2021年10月
2021年10月3日 聖霊降臨後第19主日 (緑)
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第1朗読 創世記2:18~24 (旧3)
第2朗読 ヘブライ1:1~4,2:5~12 (新401)
福 音 書 マルコ10:2~16 (新81)
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Of. 8(詩篇8:2-10)
主よ、わたしたちの主よ。あなたのみ名はいかに力強く、
全地に満ちていることでしょう。
天に輝くあなたの威光をたたえます。
幼な子、乳飲み子の口によって。
あなたは刃向かう者に向かって砦を築き、
報復する敵を絶ち滅ぼします
あなたの天を、あなたの指の業をわたしは仰ぎます。
月も、星もすべて、あなたが配置なさったもの。
そのあなたがみ心に留めてくださるとは、人間は何ものなのでしょう。
人の子は何ものなのでしょう、あなたが顧みてくださるとは。
神に僅かに劣るものとして人を造り、
なお、栄光と威光を冠としていただかせ、
み手によって造られたものをすべて治めるように、その足もとに置かれました。
羊も牛も、野の獣も、空の鳥、海の魚、海路を渡るものすべてを。
主よ、わたしたちの主よ。あなたのみ名は、いかに力強く、
全地に満ちていることでしょう。
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Pr.
いと高き神様。あなたは私たちを愛し合う交わりの中に創られました。変わることなく誠実に生き、幼子のように信頼し、御子の姿を映しだすことができますように。救い主、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 創世記2:18~24 (旧3)
2:18主なる神は言われた。
「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」
19主なる神は、野のあらゆる獣、空のあらゆる鳥を土で形づくり、人のところへ持って来て、人がそれぞれをどう呼ぶか見ておられた。人が呼ぶと、それはすべて、生き物の名となった。
20人はあらゆる家畜、空の鳥、野のあらゆる獣に名を付けたが、自分に合う助ける者は見つけることができなかった。
21主なる神はそこで、人を深い眠りに落とされた。人が眠り込むと、あばら骨の一部を抜き取り、その跡を肉でふさがれた。 22そして、人から抜き取ったあばら骨で女を造り上げられた。主なる神が彼女を人のところへ連れて来られると、 23人は言った。
「ついに、これこそ
わたしの骨の骨
わたしの肉の肉。これをこそ、女(イシャー)と呼ぼう
まさに、男(イシュ)から取られたものだから。」
24こういうわけで、男は父母を離れて女と結ばれ、二人は一体となる。
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第2朗読 ヘブライ1:1~4,2:5~12 (新401)
1:1神は、かつて預言者たちによって、多くのかたちで、また多くのしかたで先祖に語られたが、 2この終わりの時代には、御子によってわたしたちに語られました。神は、この御子を万物の相続者と定め、また、御子によって世界を創造されました。 3御子は、神の栄光の反映であり、神の本質の完全な現れであって、万物を御自分の力ある言葉によって支えておられますが、人々の罪を清められた後、天の高い所におられる大いなる方の右の座にお着きになりました。 4御子は、天使たちより優れた者となられました。天使たちの名より優れた名を受け継がれたからです。
2:5神は、わたしたちが語っている来るべき世界を、天使たちに従わせるようなことはなさらなかったのです。 6ある個所で、次のようにはっきり証しされています。
「あなたが心に留められる人間とは、何者なのか。
また、あなたが顧みられる人の子とは、何者なのか。
7あなたは彼を天使たちよりも、
わずかの間、低い者とされたが、
栄光と栄誉の冠を授け、
8すべてのものを、その足の下に従わせられました。」
「すべてのものを彼に従わせられた」と言われている以上、この方に従わないものは何も残っていないはずです。しかし、わたしたちはいまだに、すべてのものがこの方に従っている様子を見ていません。 9ただ、「天使たちよりも、わずかの間、低い者とされた」イエスが、死の苦しみのゆえに、「栄光と栄誉の冠を授けられた」のを見ています。神の恵みによって、すべての人のために死んでくださったのです。
10というのは、多くの子らを栄光へと導くために、彼らの救いの創始者を数々の苦しみを通して完全な者とされたのは、万物の目標であり源である方に、ふさわしいことであったからです。 11事実、人を聖なる者となさる方も、聖なる者とされる人たちも、すべて一つの源から出ているのです。それで、イエスは彼らを兄弟と呼ぶことを恥としないで、
12「わたしは、あなたの名を
わたしの兄弟たちに知らせ、
集会の中であなたを賛美します」
と言い、
(と言われます。)
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福音書 マルコ10:2~16 (新81)
10:2ファリサイ派の人々が近寄って、「夫が妻を離縁することは、律法に適っているでしょうか」と尋ねた。イエスを試そうとしたのである。 3イエスは、「モーセはあなたたちに何と命じたか」と問い返された。 4彼らは、「モーセは、離縁状を書いて離縁することを許しました」と言った。 5イエスは言われた。「あなたたちの心が頑固なので、このような掟をモーセは書いたのだ。
6しかし、天地創造の初めから、神は人を男と女とにお造りになった。 7それゆえ、人は父母を離れてその妻と結ばれ、 8二人は一体となる。だから二人はもはや別々ではなく、一体である。 9従って、神が結び合わせてくださったものを、人は離してはならない。」 10家に戻ってから、弟子たちがまたこのことについて尋ねた。 11イエスは言われた。「妻を離縁して他の女を妻にする者は、妻に対して姦通の罪を犯すことになる。 12夫を離縁して他の男を夫にする者も、姦通の罪を犯すことになる。」
13イエスに触れていただくために、人々が子供たちを連れて来た。弟子たちはこの人々を叱った。 14しかし、イエスはこれを見て憤り、弟子たちに言われた。「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。 15はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」 16そして、子供たちを抱き上げ、手を置いて祝福された。
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2021年10月10日 聖霊降臨後第20主日 (緑)
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第1朗読 アモス5:6~7,10~15 (旧1434)
第2朗読 ヘブライ4:12~16 (新405)
福 音 書 マルコ10:17~31 (新81)
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Of. 90改1(詩篇90:12-17)
生涯の日を正しく数えるように教えてください。
知恵ある心を得ることができますように。
主よ、帰って来てください。いつまで捨てておかれるのですか。
あなたの僕らを力づけてください。
朝にはあなたの慈しみに満ち足らせ、
生涯、喜び歌い、喜び祝わせてください。
あなたがわたしたちを苦しめられた年月を思って、
わたしたちに喜びを返してください。
あなたのしもべらがみ業を仰ぎ、
子らもあなたの威光を仰ぐことができますように。
わたしたちの神、主の喜びが、わたしたちの上にありますように。
わたしたちの手の働きを、わたしたちのために確かなものとし、わたしたちの手の働きを、どうか確かなものとしてください。
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Pr.
全能・永遠の神様。後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、終わりの日に永遠の喜びの冠を授かるために、私たちの信仰の賜物を増し加えてください。救い主、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 アモス5:6~7,10~15 (旧1434)
5:6主を求めよ、そして生きよ。
さもないと主は火のように
ヨセフの家に襲いかかり
火が燃え盛っても
ベテルのためにその火を消す者はない。
7裁きを苦よもぎに変え
正しいことを地に投げ捨てる者よ。
10彼らは町の門で訴えを公平に扱う者を憎み
真実を語る者を嫌う。
11お前たちは弱い者を踏みつけ
彼らから穀物の貢納を取り立てるゆえ
切り石の家を建てても
そこに住むことはできない。
見事なぶどう畑を作っても
その酒を飲むことはできない。
12お前たちの咎がどれほど多いか
その罪がどれほど重いか、わたしは知っている。
お前たちは正しい者に敵対し、賄賂を取り
町の門で貧しい者の訴えを退けている。
13それゆえ、知恵ある者はこの時代に沈黙する。
まことに、これは悪い時代だ。
14善を求めよ、悪を求めるな
お前たちが生きることができるために。
そうすれば、お前たちが言うように
万軍の神なる主は
お前たちと共にいてくださるだろう。
15悪を憎み、善を愛せよ
また、町の門で正義を貫け。
あるいは、万軍の神なる主が
ヨセフの残りの者を
憐れんでくださることもあろう。
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第2朗読 ヘブライ4:12~16 (新405)
4:12というのは、神の言葉は生きており、力を発揮し、どんな両刃の剣よりも鋭く、精神と霊、関節と骨髄とを切り離すほどに刺し通して、心の思いや考えを見分けることができるからです。 13更に、神の御前では隠れた被造物は一つもなく、すべてのものが神の目には裸であり、さらけ出されているのです。この神に対して、わたしたちは自分のことを申し述べねばなりません。
14さて、わたしたちには、もろもろの天を通過された偉大な大祭司、神の子イエスが与えられているのですから、わたしたちの公に言い表している信仰をしっかり保とうではありませんか。 15この大祭司は、わたしたちの弱さに同情できない方ではなく、罪を犯されなかったが、あらゆる点において、わたしたちと同様に試練に遭われたのです。 16だから、憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜にかなった助けをいただくために、大胆に恵みの座に近づこうではありませんか。
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福音書 マルコ10:17~31 (新81)
10:17イエスが旅に出ようとされると、ある人が走り寄って、ひざまずいて尋ねた。「善い先生、永遠の命を受け継ぐには、何をすればよいでしょうか。」 18イエスは言われた。「なぜ、わたしを『善い』と言うのか。神おひとりのほかに、善い者はだれもいない。 19『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証するな、奪い取るな、父母を敬え』という掟をあなたは知っているはずだ。」 20すると彼は、「先生、そういうことはみな、子供の時から守ってきました」と言った。
21イエスは彼を見つめ、慈しんで言われた。「あなたに欠けているものが一つある。行って持っている物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に富を積むことになる。それから、わたしに従いなさい。」 22その人はこの言葉に気を落とし、悲しみながら立ち去った。たくさんの財産を持っていたからである。
23イエスは弟子たちを見回して言われた。「財産のある者が神の国に入るのは、なんと難しいことか。」 24弟子たちはこの言葉を聞いて驚いた。イエスは更に言葉を続けられた。「子たちよ、神の国に入るのは、なんと難しいことか。 25金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」 26弟子たちはますます驚いて、「それでは、だれが救われるのだろうか」と互いに言った。 27イエスは彼らを見つめて言われた。「人間にできることではないが、神にはできる。神は何でもできるからだ。」 28ペトロがイエスに、「このとおり、わたしたちは何もかも捨ててあなたに従って参りました」と言いだした。 29イエスは言われた。「はっきり言っておく。わたしのためまた福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子供、畑を捨てた者はだれでも、 30今この世で、迫害も受けるが、家、兄弟、姉妹、母、子供、畑も百倍受け、後の世では永遠の命を受ける。 31しかし、先にいる多くの者が後になり、後にいる多くの者が先になる。」
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2021年10月17日 聖霊降臨後第21主日 (緑)
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第1朗読 イザヤ53:4~12 (旧1149)
第2朗読 ヘブライ5:1~10 (新405)
福 音 書 マルコ10:35~45 (新82)
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Of. 91改1(詩篇91:9-16)
あなたは主を避けどころとし、
いと高き神を宿るところとした。
あなたには災難もふりかかることがなく、
天幕には疫病も触れることがない。
主はあなたのために、み使いに命じて、
あなたの道のどこにおいても守られる。
彼らはあなたをその手にのせて運び、
足が石に当たらないように守る。
あなたは獅子と毒蛇を踏みにじり、
獅子の子と大蛇を踏んで行く。
「彼はわたしを慕う者だから、彼を災いから逃れさせよう。
わたしの名を知る者だから、彼を高く上げよう。
彼がわたしを呼び求めるとき、彼に答え、
苦難の襲うとき、彼と共にいて助け、彼に名誉を与えよう。
生涯、彼を満ち足らせ、
わたしの救いを彼に見せよう。」
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Pr.
王である神様。あなたは、すべての民の救いのために御顔を向けてくださいます。御国に喜び仕えるしもべとして、絶えず御心だけを望むことができますように。救い主、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 イザヤ53:4~12 (旧1149)
53:4彼が担ったのはわたしたちの病
彼が負ったのはわたしたちの痛みであったのに
わたしたちは思っていた
神の手にかかり、打たれたから
彼は苦しんでいるのだ、と。
5彼が刺し貫かれたのは
わたしたちの背きのためであり
彼が打ち砕かれたのは
わたしたちの咎のためであった。
彼の受けた懲らしめによって
わたしたちに平和が与えられ
彼の受けた傷によって、わたしたちはいやされた。
6わたしたちは羊の群れ
道を誤り、それぞれの方角に向かって行った。
そのわたしたちの罪をすべて
主は彼に負わせられた。
7苦役を課せられて、かがみ込み
彼は口を開かなかった。
屠り場に引かれる小羊のように
毛を刈る者の前に物を言わない羊のように
彼は口を開かなかった。
8捕らえられ、裁きを受けて、彼は命を取られた。
彼の時代の誰が思い巡らしたであろうか
わたしの民の背きのゆえに、彼が神の手にかかり
命ある者の地から断たれたことを。
9彼は不法を働かず
その口に偽りもなかったのに
その墓は神に逆らう者と共にされ
富める者と共に葬られた。
10病に苦しむこの人を打ち砕こうと主は望まれ
彼は自らを償いの献げ物とした。
彼は、子孫が末永く続くのを見る。
主の望まれることは
彼の手によって成し遂げられる。
11彼は自らの苦しみの実りを見
それを知って満足する。
わたしの僕は、多くの人が正しい者とされるために
彼らの罪を自ら負った。
12それゆえ、わたしは多くの人を彼の取り分とし
彼は戦利品としておびただしい人を受ける。
彼が自らをなげうち、死んで
罪人のひとりに数えられたからだ。
多くの人の過ちを担い
背いた者のために執り成しをしたのは
この人であった。
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第2朗読 ヘブライ5:1~10 (新405)
5:1大祭司はすべて人間の中から選ばれ、罪のための供え物やいけにえを献げるよう、人々のために神に仕える職に任命されています。 2大祭司は、自分自身も弱さを身にまとっているので、無知な人、迷っている人を思いやることができるのです。 3また、その弱さのゆえに、民のためだけでなく、自分自身のためにも、罪の贖いのために供え物を献げねばなりません。 4また、この光栄ある任務を、だれも自分で得るのではなく、アロンもそうであったように、神から召されて受けるのです。
5同じようにキリストも、大祭司となる栄誉を御自分で得たのではなく、
「あなたはわたしの子、
わたしは今日、あなたを産んだ」
と言われた方が、それをお与えになったのです。 6また、神は他の個所で、
「あなたこそ永遠に、
メルキゼデクと同じような祭司である」
と言われています。 7キリストは、肉において生きておられたとき、激しい叫び声をあげ、涙を流しながら、御自分を死から救う力のある方に、祈りと願いとをささげ、その畏れ敬う態度のゆえに聞き入れられました。 8キリストは御子であるにもかかわらず、多くの苦しみによって従順を学ばれました。 9そして、完全な者となられたので、御自分に従順であるすべての人々に対して、永遠の救いの源となり、 10神からメルキゼデクと同じような大祭司と呼ばれたのです。
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福音書 マルコ10:35~45 (新82)
10:35ゼベダイの子ヤコブとヨハネが進み出て、イエスに言った。「先生、お願いすることをかなえていただきたいのですが。」 36イエスが、「何をしてほしいのか」と言われると、 37二人は言った。「栄光をお受けになるとき、わたしどもの一人をあなたの右に、もう一人を左に座らせてください。」 38イエスは言われた。「あなたがたは、自分が何を願っているか、分かっていない。このわたしが飲む杯を飲み、このわたしが受ける洗礼を受けることができるか。」 39彼らが、「できます」と言うと、イエスは言われた。「確かに、あなたがたはわたしが飲む杯を飲み、わたしが受ける洗礼を受けることになる。 40しかし、わたしの右や左にだれが座るかは、わたしの決めることではない。それは、定められた人々に許されるのだ。」 41ほかの十人の者はこれを聞いて、ヤコブとヨハネのことで腹を立て始めた。 42そこで、イエスは一同を呼び寄せて言われた。「あなたがたも知っているように、異邦人の間では、支配者と見なされている人々が民を支配し、偉い人たちが権力を振るっている。 43しかし、あなたがたの間では、そうではない。あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、 44いちばん上になりたい者は、すべての人の僕になりなさい。 45人の子は仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのである。」
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2021年10月24日 聖霊降臨後第22主日 (緑)
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第1朗読 エレミヤ31:7~9 (旧1234)
第2朗読 ヘブライ7:23~28 (新409)
福 音 書 マルコ10:46~52 (新83)
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Of. 126(詩篇126:1-6)
主がシオンの捕われ人を連れ帰られると聞いて、
わたしたちは夢を見ている人のようになった。
そのときには、わたしたちの口に笑いが、舌に喜びの歌が満ちる。
そのときには、国々も言う、「主はこの人々に、大きな業を成し遂げられた。」
主よ、わたしたちのために、大きな業を成し遂げてください。
わたしたちは喜び歌います。
主よ、ネゲブに川の流れを導くように、
わたしたちの捕われ人を連れ帰ってください。
涙と共に種を蒔く人は、
喜びの歌と共に刈り入れる。
種の袋を背負い、泣きながら出て行った人は、
束ねた穂を背負い、喜びの歌をうたいながら帰ってくる。
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Pr.
永遠の光よ。私たちの心を照らしてください。永遠の知恵よ。私たちの無知の闇を追い払ってください。永遠の憐れみよ。私たちを憐れんでください。御顔を求めてあなたの道を映しだしてください。救い主、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 エレミヤ31:7~9 (旧1234)
31:7主はこう言われる。
ヤコブのために喜び歌い、喜び祝え。
諸国民の頭のために叫びをあげよ。
声を響かせ、賛美せよ。そして言え。
「主よ、あなたの民をお救いください
イスラエルの残りの者を。」
8見よ、わたしは彼らを北の国から連れ戻し
地の果てから呼び集める。
その中には目の見えない人も、歩けない人も
身ごもっている女も、臨月の女も共にいる。
彼らは大いなる会衆となって帰って来る。
9彼らは泣きながら帰って来る。
わたしは彼らを慰めながら導き
流れに沿って行かせる。
彼らはまっすぐな道を行き、つまずくことはない。
わたしはイスラエルの父となり
エフライムはわたしの長子となる。
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第2朗読 ヘブライ7:23~28 (新409)
7:23また、レビの系統の祭司たちの場合には、死というものがあるので、務めをいつまでも続けることができず、多くの人たちが祭司に任命されました。 24しかし、イエスは永遠に生きているので、変わることのない祭司職を持っておられるのです。 25それでまた、この方は常に生きていて、人々のために執り成しておられるので、御自分を通して神に近づく人たちを、完全に救うことがおできになります。
26このように聖であり、罪なく、汚れなく、罪人から離され、もろもろの天よりも高くされている大祭司こそ、わたしたちにとって必要な方なのです。 27この方は、ほかの大祭司たちのように、まず自分の罪のため、次に民の罪のために毎日いけにえを献げる必要はありません。というのは、このいけにえはただ一度、御自身を献げることによって、成し遂げられたからです。 28律法は弱さを持った人間を大祭司に任命しますが、律法の後になされた誓いの御言葉は、永遠に完全な者とされておられる御子を大祭司としたのです。
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福音書 マルコ10:46~52 (新83)
10:46一行はエリコの町に着いた。イエスが弟子たちや大勢の群衆と一緒に、エリコを出て行こうとされたとき、ティマイの子で、バルティマイという盲人が道端に座って物乞いをしていた。 47ナザレのイエスだと聞くと、叫んで、「ダビデの子イエスよ、わたしを憐れんでください」と言い始めた。 48多くの人々が叱りつけて黙らせようとしたが、彼はますます、「ダビデの子よ、わたしを憐れんでください」と叫び続けた。 49イエスは立ち止まって、「あの男を呼んで来なさい」と言われた。人々は盲人を呼んで言った。「安心しなさい。立ちなさい。お呼びだ。」 50盲人は上着を脱ぎ捨て、躍り上がってイエスのところに来た。 51イエスは、「何をしてほしいのか」と言われた。盲人は、「先生、目が見えるようになりたいのです」と言った。 52そこで、イエスは言われた。「行きなさい。あなたの信仰があなたを救った。」盲人は、すぐ見えるようになり、なお道を進まれるイエスに従った。
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2021年10月31日 聖霊降臨後第23主日 (緑)
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第1朗読 申命記6:1~9 (旧291)
第2朗読 ヘブライ9:11~14 (新411)
福 音 書 マルコ12:28~34 (新87)
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Of. 119/1(詩篇119:1-8)
いかに幸いなことでしょう。
まったき道を踏み、主の律法に歩む人は。
いかに幸いなことでしょう。
主の定めを守り、心を尽くしてそれを尋ね求める人は。
彼らは決して不正を行なわず、主の道を歩みます。
あなたは仰せになりました。あなたの命令を固く守るように。
わたしの道が確かになることを願います。あなたの掟を守るために。
そうなれば、あなたのどの戒めに照らしても、恥じ入ることがない。
あなたの正しい裁きに学び、まっすぐな心であなたに感謝します。
あなたの掟を守ります。どうか、お見捨てにならないでください。
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Pr.
全能の神様。あなたは御子を通して「愛は律法を完成する」と教えてくださいました。私たちが心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くしてあなたを愛し、自分のように隣人を愛することができますよう教えてください。救い主、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 申命記6:1~9 (旧291)
6:1これは、あなたたちの神、主があなたたちに教えよと命じられた戒めと掟と法であり、あなたたちが渡って行って得る土地で行うべきもの。 2あなたもあなたの子孫も生きている限り、あなたの神、主を畏れ、わたしが命じるすべての掟と戒めを守って長く生きるためである。 3イスラエルよ、あなたはよく聞いて、忠実に行いなさい。そうすれば、あなたは幸いを得、父祖の神、主が約束されたとおり、乳と蜜の流れる土地で大いに増える。
4聞け、イスラエルよ。我らの神、主は唯一の主である。 5あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。
6今日わたしが命じるこれらの言葉を心に留め、
7子供たちに繰り返し教え、家に座っているときも道を歩くときも、寝ているときも起きているときも、これを語り聞かせなさい。 8更に、これをしるしとして自分の手に結び、覚えとして額に付け、 9あなたの家の戸口の柱にも門にも書き記しなさい。
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第2朗読 ヘブライ9:11~14 (新411)
9:11けれども、キリストは、既に実現している恵みの大祭司としておいでになったのですから、人間の手で造られたのではない、すなわち、この世のものではない、更に大きく、更に完全な幕屋を通り、 12雄山羊と若い雄牛の血によらないで、御自身の血によって、ただ一度聖所に入って永遠の贖いを成し遂げられたのです。 13なぜなら、もし、雄山羊と雄牛の血、また雌牛の灰が、汚れた者たちに振りかけられて、彼らを聖なる者とし、その身を清めるならば、 14まして、永遠の“霊”によって、御自身をきずのないものとして神に献げられたキリストの血は、わたしたちの良心を死んだ業から清めて、生ける神を礼拝するようにさせないでしょうか。
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福音書 マルコ12:28~34 (新87)
12:28彼らの議論を聞いていた一人の律法学者が進み出、イエスが立派にお答えになったのを見て、尋ねた。「あらゆる掟のうちで、どれが第一でしょうか。」 29イエスはお答えになった。「第一の掟は、これである。『イスラエルよ、聞け、わたしたちの神である主は、唯一の主である。 30心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』 31第二の掟は、これである。『隣人を自分のように愛しなさい。』この二つにまさる掟はほかにない。」 32律法学者はイエスに言った。「先生、おっしゃるとおりです。『神は唯一である。ほかに神はない』とおっしゃったのは、本当です。 33そして、『心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして神を愛し、また隣人を自分のように愛する』ということは、どんな焼き尽くす献げ物やいけにえよりも優れています。」 34イエスは律法学者が適切な答えをしたのを見て、「あなたは、神の国から遠くない」と言われた。もはや、あえて質問する者はなかった。
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2021年10月31日 宗教改革主日 (緑)
第1朗読 エレミヤ31:31~34 (旧1237)
または黙示録14:6~7 (新468)
第2朗読 ローマ3:19~28 (新277)
福 音 書 ヨハネ 8:31~36 (新182)
またはマタイ11:12~19 (新20)
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Of. 46(詩篇46:2-12)
神はわたしたちの避けどころ、わたしたちの力、
苦難のときの変わらぬ助け。
わたしたちは決して恐れない。
地が姿を変え、山々が揺らいで海の中に移るとも。
海の水が騒ぎ、沸き返り、
その高ぶるさまに山々が震えても。
大河とその流れは、神の都に喜びを与える。
いと高き神のいます聖所に。
神はその中にいて、その都は揺るがない。
夜明けとともに、神は助けてくださる。
すべての民は騒ぎ、国々は揺らぐ。
神が御声を出されると、地は溶け去る。
万軍の主はわたしたちと共にいます。
ヤコブの神はわたしたちの力。
主の成し遂げられたことを見よ。
主がこの地を圧倒される。
主が地の果てまで、戦いを断ち、
弓を砕き槍を折り、盾を焼き払われる。
「戦いを止めよ、知れ。わたしは神。
国々であがめられ、この地であがめられる神。」
万軍の主はわたしたちと共に、
ヤコブの神はわたしたちの力。
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Pr.
恵み深い父なる神様。聖なる公同の教会のために祈ります。教会をあらゆる真理と平和で満たしてください。御子イエス・キリストのゆえに、堕落したときはきよめ、誤ったときは道を示して改革し、正しいときに強め、欠けているときには備えてください。分裂したとき、再び一つにしてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 エレミヤ31:31~34 (旧1237)
31:31見よ、わたしがイスラエルの家、ユダの家と新しい契約を結ぶ日が来る、と主は言われる。 32この契約は、かつてわたしが彼らの先祖の手を取ってエジプトの地から導き出したときに結んだものではない。わたしが彼らの主人であったにもかかわらず、彼らはこの契約を破った、と主は言われる。 33しかし、来るべき日に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこれである、と主は言われる。すなわち、わたしの律法を彼らの胸の中に授け、彼らの心にそれを記す。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。 34そのとき、人々は隣人どうし、兄弟どうし、「主を知れ」と言って教えることはない。彼らはすべて、小さい者も大きい者もわたしを知るからである、と主は言われる。わたしは彼らの悪を赦し、再び彼らの罪に心を留めることはない。
または黙示録14:6~7 (新468)
14:6わたしはまた、別の天使が空高く飛ぶのを見た。この天使は、地上に住む人々、あらゆる国民、種族、言葉の違う民、民族に告げ知らせるために、永遠の福音を携えて来て、 7大声で言った。「神を畏れ、その栄光をたたえなさい。神の裁きの時が来たからである。天と地、海と水の源を創造した方を礼拝しなさい。」
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第2朗読 ローマ3:19~28 (新277)
3:19さて、わたしたちが知っているように、すべて律法の言うところは、律法の下にいる人々に向けられています。それは、すべての人の口がふさがれて、全世界が神の裁きに服するようになるためなのです。 20なぜなら、律法を実行することによっては、だれ一人神の前で義とされないからです。律法によっては、罪の自覚しか生じないのです。
21ところが今や、律法とは関係なく、しかも律法と預言者によって立証されて、神の義が示されました。 22すなわち、イエス・キリストを信じることにより、信じる者すべてに与えられる神の義です。そこには何の差別もありません。 23人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなっていますが、 24ただキリスト・イエスによる贖いの業を通して、神の恵みにより無償で義とされるのです。 25神はこのキリストを立て、その血によって信じる者のために罪を償う供え物となさいました。それは、今まで人が犯した罪を見逃して、神の義をお示しになるためです。 26このように神は忍耐してこられたが、今この時に義を示されたのは、御自分が正しい方であることを明らかにし、イエスを信じる者を義となさるためです。
27では、人の誇りはどこにあるのか。それは取り除かれました。どんな法則によってか。行いの法則によるのか。そうではない。信仰の法則によってです。 28なぜなら、わたしたちは、人が義とされるのは律法の行いによるのではなく、信仰によると考えるからです。
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福音書 ヨハネ 8:31~36 (新182)
8:31イエスは、御自分を信じたユダヤ人たちに言われた。「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。 32あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。」 33すると、彼らは言った。「わたしたちはアブラハムの子孫です。今までだれかの奴隷になったことはありません。『あなたたちは自由になる』とどうして言われるのですか。」 34イエスはお答えになった。「はっきり言っておく。罪を犯す者はだれでも罪の奴隷である。
35奴隷は家にいつまでもいるわけにはいかないが、子はいつまでもいる。 36だから、もし子があなたたちを自由にすれば、あなたたちは本当に自由になる。
またはマタイ11:12~19 (新20)
11:12彼が活動し始めたときから今に至るまで、天の国は力ずくで襲われており、激しく襲う者がそれを奪い取ろうとしている。 13すべての預言者と律法が預言したのは、ヨハネの時までである。 14あなたがたが認めようとすれば分かることだが、実は、彼は現れるはずのエリヤである。 15耳のある者は聞きなさい。
16今の時代を何にたとえたらよいか。広場に座って、ほかの者にこう呼びかけている子供たちに似ている。
17『笛を吹いたのに、
踊ってくれなかった。
葬式の歌をうたったのに、
悲しんでくれなかった。』
18ヨハネが来て、食べも飲みもしないでいると、『あれは悪霊に取りつかれている』と言い、 19人の子が来て、飲み食いすると、『見ろ、大食漢で大酒飲みだ。徴税人や罪人の仲間だ』と言う。しかし、知恵の正しさは、その働きによって証明される。」
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