2021年1月
2021年1月1日
主の命名 (白)
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第1朗読 民数記 6:22~27 (旧221)
第2朗読 ガラテヤ 4: 4~7 (新347)又はフィリピ2: 5~11
福 音 書 ルカ 2:15~21 (新103)
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Of. 8(詩篇8:2-10)
主よ、わたしたちの主よ。あなたのみ名はいかに力強く、
全地に満ちていることでしょう。
天に輝くあなたの威光をたたえます。
幼な子、乳飲み子の口によって。
あなたは刃向かう者に向かって砦を築き、
報復する敵を絶ち滅ぼします
あなたの天を、あなたの指の業をわたしは仰ぎます。
月も、星もすべて、あなたが配置なさったもの。
そのあなたがみ心に留めてくださるとは、人間は何ものなのでしょう。
人の子は何ものなのでしょう、あなたが顧みてくださるとは。
神に僅かに劣るものとして人を造り、
なお、栄光と威光を冠としていただかせ、
み手によって造られたものをすべて治めるように、その足もとに置かれました。
羊も牛も、野の獣も、空の鳥、海の魚、海路を渡るものすべてを。
主よ、わたしたちの主よ。あなたのみ名は、いかに力強く、
全地に満ちていることでしょう。
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Pr.
永遠の父である神様。あなたは受肉した御子を「イエス」と名付け、救いのしるしとしてくださいました。すべての民の心に世の救い主イエスの愛を注いでください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 民数記 6:22~27 (旧221)
22主はモーセに仰せになった。
23アロンとその子らに言いなさい。
あなたたちはイスラエルの人々を祝福して、次のように言いなさい。
24主があなたを祝福し、あなたを守られるように。
25主が御顔を向けてあなたを照らし
あなたに恵みを与えられるように。
26主が御顔をあなたに向けて
あなたに平安を賜るように。
27彼らがわたしの名をイスラエルの人々の上に置くとき、わたしは彼らを祝福するであろう。
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第2朗読 ガラテヤ 4: 4~7 (新347)又はフィリピ2: 5~11
ガラテヤ 4: 4~7
4しかし、時が満ちると、神は、その御子を女から、しかも律法の下に生まれた者としてお遣わしになりました。 5それは、律法の支配下にある者を贖い出して、わたしたちを神の子となさるためでした。 6あなたがたが子であることは、神が、「アッバ、父よ」と叫ぶ御子の霊を、わたしたちの心に送ってくださった事実から分かります。 7ですから、あなたはもはや奴隷ではなく、子です。子であれば、神によって立てられた相続人でもあるのです。
フィリピ2: 5~11
5互いにこのことを心がけなさい。それはキリスト・イエスにもみられるものです。 6キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、 7かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、 8へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。 9このため、神はキリストを高く上げ、あらゆる名にまさる名をお与えになりました。 10こうして、天上のもの、地上のもの、地下のものがすべて、イエスの御名にひざまずき、
11すべての舌が、「イエス・キリストは主である」と公に宣べて、父である神をたたえるのです。
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福音書 ルカ 2:15~21 (新103)
15天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。 16そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。 17その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。 18聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。 19しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。 20羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
21八日たって割礼の日を迎えたとき、幼子はイエスと名付けられた。これは、胎内に宿る前に天使から示された名である。
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2021年1月1日
新年 (白/赤)
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第1朗読 コヘレト 3: 1~13 (旧1036)
第2朗読 黙示録 21: 1~6a (新477)
福 音 書 マタイ 25:31~46 (新50)
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Of. 8(詩篇8:2-10)
主よ、わたしたちの主よ。あなたのみ名はいかに力強く、
全地に満ちていることでしょう。
天に輝くあなたの威光をたたえます。
幼な子、乳飲み子の口によって。
あなたは刃向かう者に向かって砦を築き、
報復する敵を絶ち滅ぼします
あなたの天を、あなたの指の業をわたしは仰ぎます。
月も、星もすべて、あなたが配置なさったもの。
そのあなたがみ心に留めてくださるとは、人間は何ものなのでしょう。
人の子は何ものなのでしょう、あなたが顧みてくださるとは。
神に僅かに劣るものとして人を造り、
なお、栄光と威光を冠としていただかせ、
み手によって造られたものをすべて治めるように、その足もとに置かれました。
羊も牛も、野の獣も、空の鳥、海の魚、海路を渡るものすべてを。
主よ、わたしたちの主よ。あなたのみ名は、いかに力強く、
全地に満ちていることでしょう。
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Pr.
永遠の神様。あなたは私たちを時空の中に置き、日毎に愛をもって祝福してくださいます。新しい年、生きて働くあなたを覚え、永遠の感謝と喜びの光の下に歩むことができますように。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 コヘレト 3: 1~13 (旧1036)
1何事にも時があり
天の下の出来事にはすべて定められた時がある。
2生まれる時、死ぬ時
植える時、植えたものを抜く時
3殺す時、癒す時
破壊する時、建てる時
4泣く時、笑う時
嘆く時、踊る時
5石を放つ時、石を集める時
抱擁の時、抱擁を遠ざける時
6求める時、失う時
保つ時、放つ時
7裂く時、縫う時
黙する時、語る時
8愛する時、憎む時
戦いの時、平和の時。
9人が労苦してみたところで何になろう。
10わたしは、神が人の子らにお与えになった務めを見極めた。 11神はすべてを時宜にかなうように造り、また、永遠を思う心を人に与えられる。それでもなお、神のなさる業を始めから終りまで見極めることは許されていない。
12わたしは知った
人間にとって最も幸福なのは
喜び楽しんで一生を送ることだ、と
13人だれもが飲み食いし
その労苦によって満足するのは
神の賜物だ、と。
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第2朗読 黙示録 21: 1~6a (新477)
1わたしはまた、新しい天と新しい地を見た。最初の天と最初の地は去って行き、もはや海もなくなった。 2更にわたしは、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意を整えて、神のもとを離れ、天から下って来るのを見た。 3そのとき、わたしは玉座から語りかける大きな声を聞いた。「見よ、神の幕屋が人の間にあって、神が人と共に住み、人は神の民となる。神は自ら人と共にいて、その神となり、 4彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない。最初のものは過ぎ去ったからである。」
5すると、玉座に座っておられる方が、「見よ、わたしは万物を新しくする」と言い、また、「書き記せ。これらの言葉は信頼でき、また真実である」と言われた。 6また、わたしに言われた。「事は成就した。わたしはアルファであり、オメガである。初めであり、終わりである。
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福音書 マタイ 25:31~46 (新50)
31「人の子は、栄光に輝いて天使たちを皆従えて来るとき、その栄光の座に着く。 32そして、すべての国の民がその前に集められると、羊飼いが羊と山羊を分けるように、彼らをより分け、 33羊を右に、山羊を左に置く。 34そこで、王は右側にいる人たちに言う。『さあ、わたしの父に祝福された人たち、天地創造の時からお前たちのために用意されている国を受け継ぎなさい。 35お前たちは、わたしが飢えていたときに食べさせ、のどが渇いていたときに飲ませ、旅をしていたときに宿を貸し、 36裸のときに着せ、病気のときに見舞い、牢にいたときに訪ねてくれたからだ。』 37すると、正しい人たちが王に答える。『主よ、いつわたしたちは、飢えておられるのを見て食べ物を差し上げ、のどが渇いておられるのを見て飲み物を差し上げたでしょうか。 38いつ、旅をしておられるのを見てお宿を貸し、裸でおられるのを見てお着せしたでしょうか。 39いつ、病気をなさったり、牢におられたりするのを見て、お訪ねしたでしょうか。』 40そこで、王は答える。『はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。』
41それから、王は左側にいる人たちにも言う。『呪われた者ども、わたしから離れ去り、悪魔とその手下のために用意してある永遠の火に入れ。 42お前たちは、わたしが飢えていたときに食べさせず、のどが渇いたときに飲ませず、 43旅をしていたときに宿を貸さず、裸のときに着せず、病気のとき、牢にいたときに、訪ねてくれなかったからだ。』 44すると、彼らも答える。『主よ、いつわたしたちは、あなたが飢えたり、渇いたり、旅をしたり、裸であったり、病気であったり、牢におられたりするのを見て、お世話をしなかったでしょうか。』 45そこで、王は答える。『はっきり言っておく。この最も小さい者の一人にしなかったのは、わたしにしてくれなかったことなのである。』 46こうして、この者どもは永遠の罰を受け、正しい人たちは永遠の命にあずかるのである。」
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2021年1月3日
降誕節第2主日 (白)
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第1朗読 エレミヤ 31: 7~14 (旧1234)
第2朗読 エフェソ 1: 3~14 (新352)
福 音 書 ヨハネ 1:10~18又は1: 1~18 (新163)
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讃美歌
019 "主にあるものみな"
250 "造られしものよ"
402 "うれしき恵みよ"
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Of. 147改1(詩篇147:12-20)
エルサレムよ、主をほめたたえよ
シオンよ、あなたの神を賛美せよ。
主はあなたの城門のかんぬきを堅固にし、あなたの中に住む子らを祝福してくださる。
あなたの国境に平和を置き、あなたを最良の麦に飽かせてくださる。
主は仰せを地に遣わされる。
御言葉は速やかに走る。
羊の毛のような雪を降らせ、灰のような霜をまき散らし、氷塊をパン屑のように投げられる。
誰がその冷たさに耐ええよう。
御言葉を遣わされれば、それは溶け、息を吹きかけられれば、流れる水となる。
主はヤコブに御言葉を、イスラエルに掟と裁きを告げられる。
どの国に対しても、このように計らわれたことはない。
彼らは主の裁きを知りえない。
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Pr.
全能の神様。あなたは肉となったみことばの光で全地を満たしてくださいました。恵みによって私たちを力づけ、なすことすべてがあなたの光を輝かすことができますように。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 エレミヤ 31: 7~14 (旧1234)
7主はこう言われる。
ヤコブのために喜び歌い、喜び祝え。
諸国民の頭のために叫びをあげよ。
声を響かせ、賛美せよ。そして言え。
「主よ、あなたの民をお救いください
イスラエルの残りの者を。」
8見よ、わたしは彼らを北の国から連れ戻し
地の果てから呼び集める。
その中には目の見えない人も、歩けない人も
身ごもっている女も、臨月の女も共にいる。
彼らは大いなる会衆となって帰って来る。
9彼らは泣きながら帰って来る。
わたしは彼らを慰めながら導き
流れに沿って行かせる。
彼らはまっすぐな道を行き、つまずくことはない。
わたしはイスラエルの父となり
エフライムはわたしの長子となる。
10諸国の民よ、主の言葉を聞け。
遠くの島々に告げ知らせて言え。
「イスラエルを散らした方は彼を集め
羊飼いが群れを守るように彼を守られる。」
11主はヤコブを解き放ち
彼にまさって強い者の手から贖われる。
12彼らは喜び歌いながらシオンの丘に来て
主の恵みに向かって流れをなして来る。
彼らは穀物、酒、オリーブ油
羊、牛を受け
その魂は潤う園のようになり
再び衰えることはない。
13そのとき、おとめは喜び祝って踊り
若者も老人も共に踊る。
わたしは彼らの嘆きを喜びに変え
彼らを慰め、悲しみに代えて喜び祝わせる。
14祭司の命を髄をもって潤し
わたしの民を良い物で飽かせると
主は言われる。
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第2朗読 エフェソ 1: 3~14 (新352)
3わたしたちの主イエス・キリストの父である神は、ほめたたえられますように。神は、わたしたちをキリストにおいて、天のあらゆる霊的な祝福で満たしてくださいました。 4天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。 5イエス・キリストによって神の子にしようと、御心のままに前もってお定めになったのです。
6神がその愛する御子によって与えてくださった輝かしい恵みを、わたしたちがたたえるためです。 7わたしたちはこの御子において、その血によって贖われ、罪を赦されました。これは、神の豊かな恵みによるものです。 8神はこの恵みをわたしたちの上にあふれさせ、すべての知恵と理解とを与えて、 9秘められた計画をわたしたちに知らせてくださいました。これは、前もってキリストにおいてお決めになった神の御心によるものです。 10こうして、時が満ちるに及んで、救いの業が完成され、あらゆるものが、頭であるキリストのもとに一つにまとめられます。天にあるものも地にあるものもキリストのもとに一つにまとめられるのです。 11キリストにおいてわたしたちは、御心のままにすべてのことを行われる方の御計画によって前もって定められ、約束されたものの相続者とされました。 12それは、以前からキリストに希望を置いていたわたしたちが、神の栄光をたたえるためです。 13あなたがたもまた、キリストにおいて、真理の言葉、救いをもたらす福音を聞き、そして信じて、約束された聖霊で証印を押されたのです。 14この聖霊は、わたしたちが御国を受け継ぐための保証であり、こうして、わたしたちは贖われて神のものとなり、神の栄光をたたえることになるのです。
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福音書 ヨハネ 1:10~18又は1: 1~18 (新163)
(1初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。 2この言は、初めに神と共にあった。 3万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。 4言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。 5光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった。
6神から遣わされた一人の人がいた。その名はヨハネである。 7彼は証しをするために来た。光について証しをするため、また、すべての人が彼によって信じるようになるためである。 8彼は光ではなく、光について証しをするために来た。 9その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである。)
10言は世にあった。世は言によって成ったが、世は言を認めなかった。 11言は、自分の民のところへ来たが、民は受け入れなかった。 12しかし、言は、自分を受け入れた人、その名を信じる人々には神の子となる資格を与えた。 13この人々は、血によってではなく、肉の欲によってではなく、人の欲によってでもなく、神によって生まれたのである。
14言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。 15ヨハネは、この方について証しをし、声を張り上げて言った。「『わたしの後から来られる方は、わたしより優れている。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この方のことである。」 16わたしたちは皆、この方の満ちあふれる豊かさの中から、恵みの上に、更に恵みを受けた。
17律法はモーセを通して与えられたが、恵みと真理はイエス・キリストを通して現れたからである。 18いまだかつて、神を見た者はいない。父のふところにいる独り子である神、この方が神を示されたのである。
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2021年1月3日/2021年1月6日 主の顕現
(白/金)
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第1朗読 イザヤ 60: 1~ 6 (旧1159)
第2朗読 エフェソ 3: 1~12 (新354)
福 音 書 マタイ 2: 1~12 (新2)
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讃美歌
054 "東の星かがやきて"
057 "恵みにかがやき"
059 "かがやく星を"
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Of. 72改1(詩篇72:1-7&10-14)
神よ、あなたによる裁きを、王に、
あなたによる恵みのみ業を、王の子にお授けください。
王が正しくあなたの民の訴えを取り上げ、
あなたの貧しい人々を裁きますように。
山々が民に平和をもたらし、
丘が恵みをもたらしますように。
王が民を、この貧しい人々を治め、
乏しい人々の子らを救い、虐げる者を打ち砕きますように。
王が太陽と共に永らえ、
月のある限り、代々に永らえますように。
王が牧場に降る雨となり、
地を潤す豊かな雨となりますように。
生涯、神に従う者として栄え、
月の失われるときまで、豊かな平和に恵まれますように
タルシシュや島々の王が献げ物を、
シェバやセバの王が貢ぎ物を納めますように。
すべての王が彼の前にひれ伏し、
すべての国が彼に仕えるように。
王が助けを求めて叫ぶ乏しい人を救い、
助ける者のない貧しい人を救いますように。
王が弱い人、乏しい人を憐れみ、
乏しい人の命を救いますように。
王が、不法に虐げる者から彼らの命を贖い、
王の目に彼らの血が貴いものとされますように。
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Pr.
父なる神様。星の導きによって、あなたは御子を世界の国々に顕してくださいました。私たちが日々の暮らしのただ中であなたに気づき、ついには全き栄光の輝きに与かることができるよう、信仰により導いてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 イザヤ 60: 1~ 6 (旧1159)
1起きよ、光を放て。
あなたを照らす光は昇り
主の栄光はあなたの上に輝く。
2見よ、闇は地を覆い
暗黒が国々を包んでいる。
しかし、あなたの上には主が輝き出で
主の栄光があなたの上に現れる。
3国々はあなたを照らす光に向かい
王たちは射し出でるその輝きに向かって歩む。
4目を上げて、見渡すがよい。
みな集い、あなたのもとに来る。
息子たちは遠くから
娘たちは抱かれて、進んで来る。
5そのとき、あなたは畏れつつも喜びに輝き
おののきつつも心は晴れやかになる。
海からの宝があなたに送られ
国々の富はあなたのもとに集まる。
6らくだの大群
ミディアンとエファの若いらくだが
あなたのもとに押し寄せる。
シェバの人々は皆、黄金と乳香を携えて来る。
こうして、主の栄誉が宣べ伝えられる。
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第2朗読 エフェソ 3: 1~12 (新354)
1こういうわけで、あなたがた異邦人のためにキリスト・イエスの囚人となっているわたしパウロは……。 2あなたがたのために神がわたしに恵みをお与えになった次第について、あなたがたは聞いたにちがいありません。 3初めに手短に書いたように、秘められた計画が啓示によってわたしに知らされました。 4あなたがたは、それを読めば、キリストによって実現されるこの計画を、わたしがどのように理解しているかが分かると思います。 5この計画は、キリスト以前の時代には人の子らに知らされていませんでしたが、今や“霊”によって、キリストの聖なる使徒たちや預言者たちに啓示されました。 6すなわち、異邦人が福音によってキリスト・イエスにおいて、約束されたものをわたしたちと一緒に受け継ぐ者、同じ体に属する者、同じ約束にあずかる者となるということです。 7神は、その力を働かせてわたしに恵みを賜り、この福音に仕える者としてくださいました。
8この恵みは、聖なる者たちすべての中で最もつまらない者であるわたしに与えられました。わたしは、この恵みにより、キリストの計り知れない富について、異邦人に福音を告げ知らせており、 9すべてのものをお造りになった神の内に世の初めから隠されていた秘められた計画が、どのように実現されるのかを、すべての人々に説き明かしています。 10こうして、いろいろの働きをする神の知恵は、今や教会によって、天上の支配や権威に知らされるようになったのですが、 11これは、神がわたしたちの主キリスト・イエスによって実現された永遠の計画に沿うものです。 12わたしたちは主キリストに結ばれており、キリストに対する信仰により、確信をもって、大胆に神に近づくことができます。
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福音書 マタイ 2: 1~12 (新2)
1イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、 2言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」 3これを聞いて、ヘロデ王は不安を抱いた。エルサレムの人々も皆、同様であった。 4王は民の祭司長たちや律法学者たちを皆集めて、メシアはどこに生まれることになっているのかと問いただした。 5彼らは言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者がこう書いています。
6『ユダの地、ベツレヘムよ、
お前はユダの指導者たちの中で
決していちばん小さいものではない。
お前から指導者が現れ、
わたしの民イスラエルの牧者となるからである。』」
7そこで、ヘロデは占星術の学者たちをひそかに呼び寄せ、星の現れた時期を確かめた。 8そして、「行って、その子のことを詳しく調べ、見つかったら知らせてくれ。わたしも行って拝もう」と言ってベツレヘムへ送り出した。 9彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。 10学者たちはその星を見て喜びにあふれた。 11家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。 12ところが、「ヘロデのところへ帰るな」と夢でお告げがあったので、別の道を通って自分たちの国へ帰って行った。
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2021年1月10日
主の洗礼 (白/金)
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第1朗読 創世記1: 1~ 5 (旧1)
第2朗読 使徒言行録19: 1~ 7 (新251)
福 音 書 マルコ1: 4~11 (新61)
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Of. 29改1(詩篇29:1-11)
神の子らよ、主に帰せよ。栄光と力を主に帰せよ。
み名の栄光を主に帰せよ。聖なる輝きに満ちる主にひれ伏せ。
主のみ声は水の上に響く。栄光の神の雷鳴はとどろく。
主は大水の上にいます。
主のみ声は力をもって響き、
主のみ声は輝きをもって響く。
主のみ声は杉の木を砕き、主はレバノンの杉の木を砕き、
レバノンを子牛のように、シルヨンを野の子のように躍らせる。
主のみ声は炎を裂いて走らせる。
主のみ声は荒れ野を震わせ、主はカデシュの荒れ野を震わせる。
主のみ声は雌鹿をおののかせ、月満ちぬうちに子を産ませる。
神殿のものみなは唱える。「栄光あれ」
主は洪水の上にみ座をおく。
とこしえの王として、主はみ座をおく。
どうか主が民に力をお与えになるように。
主が民を祝福して平和をお与えになるように。
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Pr.
光の創造主、すべて善きものを与えられる聖なる神様。御声は水の上に響いています。私たちを恵みに浸し、聖霊によって造り変え、御子に従う者としてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 創世記1: 1~ 5 (旧1)
1初めに、神は天地を創造された。 2地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。 3神は言われた。
「光あれ。」
こうして、光があった。 4神は光を見て、良しとされた。神は光と闇を分け、 5光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第一の日である。
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第2朗読 使徒言行録19: 1~ 7 (新251)
1アポロがコリントにいたときのことである。パウロは、内陸の地方を通ってエフェソに下って来て、何人かの弟子に出会い、 2彼らに、「信仰に入ったとき、聖霊を受けましたか」と言うと、彼らは、「いいえ、聖霊があるかどうか、聞いたこともありません」と言った。 3パウロが、「それなら、どんな洗礼を受けたのですか」と言うと、「ヨハネの洗礼です」と言った。 4そこで、パウロは言った。「ヨハネは、自分の後から来る方、つまりイエスを信じるようにと、民に告げて、悔い改めの洗礼を授けたのです。」 5人々はこれを聞いて主イエスの名によって洗礼を受けた。 6パウロが彼らの上に手を置くと、聖霊が降り、その人たちは異言を話したり、預言をしたりした。 7この人たちは、皆で十二人ほどであった。
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福音書 マルコ1: 4~11 (新61)
4洗礼者ヨハネが荒れ野に現れて、罪の赦しを得させるために悔い改めの洗礼を宣べ伝えた。 5ユダヤの全地方とエルサレムの住民は皆、ヨハネのもとに来て、罪を告白し、ヨルダン川で彼から洗礼を受けた。 6ヨハネはらくだの毛衣を着、腰に革の帯を締め、いなごと野蜜を食べていた。 7彼はこう宣べ伝えた。「わたしよりも優れた方が、後から来られる。わたしは、かがんでその方の履物のひもを解く値打ちもない。 8わたしは水であなたたちに洗礼を授けたが、その方は聖霊で洗礼をお授けになる。」
9そのころ、イエスはガリラヤのナザレから来て、ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けられた。 10水の中から上がるとすぐ、天が裂けて“霊”が鳩のように御自分に降って来るのを、御覧になった。 11すると、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。
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2021年1月17日
顕現後第2主日 (緑)
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第1朗読 サムエル記上3: 1~10(&11~20)
第2朗読 1コリント6:12~20(新306)
福 音 書 ヨハネ1:43~51 (新165)
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Of. 139改1(詩篇139:1-6,13-18)
主よ、あなたはわたしを究め、
わたしのすべてを知っておられる。
あなたはわたしの座るのも立つのも知り、
遠くからわたしの計らいを悟っておられる。
あなたはわたしの歩くのも伏すのも見分け、
わたしの道にことごとく通じておられる。
わたしの舌がまだひと言も語らぬさきに、
主よ、あなたはすべてを知っておられる。
前からも後ろからもわたしを囲み、
み手をわたしの上に置いてくださる。
その驚くべき知識はわたしを超え、
あまりに高くて到達できない。
あなたは、わたしの内臓を造り
母の胎内にわたしを組み立ててくださった。
わたしはあなたに感謝をささげる。
わたしは恐ろしい力によって、驚くべきものに造り上げられている。
御業がどんなに驚くべきものか、わたしの魂はよく知っている。
秘められたところでわたしは造られ、深い地の底で織りなされた。
あなたには、わたしの骨も隠されてはいない。
胎児であったわたしをあなたの目は見ておられた。
わたしの日々はあなたの書にすべて記されている
まだその一日も造られないうちから。
あなたの御計らいは、わたしにとっていかに貴いことか。
神よ、いかにそれは数多いことか。
数えようとしても、砂の粒より多く
その果てを極めたと思っても、わたしはなお、あなたの中にいる。
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Pr.
慈しみ深い贖い主、主イエス・キリスト。あなたの言い尽くせない祝福と恵みに感謝します。私たちがもっとあなたを知り、日々あなたを心から愛し、誉め讃え、従う者としてください。父と聖霊とともに、あなたは永遠に唯一の主です。アーメン
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第1朗読 サムエル記上3: 1~10(&11~20)
1少年サムエルはエリのもとで主に仕えていた。そのころ、主の言葉が臨むことは少なく、幻が示されることもまれであった。 2ある日、エリは自分の部屋で床に就いていた。彼は目がかすんできて、見えなくなっていた。
3まだ神のともし火は消えておらず、サムエルは神の箱が安置された主の神殿に寝ていた。 4主はサムエルを呼ばれた。サムエルは、「ここにいます」と答えて、 5エリのもとに走って行き、「お呼びになったので参りました」と言った。しかし、エリが、「わたしは呼んでいない。戻っておやすみ」と言ったので、サムエルは戻って寝た。
6主は再びサムエルを呼ばれた。サムエルは起きてエリのもとに行き、「お呼びになったので参りました」と言った。エリは、「わたしは呼んでいない。わが子よ、戻っておやすみ」と言った。 7サムエルはまだ主を知らなかったし、主の言葉はまだ彼に示されていなかった。 8主は三度サムエルを呼ばれた。サムエルは起きてエリのもとに行き、「お呼びになったので参りました」と言った。エリは、少年を呼ばれたのは主であると悟り、 9サムエルに言った。「戻って寝なさい。もしまた呼びかけられたら、『主よ、お話しください。僕は聞いております』と言いなさい。」サムエルは戻って元の場所に寝た。
10主は来てそこに立たれ、これまでと同じように、サムエルを呼ばれた。「サムエルよ。」サムエルは答えた。「どうぞお話しください。僕は聞いております。」
( 11主はサムエルに言われた。「見よ、わたしは、イスラエルに一つのことを行う。それを聞く者は皆、両耳が鳴るだろう。 12その日わたしは、エリの家に告げたことをすべて、初めから終わりまでエリに対して行う。
13わたしはエリに告げ知らせた。息子たちが神を汚す行為をしていると知っていながら、とがめなかった罪のために、エリの家をとこしえに裁く、と。 14わたしはエリの家について誓った。エリの家の罪は、いけにえによっても献げ物によってもとこしえに贖われることはない。」
15サムエルは朝まで眠って、それから主の家の扉を開いた。サムエルはエリにこのお告げを伝えるのを恐れた。 16エリはサムエルを呼んで言った。「わが子、サムエルよ。」サムエルは答えた。「ここにいます。」 17エリは言った。「お前に何が語られたのか。わたしに隠してはいけない。お前に語られた言葉を一つでも隠すなら、神が幾重にもお前を罰してくださるように。」 18サムエルは一部始終を話し、隠し立てをしなかった。エリは言った。「それを話されたのは主だ。主が御目にかなうとおりに行われるように。」 19サムエルは成長していった。主は彼と共におられ、その言葉は一つたりとも地に落ちることはなかった。 20ダンからベエル・シェバに至るまでのイスラエルのすべての人々は、サムエルが主の預言者として信頼するに足る人であることを認めた。)
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第2朗読 1コリント6:12~20(新306)
12「わたしには、すべてのことが許されている。」しかし、すべてのことが益になるわけではない。「わたしには、すべてのことが許されている。」しかし、わたしは何事にも支配されはしない。 13食物は腹のため、腹は食物のためにあるが、神はそのいずれをも滅ぼされます。体はみだらな行いのためではなく、主のためにあり、主は体のためにおられるのです。 14神は、主を復活させ、また、その力によってわたしたちをも復活させてくださいます。
15あなたがたは、自分の体がキリストの体の一部だとは知らないのか。キリストの体の一部を娼婦の体の一部としてもよいのか。決してそうではない。 16娼婦と交わる者はその女と一つの体となる、ということを知らないのですか。「二人は一体となる」と言われています。 17しかし、主に結び付く者は主と一つの霊となるのです。 18みだらな行いを避けなさい。人が犯す罪はすべて体の外にあります。しかし、みだらな行いをする者は、自分の体に対して罪を犯しているのです。 19知らないのですか。あなたがたの体は、神からいただいた聖霊が宿ってくださる神殿であり、あなたがたはもはや自分自身のものではないのです。 20あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。だから、自分の体で神の栄光を現しなさい。
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福音書 ヨハネ1:43~51 (新165)
43その翌日、イエスは、ガリラヤへ行こうとしたときに、フィリポに出会って、「わたしに従いなさい」と言われた。 44フィリポは、アンデレとペトロの町、ベトサイダの出身であった。 45フィリポはナタナエルに出会って言った。「わたしたちは、モーセが律法に記し、預言者たちも書いている方に出会った。それはナザレの人で、ヨセフの子イエスだ。」 46するとナタナエルが、「ナザレから何か良いものが出るだろうか」と言ったので、フィリポは、「来て、見なさい」と言った。 47イエスは、ナタナエルが御自分の方へ来るのを見て、彼のことをこう言われた。「見なさい。まことのイスラエル人だ。この人には偽りがない。」 48ナタナエルが、「どうしてわたしを知っておられるのですか」と言うと、イエスは答えて、「わたしは、あなたがフィリポから話しかけられる前に、いちじくの木の下にいるのを見た」と言われた。 49ナタナエルは答えた。「ラビ、あなたは神の子です。あなたはイスラエルの王です。」
50イエスは答えて言われた。「いちじくの木の下にあなたがいるのを見たと言ったので、信じるのか。もっと偉大なことをあなたは見ることになる。」 51更に言われた。「はっきり言っておく。天が開け、神の天使たちが人の子の上に昇り降りするのを、あなたがたは見ることになる。」
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2021年1月24日
顕現後第3主日 (緑)
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第1朗読 ヨナ3: 1~ 5,10(旧1447)
第2朗読 1 コリント7:29~31(新308)
福 音 書 マルコ1:14~20(新61)
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Of. 62改1(詩篇62:6-13)
わたしの魂よ、沈黙して、ただ神に向かえ。
神にのみ、わたしは希望をおいている。
主こそ、わたしの岩、わたしの救い、堅固な砦。
わたしは決して動揺しない。
わたしの救いと栄えは神にかかっている。
力と頼み、避けどころとする岩は神のもとにある。
民よ、どのような時にも神に信頼し、み前に心を注ぎ出せ。
神はわたしたちの避けどころ。
人の子らは空しいもの。人の子らは欺くもの。
共に秤にかけても、息よりも軽い。
暴力に依存するな。搾取を空しく誇るな。
力が力を生むことに心を奪われるな。
ひとつのことを主は語り、ふたつのことをわたしは聞いた。力は神のものであり、慈しみは、わたしの主よ、あなたのものである。
ひとりひとりに、その業に従って、あなたは人間に報いをお与えになる。
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Pr.
全能の神様。あなたは、ただ恵みによって私たちを僕として召し、受け入れてくださいます。聖霊によって私たちを強め、あなたの召しにかなう者としてください。救い主、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 ヨナ3: 1~ 5,10(旧1447)
1主の言葉が再びヨナに臨んだ。 2「さあ、大いなる都ニネベに行って、わたしがお前に語る言葉を告げよ。」
3ヨナは主の命令どおり、直ちにニネベに行った。ニネベは非常に大きな都で、一回りするのに三日かかった。 4ヨナはまず都に入り、一日分の距離を歩きながら叫び、そして言った。
「あと四十日すれば、ニネベの都は滅びる。」
5すると、ニネベの人々は神を信じ、断食を呼びかけ、身分の高い者も低い者も身に粗布をまとった。
10神は彼らの業、彼らが悪の道を離れたことを御覧になり、思い直され、宣告した災いをくだすのをやめられた。
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第2朗読 1 コリント7:29~31(新308)
29兄弟たち、わたしはこう言いたい。定められた時は迫っています。今からは、妻のある人はない人のように、 30泣く人は泣かない人のように、喜ぶ人は喜ばない人のように、物を買う人は持たない人のように、 31世の事にかかわっている人は、かかわりのない人のようにすべきです。この世の有様は過ぎ去るからです。
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福音書 マルコ1:14~20(新61)
14ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、 15「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。
16イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。 17イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。 18二人はすぐに網を捨てて従った。 19また、少し進んで、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、舟の中で網の手入れをしているのを御覧になると、 20すぐに彼らをお呼びになった。この二人も父ゼベダイを雇い人たちと一緒に舟に残して、イエスの後について行った。
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2021年1月31日
顕現後第4主日 (緑)
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第1朗読 申命記18:15~20(旧309)
第2朗読 1コリント8: 1~13(新309)
福 音 書 マルコ1:21~28(新62)
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Of. 111(詩篇111:1-10)
ハレルヤ。わたしは心を尽くして主に感謝をささげる。
正しい人の集い、会衆の中で。
主のみ業は大きく、
それを愛する人は皆、それを尋ね求める。
主の成し遂げられることは栄え輝き、
恵みのみ業は永遠に続く。
主は驚くべきみ業を記念するよう定められた。
主は恵み深く憐れみ深い。
主を畏れる人に糧を与え、
その契約をとこしえにみ心に留められる。
主はみ業の力をご自分の民に示し、
諸国の嗣業をご自分の民にお与えになる。
み手の業はまことの裁き、主の命令はすべて真実。
世々限りなく堅固に、まことをもって、まっすぐに行われる。
主はご自分の民に贖いを送り、契約をとこしえのものと定められた。
み名は畏れ敬うべき聖なるみ名。
主を畏れることは知恵の初め。
これを行う人は優れた思慮を得る。主の讃美は永遠に続く。
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Pr.
慈しみの神様。あなたは宇宙のすべてを御光で包み、御子を救い主として顕してくださいました。壊れたものを一つに戻し、迷いの中にいる私たちに真理を語ってください。創られたすべてが、御子を見て救い主を知ることができますように。救い主、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 申命記18:15~20(旧309)
15あなたの神、主はあなたの中から、あなたの同胞の中から、わたしのような預言者を立てられる。あなたたちは彼に聞き従わねばならない。 16このことはすべて、あなたがホレブで、集会の日に、「二度とわたしの神、主の声を聞き、この大いなる火を見て、死ぬことのないようにしてください」とあなたの神、主に求めたことによっている。 17主はそのときわたしに言われた。「彼らの言うことはもっともである。 18わたしは彼らのために、同胞の中からあなたのような預言者を立ててその口にわたしの言葉を授ける。彼はわたしが命じることをすべて彼らに告げるであろう。 19彼がわたしの名によってわたしの言葉を語るのに、聞き従わない者があるならば、わたしはその責任を追及する。 20ただし、その預言者がわたしの命じていないことを、勝手にわたしの名によって語り、あるいは、他の神々の名によって語るならば、その預言者は死なねばならない。」
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第2朗読 1コリント8: 1~13(新309)
1偶像に供えられた肉について言えば、「我々は皆、知識を持っている」ということは確かです。ただ、知識は人を高ぶらせるが、愛は造り上げる。 2自分は何か知っていると思う人がいたら、その人は、知らねばならぬことをまだ知らないのです。 3しかし、神を愛する人がいれば、その人は神に知られているのです。 4そこで、偶像に供えられた肉を食べることについてですが、世の中に偶像の神などはなく、また、唯一の神以外にいかなる神もいないことを、わたしたちは知っています。 5現に多くの神々、多くの主がいると思われているように、たとえ天や地に神々と呼ばれるものがいても、 6わたしたちにとっては、唯一の神、父である神がおられ、万物はこの神から出、わたしたちはこの神へ帰って行くのです。また、唯一の主、イエス・キリストがおられ、万物はこの主によって存在し、わたしたちもこの主によって存在しているのです。
7しかし、この知識がだれにでもあるわけではありません。ある人たちは、今までの偶像になじんできた習慣にとらわれて、肉を食べる際に、それが偶像に供えられた肉だということが念頭から去らず、良心が弱いために汚されるのです。 8わたしたちを神のもとに導くのは、食物ではありません。食べないからといって、何かを失うわけではなく、食べたからといって、何かを得るわけではありません。 9ただ、あなたがたのこの自由な態度が、弱い人々を罪に誘うことにならないように、気をつけなさい。 10知識を持っているあなたが偶像の神殿で食事の席に着いているのを、だれかが見ると、その人は弱いのに、その良心が強められて、偶像に供えられたものを食べるようにならないだろうか。 11そうなると、あなたの知識によって、弱い人が滅びてしまいます。その兄弟のためにもキリストが死んでくださったのです。 12このようにあなたがたが、兄弟たちに対して罪を犯し、彼らの弱い良心を傷つけるのは、キリストに対して罪を犯すことなのです。 13それだから、食物のことがわたしの兄弟をつまずかせるくらいなら、兄弟をつまずかせないために、わたしは今後決して肉を口にしません。
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福音書 マルコ1:21~28(新62)
21一行はカファルナウムに着いた。イエスは、安息日に会堂に入って教え始められた。 22人々はその教えに非常に驚いた。律法学者のようにではなく、権威ある者としてお教えになったからである。 23そのとき、この会堂に汚れた霊に取りつかれた男がいて叫んだ。 24「ナザレのイエス、かまわないでくれ。我々を滅ぼしに来たのか。正体は分かっている。神の聖者だ。」 25イエスが、「黙れ。この人から出て行け」とお叱りになると、 26汚れた霊はその人にけいれんを起こさせ、大声をあげて出て行った。 27人々は皆驚いて、論じ合った。「これはいったいどういうことなのだ。権威ある新しい教えだ。この人が汚れた霊に命じると、その言うことを聴く。」 28イエスの評判は、たちまちガリラヤ地方の隅々にまで広まった。
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