読は、イザヤ書52章13節~53章12節

    朗読

朗読者:第一の朗読を終わります。

 

応答唱 詩編22編

 

第二の朗読

朗読者:本日の第二の朗読は、ヘブライ人への手紙10章16節~25節 

または4章14節~16節&5章7~9節

    朗読

朗読者:第二の朗読を終わります。

 

詠 唱

 

福音書の朗読

朗読者:福音書の日課は「ヨハネ福音書」18章1節~19章42節

会衆:栄光は主に。    

朗読

朗読者:福音書の朗読を終わります。

会衆:賛美はキリストに。

 

説教 

 

みことばの歌

 

教会の祈り

*各項目の終わりを、「キリストのみ名により」で結ぶ。会衆は「(しゅ)よ、()いてください」または「主よ、憐れんでください。」で応答する。

司式:神が御子をこの世にお遣わしになったのは、この世を罪に定めるためではなく、御子によってこの世を救うためでした。心を合わせ、祈りましょう。

*連祷は以下のような項目を祈っても良い。

「世界の教会のため」「教会の奉仕者のため」「洗礼志願者のため」

「キリスト者の一致のため」「福音を信じない人のため」

「世界の国々とその指導者のため」「平和のため」「すべての被造物のため」

「苦難を負う人のため」「各々の教会の課題や必要のため」

司式:御子イエス・キリストの死と復活によって人類を贖い、救われた憐れみ深い神様。十字架の上で苦しみを受けられた御子への信仰によって、私たちを主の勝利に与らせてください。主イエス・キリストによって祈ります。

会衆:アーメン

 

主の祈り 

一同:天におられるわたしたちの父よ、

み名が聖とされますように。

み国が来ますように。

みこころが天に行われるとおり 地にも行われますように。

わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。

わたしたちの罪をおゆるしください。

わたしたちも人をゆるします。

わたしたちを誘惑に陥らせず、悪からお救いください。

国と力と栄光は、永遠にあなたのものです。

    アーメン

(ローマ・カトリック教会/日本聖公会 共通口語訳、2000年)

 

十字架―黙想と賛美 

     *十字架を想起するため、奉仕者は木製の十字架を高く掲げ、会堂入口から聖卓まで進む。

その間、奉仕者と会衆は以下の言葉を交唱する。 

十字架   

補佐:見よ、命を与える十字架。世界の救い。

会衆:来て、主を礼拝しよう。

補佐:見よ、命を与える十字架。世界の救い。

会衆:来て、主を礼拝しよう。

補佐:見よ、命を与える十字架。世界の救い。

会衆:来て、主を礼拝しよう。

*十字架を覚え、黙祷する。


 

結びの言葉

司式:主よ、私たちはあなたを崇めます。そしてあなたを讃美します。

会衆:聖なる十字架によって、あなたは世界を救われました。

司式:これで聖金曜日の礼拝を終わります。

沈黙の内に退場してください。

  

*会堂入り口に献金籠を用意し、退場の際、自由に献金を捧げても良い。 

 

*教会の祈りに、以下の祈りを用いても良い。

 

聖金曜日のとりなしの祈り

司式:御子イエス・キリスト、あなたは十字架によって私たちの咎を負ってくださいました。それは、私たちを自由にするためです。あなたの死は不当なものであるにもかかわらず、あなたは「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです」と祈られました。あなたは私たちに咎を負わせることなく、赦しと新しいいのちをお与えくださいます。

キリストの御名により。

会衆:主よ、憐れんでください。

司式あなたの死によって私たちは希望を失ったにもかかわらず、あなたは「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と告げられました。あなたは死を超えて私たちに希望をお与えくださいます。もはや私たちは絶望しません。

キリストの御名により。

会衆:主よ、憐れんでください。

司式:あなたの死は深い孤独でした。あなたは「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」と叫ばれました。しかし、命は勝利して死を飲み込みました。それゆえ、私たちは全ての落胆したものたちのために祈り、あなたを呼びます。

キリストの御名により。

会衆:主よ、憐れんでください。

司式:あなたの死は空虚ではありません。あなたは「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます」と祈られました。あなたによって死は終わり、神と世界から切り離され、飢え渇く全てのものにあなたの命の水をお与えくださいます。キリストの御名により。

会衆:主よ、憐れんでください。

司式:あなたは「成し遂げられた」と語り、息を引きとられました。あなたの死は、罪を赦しに、絶望を希望に、死を命に変え、そして飢え渇く心に命の水をお与えくださいます。十字架の上で苦しみを受けられた御子への信仰によって、私たちを主の勝利に与らせてください。主イエス・キリストによって祈ります。

会衆:アーメン


 

主の復活の夜

2020117

                     共同式文検討委員会

 

Ⅰ.「招き」(準備・予告の言葉)

*会堂入口、または戸外で行う

声1:死の暗闇から新しい創造の朝を待ち望むこの夜、私たちは、まず、初めに天地創造を思い起こします。神は、人をご自身に似せてお造りになりましたが、私たちは神に背き、被造物を脅かし、滅ぶべき者となりました。しかし、神は、御独り子を死に渡した後、この聖なる夜、主イエス・キリストの復活によって、罪の赦しと新しいいのちの約束を私たちに示されました。

声2:この聖なる夜、主イエス・キリストは死からいのちへと過ぎ越されました。神の計り知れない恵みによって示された「みことばと洗礼と聖餐」によって、私たちも新しい「主の過越し」を記念します。主と共に死に打ち勝ち、永遠のいのちの勝利にあずかりましょう。

 

*復活のろうそくの点灯をしない場合は省く

「復活ろうそくの点火」

*復活のろうそくを用いない場合は、新しい「聖壇のろうそく」を準備してもよい

1.ろうそくの入堂

*復活のろうそくを持って入堂し、所定の位置に設置する

司式:あなたは、この夜を聖なるものとし、まことの光で照らしてくださいます。あなたの愛の炎を私たちに灯し、世界にあなたの輝きをもたらす者にしてください。

会衆:み子を光として、この世に送られた神さま。新しい火を祝福してください。この火によって、私たちが永遠の命の希望の光の中を歩むことができますように。

2.ろうそくの点灯

司式:キリストは昨日と今日、初めと終り、アルファとオメガ。すべてはキリストのもの。栄光が代々限りなくキリストにありますように。(復活のろうそくの場合は、香粒のしるしを入れる)

*ろうそくを点灯しながら言う

復活の主キリストの光が、私たちの死の闇を追い払ってくださるように。

会衆:アーメン

「キリストの光」と唱え、ろうそくの火をかかげ会衆に示す。続けて会衆各自のろうそくに点灯してもよい

司式:キリストは私たちの光(または、世の光)

会衆:神を賛美します(または神に感謝)

3.讃美歌を歌ってもよい・または聖歌隊の賛美がなされてもよい

 

集いの祈り

司式:祈りましょう

   *RCLの当該の祈り、または他の相応しい祈りを用いてもよい

会衆:アーメン

 

 

Ⅱ.「みことば」(RCL日課による朗読がなされる) 朗読1,3,4,5,7は省かない

朗読1.創世記1:1~2:4a(「天地創造」)

*応答句として「詩編136:1~9、23~26」か「祈り」のいずれかを用いる

司式:祈りましょう

全能の神様。あなたは驚くべきみ業により、私たちをあなたに似せて造り、さらに驚くべきみ業により、キリストによって贖ってくださいました。み子が私たちと同じ人間となられたように、私たちをキリストの新しい命に生きる者としてください。主イエス・キリストによって。

会衆:アーメン

 

朗読2.創世記7:1~5、11~18、8:6~18、9:8~13(洪水と救い)

*応答句として「詩編46」か「祈り」のいずれかを用いる

司式:祈りましょう

慈しみ深い神様。あなたは虹を雲の中に置き、すべての生けるものとあなたとの契約のしるしとしてくださいました。水と霊によって新しい命に生かされる私たちも、あなたの契約の民として、この世に証を立てることができるように導いてください。主イエス・キリストによって。

会衆:アーメン

 

朗読3.創世記22:1~18(犠牲)

*応答句として「詩編16」か「祈り」のいずれかを用いる

司式:祈りましょう

独り子の父である神様。あなたは、み子をさえ惜しまず、私たちの罪の贖いの小羊としてお与えになりました。イエス・キリストの尊い犠牲の死により、私たちを罪の縄目から解放し、み国の平安に生きる者にしてください。主イエス・キリストによって。

会衆:アーメン

 

朗読4.出エジプト14:10~31,15:20~21(葦の海を渡る)

*応答句として「出エジ15:1b~13、17~18」か「祈り」のいずれかを用いる

司式:祈りましょう

私たちの贖い主である神様。あなたは民の叫びを聞き、モーセを遣わして奴隷の家から、選ばれた民を、葦の海の水を通ることで解放してくださいました。洗礼の水を通して、罪と死の縄目から私たちを解放し、聖霊によって私たちを自由へと導いてください。主イエス・キリストによって。

会衆:アーメン

 

朗読5.イザヤ55:1~11(無償の救い)

*応答句として「イザヤ12:2~6」か「祈り」のいずれかを用いる

司式:祈りましょう

主なる神様。あなたの口からでる言葉は、あなたの望むことを成し遂げ、その使命を必ず果たします。あなたに信頼する者は幸いです。私たちに渇くことのない命の水を与え、復活の命に与かる者としてください。主イエス・キリストによって。

会衆:アーメン

 

朗読6.箴言8:1~8、19~21,9:4b~6(真の知恵)

*応答句として「詩編19」か「祈り」のいずれかを用いる

司式:祈りましょう

真の知恵の源である神様。あなたは、私たちにいつも語りかけてくださいます。私たちが、この世の言葉に惑わされることなく、ただあなたのみ声を聞き、あなたの真理を悟ることができるように、真の知恵をお与えください。主イエス・キリストによって。

会衆:アーメン

 

朗読7.エゼキエル36:24~28(新しい霊)

*応答句として「詩編42,43」か「祈り」のいずれかを用いる

司式:祈りましょう

光と聖さの源である神様。あなたは洗礼の水で私たちを清め、私たちに新しい心、新しい霊を与えてくださいました。新しい和解の契約によって、あなたの救いの恵みを宣べ伝え、全世界に証しすることができるようにしてください。主イエス・キリストによって。

会衆:アーメン

 

朗読8.エゼキエル37:1~14(霊による復活)

*応答句として「詩編143」か「祈り」のいずれかを用いる

司式:祈りましょう

永遠の神さま。すべての教会を顧み、救いの計画を進めてください。あなたの聖霊の息吹で、倒れた人を起こし、古いものを新たにし、枯れはてた人々の思いを豊かに潤し、キリストによってすべてが一つとなるように力をお与えください。主イエス・キリストによって。

会衆:アーメン

 

朗読9.ゼファニヤ3:14~20(回復の喜び)

*応答句として「詩編98」か「祈り」のいずれかを用いる

司式:祈りましょう

すべての喜びの源である神さま。闇と苦しみの中から私たちを解放してください。終りの日に、あなたの栄光を仰ぎ、み国にある永遠の祝福を受け継ぐ喜びで満たしてください。主イエス・キリストによって。

会衆:アーメン

 

使徒書の朗読 ローマ6:3~11

*応答句として「詩編114」か「グロリア」、または「ハレルヤ唱」を用いてもよい

 

復活の朗読(*その年の福音書該当箇所を用いる)

司式:主が共におられるように

会衆:また、あなたと共に

司式:福音書記者○○(*その年の書名)は、キリストの復活をこう告げている。

会衆:栄光は主に。

(*福音書の朗読)

会衆:賛美はキリストに。

 

司式:ハレルヤ。キリストは復活されました。

会衆:主は本当に復活されました。ハレルヤ。

 

説教

 

賛美歌

 

Ⅲ.「洗礼の感謝」

司式:恵み深い天の父は、新しい「主の過越し」によって、罪の赦しと新しい命を示されました。私たちは、水の礼典・洗礼によって主イエス・キリストの死と復活に結ばれ、神の子として新しく生まれ、永遠の命を受け継ぎます。水と霊とによって新しくされていることを思い起こし、感謝することは正しい務めです。

 

感謝の祈り

*以下のいずれか、あるいは相応しい祈りがなされてもよい

司式:聖なる神、大いなる主、恵み深い父。私たちは、すべての始まりに、あなたの息である霊が水の上を動き、あなたが天と地とを造られたことを感謝いたします。あなたは水を私たちにお与えになり、私たちとすべての生けるものを養い支えてくださいます。箱舟によって、あなたが選ばれたノアとその家族を救われ、再び人間を滅ぼさないと約束されました。あなたは、雲と火の柱によってイスラエルの民を海の中で導き守り、奴隷の状態から、約束の地における自由の状態へと導いてくださいました。ヨルダン川で、み子イエスはヨハネによって洗礼を授けられ、聖霊を受けられました。あなたの愛するみ子は、ご自身の死と復活の洗礼によって、私たちを罪と死の滅びから解き放ち、喜びと終ることのないいのちにおける自由への道を開いてくださいました。み子は水を、神の国の支配、清め、再生のしるしとされました。私たちは、主の戒めに従って、すべての人々を弟子とし、父と子と聖霊のみ名によって洗礼を授けます。聖霊の力によって、私たちをあらゆる罪から清め、私たちに新しいいのちを与え、私たちが日ごとに、私たちの洗礼の恵みを経験できるように導いてください。

会衆:アーメン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*または、以下の祈りに代えてもよい

司式:洗礼によって救いを与えられる全能の神様。あなたのもとに集う民を顧みてください。あなたは水を造り、大地を潤して豊かに実らせ、人の命を養ってくださいました。

会衆:天地の初めに、あなたの霊は水の面(おもて)を覆い、人を聖とする力を水にお与えになりました。

司式:ノアの洪水の時、水をあふれさせ、罪の終りと新しい命の始まりである洗礼を顕してくださいました。

会衆:あなたは、水によって力と慈しみを示してくださいました。

司式:主の民がエジプトを出た時、海の中に道を備えて約束の地に導き、奴隷から解放して、洗礼を受ける人のしるしとしてくださいました。

会衆:イスラエルの民は海を渡って解放され、砂漠で渇きを癒され、預言者は、新しい契約を水の働きによって教えました。

司式:あなたのひとり子は、ヨルダン川でヨハネから洗礼の水を注がれて、聖霊を受けられました。

会衆:主イエスは、ヨルダン川で水を清められ、私たちの模範となられました。

司式:十字架の上では、貫かれた脇腹から血と水を流し、復活の後、弟子に命じられました。「すべての国に行って人々に教え、父と子と聖霊のみ名によって洗礼を授けなさい」。

会衆:あなたは水を洗礼の礼典に用いて、死に定められた人間を新しい命に導いてくださいました。

司式:命の主よ、水による洗礼を祝福してください。あなたに呼ばれて洗礼を受けたものが、永遠の命に生きるものとなりますように。

会衆:アーメン

 

*洗礼がある場合は、ここで「洗礼式」を行う

(洗礼に続いて)使徒信条を全員で唱える

 

*洗礼式がない場合は以下を用いる

司式:主イエスが死から復活されたこの日、この過越の出来事によって、私たちもキリストと共に死に、キリストと共に新しい命へと復活しました。四旬節の終わりにあたり、私たちも洗礼の時にした約束を新たにし、キリストに従う信仰を改めて約束し、告白しましょう。

司式:あなたがたは、悪魔とその力と、その空しい約束を退けますか。

会衆:はい、退けます。

司式:全能の父なる神を、あなたがたは信じますか。

会衆:はい、信じます。

司式:父のひとり子、私たちの主イエス・キリストを、あなたがたは信じますか。

会衆:はい、信じます。

司式:聖霊を信じますか。また、聖なる教会、聖徒の交わり、罪の赦し、からだの復活、永遠の命を信じますか。

会衆:はい、信じます。

司式:あなたがたは、この信仰のもとに、キリストのからだに連なる者となり、み言葉の教えを守り、恵みの手段を尊び、生涯を送りますか。

会衆:はい、神の助けによって約束します。

司式:主イエス・キリストの父、全能の神は、水と洗礼によって私たちに新しい生命を与え、すべての罪を赦してくださいました。神の恵みによって、私たちがいつまでも主イエス・キリストにとどまることができますように。

会衆:アーメン

*これに替えて、全員で「使徒信条」を唱えてもよい

*「共同の告白」「使徒信条」の際に、洗礼を想起するために「水のしるし(潅水)」を用いてもよい

 

教会の祈り

 

平和の挨拶

 

Ⅳ.「聖餐」(*前後に賛美歌を歌ってもよい)

*礼拝式文「聖餐」を用いる

 

Ⅴ.「派遣」

 

感謝のささげもの(献金)

 

派遣の祈り *他の祈りを用いてもよい

司式:世界の造り主、全能の神様。イエス・キリストにより、私たちを一つの体として結び合わせてくださり感謝いたします。私たちを希望と忍耐と勇気で満たし、隣人を愛することができるようにしてください。今捧げられたものがあなたを証し、世界の人々に届けられますように。痛み悲しむ人々の隣人として、私たちを聖霊によって送り出してください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。

会衆:アーメン

 

派遣と祝福 *他の祝祷に代えてもよい

司式:私たちは招かれています。

会衆:復活の主、キリスト・イエスの弟子として。

司式:死と復活を通して、新しい生き方を示されたキリストの恵み、新しいいのちを創造される神の愛、新しい力で満たされる聖霊の交わりが、みなさんと共にありますように(---あります)。

一同:アーメン

司式)行きましょう、主の平和のうちに。仕えましょう、主と隣人に。

一同)私たちは分かち合います、恵みを。伝えます、福音を。

 

*退堂・散会

 

  この「主の復活の夜」礼拝(復活徹夜祭=イースターヴィジル)は、土曜日の日没後以降、深夜から未明、早朝に行なうことが望ましい。また、近隣の教会と合同で行ってもよい。

  「招き」は、礼拝堂の外、入り口で行なってもよい。照明、復活のろうそく等の用意と配慮をする。

③ 聖書テキストはRCLの日課を用いる。その他相応しいものが選ばれてもよい。

④「洗礼式」「聖餐式」は、通常の「式文」の該当箇所、または相応しいものを用いる。

➄ 指定がある箇所以外でも、相応しい賛美歌が歌われても、賛美がなされてもよい。

⑥「復活のろうそく」が無い場合も、聖卓に新しいろうそくを用意するのが望ましい。また、会衆にも各自のろうそくが用意されてもよい。

 

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