2025年06月
2025年6月1日
復活節第7主日 (白)
********************
主題 : イエス・キリストの祈り
********************
第1朗読 使徒言行録16:16~34 (新245)
第2朗読 黙示録22:12~14,16~17,20~21 (新479)
福 音 書 ヨハネ17:20~26 (新203)
********************
讃美歌
382 ここは神の
111 いざ聞けよろずの
274 神の子の
参考
21-506 すべては主のため
21-183 イエスのみ名に
********************
Of. 97(詩篇97:1-12)
主こそ王。
全地よ、喜び躍れ。
多くの島々よ、
喜び祝え。
密雲と濃霧が主の周りに立ちこめ、
正しい裁きが王座の基をなす。
火はみ前に進み、
周りの敵を焼き滅ぼす。
稲妻は世界を照らし出し、
地はそれを見て、身を震わせ、
山々は蝋のように溶ける、
主のみ前に、全地は主のみ前に溶ける。
天は主の正しさを告げ知らせ、
すべての民はその栄光を仰ぎ見る。
すべて偶像に仕える者、むなしい神々を誇りとする者は恥を受ける。
神々はすべて主に向かってひれ伏す。
シオンは聞いて喜び祝い、ユダのおとめらは喜び躍る
主よ、あなたの裁きのゆえに。
あなたは主、全地に君臨されるいと高き神。
神々のすべてを超え、あがめられる神。
主を愛する人は悪を憎む。主の慈しみに生きる人を主は守り、
神に逆らう者の手から助け出してくださる。
神は従う人のために光を、
心のまっすぐな人のためには、喜びの種を蒔いてくださる。
神に従う人よ、主にあって喜び祝え。
聖なるみ名に感謝をささげよ。
********************
Pr.
神様、あなたの民のさまざまな思いを御旨によって一つにしてください。変わり続けるこの世界で、変わることのないまことの喜びに心を定め、あなたの約束を覚えて生きることができますように。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
追加
神様。御子のうちに示されたあなたの栄光を、ほめたたえます。御心を深く悟り、世に伝えるために、私たちを御子によって、ひとつにしてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
********************
第1朗読 使徒言行録16:16~34 (新245)
16: 16わたしたちは、祈りの場所に行く途中、占いの霊に取りつかれている女奴隷に出会った。この女は、占いをして主人たちに多くの利益を得させていた。 17彼女は、パウロやわたしたちの後ろについて来てこう叫ぶのであった。「この人たちは、いと高き神の僕で、皆さんに救いの道を宣べ伝えているのです。」 18彼女がこんなことを幾日も繰り返すので、パウロはたまりかねて振り向き、その霊に言った。「イエス・キリストの名によって命じる。この女から出て行け。」すると即座に、霊が彼女から出て行った。 19ところが、この女の主人たちは、金もうけの望みがなくなってしまったことを知り、パウロとシラスを捕らえ、役人に引き渡すために広場へ引き立てて行った。 20そして、二人を高官たちに引き渡してこう言った。「この者たちはユダヤ人で、わたしたちの町を混乱させております。 21ローマ帝国の市民であるわたしたちが受け入れることも、実行することも許されない風習を宣伝しております。」 22群衆も一緒になって二人を責め立てたので、高官たちは二人の衣服をはぎ取り、「鞭で打て」と命じた。 23そして、何度も鞭で打ってから二人を牢に投げ込み、看守に厳重に見張るように命じた。
24この命令を受けた看守は、二人をいちばん奥の牢に入れて、足には木の足枷をはめておいた。
25真夜中ごろ、パウロとシラスが賛美の歌をうたって神に祈っていると、ほかの囚人たちはこれに聞き入っていた。 26突然、大地震が起こり、牢の土台が揺れ動いた。たちまち牢の戸がみな開き、すべての囚人の鎖も外れてしまった。 27目を覚ました看守は、牢の戸が開いているのを見て、囚人たちが逃げてしまったと思い込み、剣を抜いて自殺しようとした。 28パウロは大声で叫んだ。「自害してはいけない。わたしたちは皆ここにいる。」 29看守は、明かりを持って来させて牢の中に飛び込み、パウロとシラスの前に震えながらひれ伏し、 30二人を外へ連れ出して言った。「先生方、救われるためにはどうすべきでしょうか。」
31二人は言った。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます。」 32そして、看守とその家の人たち全部に主の言葉を語った。 33まだ真夜中であったが、看守は二人を連れて行って打ち傷を洗ってやり、自分も家族の者も皆すぐに洗礼を受けた。 34この後、二人を自分の家に案内して食事を出し、神を信じる者になったことを家族ともども喜んだ。
********************
第2朗読 黙示録22:12~14,16~17,20~21 (新479)
22: 12見よ、わたしはすぐに来る。わたしは、報いを携えて来て、それぞれの行いに応じて報いる。 13わたしはアルファであり、オメガである。最初の者にして、最後の者。初めであり、終わりである。
14命の木に対する権利を与えられ、門を通って都に入れるように、自分の衣を洗い清める者は幸いである。
22: 16わたし、イエスは使いを遣わし、諸教会のために以上のことをあなたがたに証しした。わたしは、ダビデのひこばえ、その一族、輝く明けの明星である。」 17“霊”と花嫁とが言う。「来てください。」これを聞く者も言うがよい、「来てください」と。渇いている者は来るがよい。命の水が欲しい者は、価なしに飲むがよい。
22: 20以上すべてを証しする方が、言われる。「然り、わたしはすぐに来る。」アーメン、主イエスよ、来てください。
21主イエスの恵みが、すべての者と共にあるように。
********************
福音書 ヨハネ17:20~26 (新203)
17: 20また、彼らのためだけでなく、彼らの言葉によってわたしを信じる人々のためにも、お願いします。 21父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください。彼らもわたしたちの内にいるようにしてください。そうすれば、世は、あなたがわたしをお遣わしになったことを、信じるようになります。 22あなたがくださった栄光を、わたしは彼らに与えました。わたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためです。 23わたしが彼らの内におり、あなたがわたしの内におられるのは、彼らが完全に一つになるためです。こうして、あなたがわたしをお遣わしになったこと、また、わたしを愛しておられたように、彼らをも愛しておられたことを、世が知るようになります。 24父よ、わたしに与えてくださった人々を、わたしのいる所に、共におらせてください。それは、天地創造の前からわたしを愛して、与えてくださったわたしの栄光を、彼らに見せるためです。 25正しい父よ、世はあなたを知りませんが、わたしはあなたを知っており、この人々はあなたがわたしを遣わされたことを知っています。 26わたしは御名を彼らに知らせました。また、これからも知らせます。わたしに対するあなたの愛が彼らの内にあり、わたしも彼らの内にいるようになるためです。」
********************
K.V. ヨハネ17:21
父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください。彼らもわたしたちの内にいるようにしてください。そうすれば、世は、あなたがわたしをお遣わしになったことを、信じるようになります。
2025年6月1日
主の昇天 (白/金)
********************
主題 : キリストの昇天
********************
第1朗読 使徒言行録1: 1~11 (新213)
第2朗読 エフェソ1:15~23 (新352)
福 音 書 ルカ24:44~53 (新161)
********************
讃美歌
114 救いぬしは
180 いばらをかむりし
346 はかりも知られぬ
参考
21-564イエスは委ねられる
21-183イエスのみ名に
21-337たたえよ、この日
********************
Of. 47(詩篇47)
すべての民よ、手を打ち鳴らせ。神に向かって喜び歌い、叫びをあげよ。
主はいと高き神、畏るべき方。全地を支配される偉大な王。
諸国の民を我らに従わせ、国々を我らの足もとに置かれた。
我らのために嗣業を選び、愛するヤコブの誇りとされた。
神は歓呼の中を上られる。主は角笛の響きと共に上られる。
歌え、神に向かって歌え。歌え、我らの王に向かって歌え。
神は全地の王。ほめ歌をうたって、告げ知らせよ。
神は諸国の上に王として支配される。神は聖なる王座に着いておられる。
諸国の民から自由な人々が集められ、アブラハムの神の民となる。
地の盾となる人々は神のもの。神は大いにあがめられる。
詩編93
主こそ王。威厳を衣とし、力を衣とし、身に帯びられる。
世界は固く据えられ、決して揺らぐことはない。
み座はいにしえより固く据えられ、
あなたはとこしえの昔から座しておられます。
主よ、潮は高鳴り、潮は声をあげる。
潮はうち寄せ、響きわたる。
大水のとどろく声よりも力強く海に砕け散る波。
さらに力強く、高くいます主。
主よ、あなたの定めは確かであり、
日の続く限り、あなたの神殿に尊厳はふさわしい。
********************
Pr.
①全能の神様。御子は天に迎えられ、私たちのために御前でとり成しをしてくださっています。私たちを受け入れ、私たちのとりなしの祈りをお聞きください。そして、終わりの時にすべてのものにあなたの栄光を与えてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。
②全能の神様。祝福の御子、私たちの救い主イエス・キリストは、すべてのものを満たすために天の彼方に昇って行かれました。時の終わりまで私たちと共にいるとの約束を固く信じる信仰をお与えください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。
追加
神様。弟子たちを祝福しながら、御子が天にあげられたみわざをほめたたえます。今この時代に生きる私たちが、信仰と希望と愛に生きることができるよう、助け、励まし、祝福してください。御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
********************
第1朗読 使徒言行録1: 1~11 (新213)
1: 1-2テオフィロさま、わたしは先に第一巻を著して、イエスが行い、また教え始めてから、お選びになった使徒たちに聖霊を通して指図を与え、天に上げられた日までのすべてのことについて書き記しました。
3イエスは苦難を受けた後、御自分が生きていることを、数多くの証拠をもって使徒たちに示し、四十日にわたって彼らに現れ、神の国について話された。 4そして、彼らと食事を共にしていたとき、こう命じられた。「エルサレムを離れず、前にわたしから聞いた、父の約束されたものを待ちなさい。 5ヨハネは水で洗礼を授けたが、あなたがたは間もなく聖霊による洗礼を授けられるからである。」
6さて、使徒たちは集まって、「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」と尋ねた。 7イエスは言われた。「父が御自分の権威をもってお定めになった時や時期は、あなたがたの知るところではない。 8あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」 9こう話し終わると、イエスは彼らが見ているうちに天に上げられたが、雲に覆われて彼らの目から見えなくなった。 10イエスが離れ去って行かれるとき、彼らは天を見つめていた。すると、白い服を着た二人の人がそばに立って、 11言った。「ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか。あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。」
********************
第2朗読 エフェソ1:15~23 (新352)
1: 15こういうわけで、わたしも、あなたがたが主イエスを信じ、すべての聖なる者たちを愛していることを聞き、 16祈りの度に、あなたがたのことを思い起こし、絶えず感謝しています。 17どうか、わたしたちの主イエス・キリストの神、栄光の源である御父が、あなたがたに知恵と啓示との霊を与え、神を深く知ることができるようにし、 18心の目を開いてくださるように。そして、神の招きによってどのような希望が与えられているか、聖なる者たちの受け継ぐものがどれほど豊かな栄光に輝いているか悟らせてくださるように。 19また、わたしたち信仰者に対して絶大な働きをなさる神の力が、どれほど大きなものであるか、悟らせてくださるように。 20神は、この力をキリストに働かせて、キリストを死者の中から復活させ、天において御自分の右の座に着かせ、 21すべての支配、権威、勢力、主権の上に置き、今の世ばかりでなく、来るべき世にも唱えられるあらゆる名の上に置かれました。 22神はまた、すべてのものをキリストの足もとに従わせ、キリストをすべてのものの上にある頭として教会にお与えになりました。 23教会はキリストの体であり、すべてにおいてすべてを満たしている方の満ちておられる場です。
********************
福音書 ルカ24:44~53 (新161)
24: 44イエスは言われた。「わたしについてモーセの律法と預言者の書と詩編に書いてある事柄は、必ずすべて実現する。これこそ、まだあなたがたと一緒にいたころ、言っておいたことである。」 45そしてイエスは、聖書を悟らせるために彼らの心の目を開いて、 46言われた。「次のように書いてある。『メシアは苦しみを受け、三日目に死者の中から復活する。 47また、罪の赦しを得させる悔い改めが、その名によってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる』と。エルサレムから始めて、 48あなたがたはこれらのことの証人となる。 49わたしは、父が約束されたものをあなたがたに送る。高い所からの力に覆われるまでは、都にとどまっていなさい。」
50イエスは、そこから彼らをベタニアの辺りまで連れて行き、手を上げて祝福された。 51そして、祝福しながら彼らを離れ、天に上げられた。 52彼らはイエスを伏し拝んだ後、大喜びでエルサレムに帰り、 53絶えず神殿の境内にいて、神をほめたたえていた。
********************
K.V. ルカ24:50-51
イエスは、そこから彼らをベタニアの辺りまで連れて行き、手を上げて祝福された。そして、祝福しながら彼らを離れ、天に上げられた。
2025年6月8日
聖霊降臨(ペンテコステ) (赤)
********************
主題 : 永遠に共にいる神
********************
第1朗読 使徒言行録2: 1~21 (新214)
または創世記11: 1~ 9 (旧13)
第2朗読 ローマ8:14~17 (新284)
または使徒言行録2:1~21 (新214)
福 音 書 ヨハネ14: 8~17,(25~27) (新196)
********************
讃美歌
122 み霊よりくだり
117 まことのみ霊
284 み恵みゆたけき
参考
383 み神のみ手のわざ
21-347 たたえよ、聖霊を
こどもさんびか93 おことばしんじ
********************
Of. 104(詩篇104:24-34,35b)
主よ、み業はいかにおびただしいことか。あなたはすべてを知恵によって成し遂げられた。
地はお造りになったもので満ちている。
同じように、海も大きく豊かで、その中を動きまわる大小の生き物は数知れない。
船がそこを行き交い、お造りになったレビヤタンもそこに戯れる。
彼らはすべて、あなたに望みをおき、時に応じて食べ物をくださるのを待っている。
あなたがお与えになるものを彼らは集め、み手を開かれると彼らは良い物で満ち足りる。
み顔を隠されれば彼らは恐れ、息吹きを取り上げられると彼らは息絶え、元の塵に帰る。
あなたはご自分の息を送って彼らを創造し、地の表を新たにされる。
どうか、主の栄光がとこしえに続くように。
主がご自分の業を喜び祝われるように。
主が地を見渡されると地は震え、山は触れられると煙を上げる。
命ある限り、わたしは主に向かって歌い、長らえる限り、わたしの神にほめ歌をうたおう。
どうか、わたしの歌がみ心にかなうように。
わたしは主に向かって喜び祝おう。
わたしの魂よ、主をたたえよ。
主をたたえよ、ハレルヤ。
********************
Pr.
私たちの創り主である神様。地上の民はみな、御子の復活によって命をいただきます。聖霊によって愛の炎を燃え立たせ、私たちを強めて奉仕と賛美の生活へと向かうことができますように。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。
追加
神様。あなたのいのちの息で、私たちは生かされています。救いのみわざを宣べ伝えるために、聖霊によって私たちを力づけてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン。
********************
第1朗読 使徒言行録2: 1~21 (新214)
2:1五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、 2突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。 3そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。 4すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。
5さて、エルサレムには天下のあらゆる国から帰って来た、信心深いユダヤ人が住んでいたが、 6この物音に大勢の人が集まって来た。そして、だれもかれも、自分の故郷の言葉が話されているのを聞いて、あっけにとられてしまった。 7人々は驚き怪しんで言った。「話をしているこの人たちは、皆ガリラヤの人ではないか。 8どうしてわたしたちは、めいめいが生まれた故郷の言葉を聞くのだろうか。 9わたしたちの中には、パルティア、メディア、エラムからの者がおり、また、メソポタミア、ユダヤ、カパドキア、ポントス、アジア、 10フリギア、パンフィリア、エジプト、キレネに接するリビア地方などに住む者もいる。また、ローマから来て滞在中の者、 11ユダヤ人もいれば、ユダヤ教への改宗者もおり、クレタ、アラビアから来た者もいるのに、彼らがわたしたちの言葉で神の偉大な業を語っているのを聞こうとは。」 12人々は皆驚き、とまどい、「いったい、これはどういうことなのか」と互いに言った。
13しかし、「あの人たちは、新しいぶどう酒に酔っているのだ」と言って、あざける者もいた。
14すると、ペトロは十一人と共に立って、声を張り上げ、話し始めた。「ユダヤの方々、またエルサレムに住むすべての人たち、知っていただきたいことがあります。わたしの言葉に耳を傾けてください。 15今は朝の九時ですから、この人たちは、あなたがたが考えているように、酒に酔っているのではありません。 16そうではなく、これこそ預言者ヨエルを通して言われていたことなのです。
17『神は言われる。
終わりの時に、
わたしの霊をすべての人に注ぐ。
すると、あなたたちの息子と娘は預言し、
若者は幻を見、老人は夢を見る。
18わたしの僕やはしためにも、
そのときには、わたしの霊を注ぐ。
すると、彼らは預言する。
19上では、天に不思議な業を、
下では、地に徴を示そう。
血と火と立ちこめる煙が、それだ。
20主の偉大な輝かしい日が来る前に、
太陽は暗くなり、
月は血のように赤くなる。
21主の名を呼び求める者は皆、救われる。』
または創世記11: 1~ 9 (旧13)
11:1世界中は同じ言葉を使って、同じように話していた。 2東の方から移動してきた人々は、シンアルの地に平野を見つけ、そこに住み着いた。
3彼らは、「れんがを作り、それをよく焼こう」と話し合った。石の代わりにれんがを、しっくいの代わりにアスファルトを用いた。 4彼らは、「さあ、天まで届く塔のある町を建て、有名になろう。そして、全地に散らされることのないようにしよう」と言った。
5主は降って来て、人の子らが建てた、塔のあるこの町を見て、 6言われた。
「彼らは一つの民で、皆一つの言葉を話しているから、このようなことをし始めたのだ。これでは、彼らが何を企てても、妨げることはできない。 7我々は降って行って、直ちに彼らの言葉を混乱させ、互いの言葉が聞き分けられぬようにしてしまおう。」
8主は彼らをそこから全地に散らされたので、彼らはこの町の建設をやめた。 9こういうわけで、この町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を混乱(バラル)させ、また、主がそこから彼らを全地に散らされたからである。
********************
第2朗読 ローマ8:14~17 (新284)
8:14神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。 15あなたがたは、人を奴隷として再び恐れに陥れる霊ではなく、神の子とする霊を受けたのです。この霊によってわたしたちは、「アッバ、父よ」と呼ぶのです。 16この霊こそは、わたしたちが神の子供であることを、わたしたちの霊と一緒になって証ししてくださいます。 17もし子供であれば、相続人でもあります。神の相続人、しかもキリストと共同の相続人です。キリストと共に苦しむなら、共にその栄光をも受けるからです。
または使徒言行録2:1~21 (新214)
2:1五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、 2突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。 3そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。 4すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。
5さて、エルサレムには天下のあらゆる国から帰って来た、信心深いユダヤ人が住んでいたが、 6この物音に大勢の人が集まって来た。そして、だれもかれも、自分の故郷の言葉が話されているのを聞いて、あっけにとられてしまった。 7人々は驚き怪しんで言った。「話をしているこの人たちは、皆ガリラヤの人ではないか。 8どうしてわたしたちは、めいめいが生まれた故郷の言葉を聞くのだろうか。 9わたしたちの中には、パルティア、メディア、エラムからの者がおり、また、メソポタミア、ユダヤ、カパドキア、ポントス、アジア、 10フリギア、パンフィリア、エジプト、キレネに接するリビア地方などに住む者もいる。また、ローマから来て滞在中の者、 11ユダヤ人もいれば、ユダヤ教への改宗者もおり、クレタ、アラビアから来た者もいるのに、彼らがわたしたちの言葉で神の偉大な業を語っているのを聞こうとは。」 12人々は皆驚き、とまどい、「いったい、これはどういうことなのか」と互いに言った。
13しかし、「あの人たちは、新しいぶどう酒に酔っているのだ」と言って、あざける者もいた。
14すると、ペトロは十一人と共に立って、声を張り上げ、話し始めた。「ユダヤの方々、またエルサレムに住むすべての人たち、知っていただきたいことがあります。わたしの言葉に耳を傾けてください。 15今は朝の九時ですから、この人たちは、あなたがたが考えているように、酒に酔っているのではありません。 16そうではなく、これこそ預言者ヨエルを通して言われていたことなのです。
17『神は言われる。
終わりの時に、
わたしの霊をすべての人に注ぐ。
すると、あなたたちの息子と娘は預言し、
若者は幻を見、老人は夢を見る。
18わたしの僕やはしためにも、
そのときには、わたしの霊を注ぐ。
すると、彼らは預言する。
19上では、天に不思議な業を、
下では、地に徴を示そう。
血と火と立ちこめる煙が、それだ。
20主の偉大な輝かしい日が来る前に、
太陽は暗くなり、
月は血のように赤くなる。
21主の名を呼び求める者は皆、救われる。』
********************
福音書 ヨハネ14: 8~17,(25~27) (新196)
14:8フィリポが「主よ、わたしたちに御父をお示しください。そうすれば満足できます」と言うと、 9イエスは言われた。「フィリポ、こんなに長い間一緒にいるのに、わたしが分かっていないのか。わたしを見た者は、父を見たのだ。なぜ、『わたしたちに御父をお示しください』と言うのか。 10わたしが父の内におり、父がわたしの内におられることを、信じないのか。わたしがあなたがたに言う言葉は、自分から話しているのではない。わたしの内におられる父が、その業を行っておられるのである。 11わたしが父の内におり、父がわたしの内におられると、わたしが言うのを信じなさい。もしそれを信じないなら、業そのものによって信じなさい。 12はっきり言っておく。わたしを信じる者は、わたしが行う業を行い、また、もっと大きな業を行うようになる。わたしが父のもとへ行くからである。 13わたしの名によって願うことは、何でもかなえてあげよう。こうして、父は子によって栄光をお受けになる。 14わたしの名によってわたしに何かを願うならば、わたしがかなえてあげよう。」
15「あなたがたは、わたしを愛しているならば、わたしの掟を守る。 16わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。 17この方は、真理の霊である。世は、この霊を見ようとも知ろうともしないので、受け入れることができない。しかし、あなたがたはこの霊を知っている。この霊があなたがたと共におり、これからも、あなたがたの内にいるからである。
(8:25わたしは、あなたがたといたときに、これらのことを話した。 26しかし、弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる。 27わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。心を騒がせるな。おびえるな。)
********************
K.V. ヨハネ14:16
わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。
2025年6月15日
三位一体(聖霊降臨後第1主日) (白/金)
********************
主題 : 父・御子・聖霊の神
********************
第1朗読 箴言8: 1~ 4,22~31 (旧1000)
第2朗読 ローマ5: 1~ 5 (新279)
福 音 書 ヨハネ16:12~15 (新200)
********************
讃美歌
119 神の霊よ/主のみ霊
130 父なる神よ
279 みことばもて
参考
教会257 われらの主イェスは
増8 われら信じます
********************
Of. 8(詩篇8:2-10)
主よ、わたしたちの主よ。あなたのみ名はいかに力強く、
全地に満ちていることでしょう。
天に輝くあなたの威光をたたえます。
幼な子、乳飲み子の口によって。
あなたは刃向かう者に向かって砦を築き、
報復する敵を絶ち滅ぼします
あなたの天を、あなたの指の業をわたしは仰ぎます。
月も、星もすべて、あなたが配置なさったもの。
そのあなたがみ心に留めてくださるとは、人間は何ものなのでしょう。
人の子は何ものなのでしょう、あなたが顧みてくださるとは。
神に僅かに劣るものとして人を造り、
なお、栄光と威光を冠としていただかせ、
み手によって造られたものをすべて治めるように、その足もとに置かれました。
羊も牛も、野の獣も、空の鳥、海の魚、海路を渡るものすべてを。
主よ、わたしたちの主よ。あなたのみ名は、いかに力強く、
全地に満ちていることでしょう。
********************
Pr.
①全能の創造者、生きておられる神様。唯一にして三つであるあなたの栄光をあがめ、三つであり唯一のあなたの大いなる御力をたたえます。この信仰に堅く立ち、逆境の中で守り、ついには、御前にあって永遠の喜びと愛のうちに住まわせてください。いまも、そして永遠にいます、父、御子、聖霊の唯一の神に祈ります。
②天地の主である神様、宇宙が創られる前から、また、時の始まる以前から、あなたは三位一体の神として、創造の主、永遠の救いの御言葉、命を与える知恵の霊です。あなたの霊によって真理をことごとく悟らせ、キリストが啓示したすべてを宣べ伝え、栄光の喜びに共に与ることができますように。栄光と誉れが父と子と聖霊であるあなたに今も後も永遠にありますように。
追加
神様。私たちを導くために、あなたは真理の霊を送ってくださいます。隣人に、希望へ導く福音を届けるために、私たちに力と知恵をお与えください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン。
********************
第1朗読 箴言8: 1~ 4,22~31 (旧1000)
8:1知恵が呼びかけ
英知が声をあげているではないか。
2高い所に登り、道のほとり、四つ角に立ち
3城門の傍ら、町の入り口
城門の通路で呼ばわっている。
4「人よ
あなたたちに向かってわたしは呼びかける。
人の子らに向かってわたしは声をあげる。
21わたしを愛する人は嗣業を得る。
わたしは彼らの倉を満たす。
22主は、その道の初めにわたしを造られた。
いにしえの御業になお、先立って。
23永遠の昔、わたしは祝別されていた。
太初、大地に先立って。
24わたしは生み出されていた
深淵も水のみなぎる源も、まだ存在しないとき。
25山々の基も据えられてはおらず、丘もなかったが
わたしは生み出されていた。
26大地も野も、地上の最初の塵も
まだ造られていなかった。
27わたしはそこにいた
主が天をその位置に備え
深淵の面に輪を描いて境界とされたとき
28主が上から雲に力をもたせ
深淵の源に勢いを与えられたとき
29この原始の海に境界を定め
水が岸を越えないようにし
大地の基を定められたとき。
30御もとにあって、わたしは巧みな者となり
日々、主を楽しませる者となって
絶えず主の御前で楽を奏し
31主の造られたこの地上の人々と共に楽を奏し
人の子らと共に楽しむ。
********************
第2朗読 ローマ5: 1~ 5 (新279)
5:1このように、わたしたちは信仰によって義とされたのだから、わたしたちの主イエス・キリストによって神との間に平和を得ており、 2このキリストのお陰で、今の恵みに信仰によって導き入れられ、神の栄光にあずかる希望を誇りにしています。 3そればかりでなく、苦難をも誇りとします。わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、
4忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。 5希望はわたしたちを欺くことがありません。わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです。
********************
福音書 ヨハネ16:12~15 (新200)
16:12言っておきたいことは、まだたくさんあるが、今、あなたがたには理解できない。 13しかし、その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることをあなたがたに告げるからである。 14その方はわたしに栄光を与える。わたしのものを受けて、あなたがたに告げるからである。
15父が持っておられるものはすべて、わたしのものである。だから、わたしは、『その方がわたしのものを受けて、あなたがたに告げる』と言ったのである。」
********************
K.V. ヨハネ16:14-15a
その方はわたしに栄光を与える。わたしのものを受けて、あなたがたに告げるからである。父が持っておられるものはすべて、わたしのものである。
2025年6月22日
聖霊降臨後第2主日 (緑)
********************
主題 : 主の癒し
********************
第1朗読 イザヤ65: 1~ 9 (旧1167)
第2朗読 ガラテヤ3:23~29 (新346)
福 音 書 ルカ8:26~39 (新119)
********************
讃美歌
213 朝露に
125 恵みとまことと
336 主イエスのみ名こそ
参考
21-119 力のみ神よ
21-521 とらえたまえ、われらを
増14 おろかものは言う
********************
Of. 22(詩篇22:20-29)
主よ、あなただけは遠く離れないでください。
わたしの力の神よ、今すぐにわたしを救い出してください。
わたしの魂を剣から救い出し、
わたしの身を犬どもから救い出してください。
獅子の口、雄牛の角から、
わたしを救い、わたしに答えてください。
わたしは兄弟たちにみ名を語り伝え、
集会の中であなたを讃美します。
主を畏れる人々よ、主を讃美せよ。
ヤコブの子孫は皆、主に栄光を帰せよ。
イスラエルの子孫は皆、主を恐れよ。
主は貧しい人の苦しみを決して侮らず、さげすまれず、
み顔を隠すことなく、助けを求める叫びを聞いてくださいます。
それゆえ、わたしは大いなる集会で、あなたに讃美をささげ、
神を畏れる人々の前で、感謝の献げものをささげます。
貧しい人は食べて満ち足り、主を尋ね求める人は主を讃美します。
いつまでも健やかな命が与えられますように。
地の果てまで、すべての人が主を認め、みもとに立ち帰り、国々の民がみ前にひれ伏すように。
王権は主にあり、主は国々を治められます。
********************
Pr.
主なる/である神様。悲しみ多い世の叫びをお聞きください。私たちを憐れみ、囚われの鎖から解き放ち、すべての悪から守ってください。救い主、主イエス・キリストによって祈ります。
追加
神様。悩みや不安が私たちに襲い掛かります。上よりの平安をいただくために、すべてを治め、導かれるあなたを信じることができますように。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン。
********************
第1朗読 イザヤ65: 1~ 9 (旧1167)
65:1わたしに尋ねようとしない者にも
わたしは、尋ね出される者となり
わたしを求めようとしない者にも
見いだされる者となった。
わたしの名を呼ばない民にも
わたしはここにいる、ここにいると言った。
2反逆の民、思いのままに良くない道を歩く民に
絶えることなく手を差し伸べてきた。
3この民は常にわたしを怒らせ、わたしに逆らう。
園でいけにえをささげ、屋根の上で香をたき
4墓場に座り、隠れた所で夜を過ごし
豚の肉を食べ、汚れた肉の汁を器に入れながら
5「遠ざかっているがよい、わたしに近づくな
わたしはお前にとってあまりに清い」と言う。
これらの者は、わたしに怒りの煙を吐かせ
絶えることなく火を燃え上がらせる。
6見よ、わたしの前にそれは書き記されている。
わたしは黙すことなく、必ず報いる。
彼らのふところに報いる。
7彼らの悪も先祖の悪も共に、と主は言われる。
彼らは山の上で香をたき
丘の上でわたしを嘲った。
わたしは、初めから彼らがしてきた業を量り
そのふところに報いる。
8主はこう言われる。
ぶどうの房に汁があれば、それを損なうな
そこには祝福があるから、と人は言う。
わたしはわが僕らのために
すべてを損なうことはしない。
9ヤコブから子孫を
ユダからわたしの山々を継ぐ者を引き出そう。
わたしの選んだ者らがそれを継ぎ
わたしの僕らがそこに住むであろう。
********************
第2朗読 ガラテヤ3:23~29 (新346)
3:23信仰が現れる前には、わたしたちは律法の下で監視され、この信仰が啓示されるようになるまで閉じ込められていました。 24こうして律法は、わたしたちをキリストのもとへ導く養育係となったのです。わたしたちが信仰によって義とされるためです。 25しかし、信仰が現れたので、もはや、わたしたちはこのような養育係の下にはいません。
26あなたがたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結ばれて神の子なのです。 27洗礼を受けてキリストに結ばれたあなたがたは皆、キリストを着ているからです。 28そこではもはや、ユダヤ人もギリシア人もなく、奴隷も自由な身分の者もなく、男も女もありません。あなたがたは皆、キリスト・イエスにおいて一つだからです。 29あなたがたは、もしキリストのものだとするなら、とりもなおさず、アブラハムの子孫であり、約束による相続人です。
********************
福音書 ルカ8:26~39 (新119)
8:26一行は、ガリラヤの向こう岸にあるゲラサ人の地方に着いた。 27イエスが陸に上がられると、この町の者で、悪霊に取りつかれている男がやって来た。この男は長い間、衣服を身に着けず、家に住まないで墓場を住まいとしていた。 28イエスを見ると、わめきながらひれ伏し、大声で言った。「いと高き神の子イエス、かまわないでくれ。頼むから苦しめないでほしい。」 29イエスが、汚れた霊に男から出るように命じられたからである。この人は何回も汚れた霊に取りつかれたので、鎖でつながれ、足枷をはめられて監視されていたが、それを引きちぎっては、悪霊によって荒れ野へと駆り立てられていた。 30イエスが、「名は何というか」とお尋ねになると、「レギオン」と言った。たくさんの悪霊がこの男に入っていたからである。 31そして悪霊どもは、底なしの淵へ行けという命令を自分たちに出さないようにと、イエスに願った。
32ところで、その辺りの山で、たくさんの豚の群れがえさをあさっていた。悪霊どもが豚の中に入る許しを願うと、イエスはお許しになった。 33悪霊どもはその人から出て、豚の中に入った。すると、豚の群れは崖を下って湖になだれ込み、おぼれ死んだ。 34この出来事を見た豚飼いたちは逃げ出し、町や村にこのことを知らせた。 35そこで、人々はその出来事を見ようとしてやって来た。彼らはイエスのところに来ると、悪霊どもを追い出してもらった人が、服を着、正気になってイエスの足もとに座っているのを見て、恐ろしくなった。 36成り行きを見ていた人たちは、悪霊に取りつかれていた人の救われた次第を人々に知らせた。 37そこで、ゲラサ地方の人々は皆、自分たちのところから出て行ってもらいたいと、イエスに願った。彼らはすっかり恐れに取りつかれていたのである。そこで、イエスは舟に乗って帰ろうとされた。 38悪霊どもを追い出してもらった人が、お供したいとしきりに願ったが、イエスはこう言ってお帰しになった。 39「自分の家に帰りなさい。そして、神があなたになさったことをことごとく話して聞かせなさい。」その人は立ち去り、イエスが自分にしてくださったことをことごとく町中に言い広めた。
********************
K.V. ルカ8:39
「自分の家に帰りなさい。そして、神があなたになさったことをことごとく話して聞かせなさい。」その人は立ち去り、イエスが自分にしてくださったことをことごとく町中に言い広めた。
2025年6月29日
聖霊降臨後第3主日 (緑)
********************
主題 : 救い主の働き
********************
第1朗読 列王記上19:15~16,19~21 (旧566)
第2朗読 ガラテヤ5: 1,13~25 (新349)
福 音 書 ルカ9:51~62 (新124)
********************
讃美歌
120 この世を造りし
132 来たれ/よろずのもの
393 わが主イエスよ
参考
21-472 朝ごとに主は
21-568 朝日はのぼり
増40 ひざまずけば
********************
Of. 16(詩篇16:1-11)
神よ、守ってください。
あなたを避けどころとするわたしを。
主に申します。「あなたはわたしの主。
あなたのほかにわたしの幸いはありません。」
この地の聖なる人々、わたしが頼む身分の高い人々に申します。
「ほかの神の後を追う者には苦しみが加わる。
わたしは血を注ぐ彼らの祭りを行なわず、
彼らの神の名を口にしません。」
主はわたしの嗣業、わたしの杯。わたしを支える方。
測り縄は麗しい地を示し、わたしは輝かしい嗣業を受けました。
わたしは主をたたえます。主はわたしの思いを励まし、
わたしの心を夜ごと諭してくださいます。
わたしは絶えず主のみ前にいます。
主は右にいまし、わたしは揺らぐことがありません。
わたしの心は喜び、魂は躍ります。
からだは安心して憩います。
あなたはわたしの魂を陰府に渡すことなく、あなたの慈しみに生きる者に墓穴を見させず、
命の道を教えてくださいます。
わたしはみ顔を仰いで満ち足り、喜び祝い、
右のみ手から永遠の喜びをいただきます。
********************
Pr.
すべての人の心を知っておられる、いと高き神様。あなたはご自分に従うように私たちを招き、真の自由を与えてくださいます。御子の道に従って、妨げとなるものをことごとく捨て、あなたの道をまっすぐに進むことができるように、私たちを助けてください。救い主、主イエス・キリストによって祈ります。
追加
神様。あなたにのみ、永遠の喜びがあります。思い煩いが押し寄せる時にも、あなたに聴き従うことができるよう、私たちを支えてください。救い主、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
********************
第1朗読 列王記上19:15~16,19~21 (旧566)
19:15主はエリヤに言われた。「行け、あなたの来た道を引き返し、ダマスコの荒れ野に向かえ。そこに着いたなら、ハザエルに油を注いで彼をアラムの王とせよ。 16ニムシの子イエフにも油を注いでイスラエルの王とせよ。またアベル・メホラのシャファトの子エリシャにも油を注ぎ、あなたに代わる預言者とせよ。
19エリヤはそこをたち、十二軛の牛を前に行かせて畑を耕しているシャファトの子エリシャに出会った。エリシャは、その十二番目の牛と共にいた。エリヤはそのそばを通り過ぎるとき、自分の外套を彼に投げかけた。 20エリシャは牛を捨てて、エリヤの後を追い、「わたしの父、わたしの母に別れの接吻をさせてください。それからあなたに従います」と言った。エリヤは答えた。「行って来なさい。わたしがあなたに何をしたというのか」と。
21エリシャはエリヤを残して帰ると、一軛の牛を取って屠り、牛の装具を燃やしてその肉を煮、人々に振る舞って食べさせた。それから彼は立ってエリヤに従い、彼に仕えた。
********************
第2朗読 ガラテヤ5: 1,13~25 (新349)
5:1この自由を得させるために、キリストはわたしたちを自由の身にしてくださったのです。だから、しっかりしなさい。奴隷の軛に二度とつながれてはなりません。
13兄弟たち、あなたがたは、自由を得るために召し出されたのです。ただ、この自由を、肉に罪を犯させる機会とせずに、愛によって互いに仕えなさい。 14律法全体は、「隣人を自分のように愛しなさい」という一句によって全うされるからです。
15だが、互いにかみ合い、共食いしているのなら、互いに滅ぼされないように注意しなさい。
16わたしが言いたいのは、こういうことです。霊の導きに従って歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。 17肉の望むところは、霊に反し、霊の望むところは、肉に反するからです。肉と霊とが対立し合っているので、あなたがたは、自分のしたいと思うことができないのです。 18しかし、霊に導かれているなら、あなたがたは、律法の下にはいません。 19肉の業は明らかです。それは、姦淫、わいせつ、好色、 20偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、怒り、利己心、不和、仲間争い、 21ねたみ、泥酔、酒宴、その他このたぐいのものです。以前言っておいたように、ここでも前もって言いますが、このようなことを行う者は、神の国を受け継ぐことはできません。
22これに対して、霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、 23柔和、節制です。これらを禁じる掟はありません。 24キリスト・イエスのものとなった人たちは、肉を欲情や欲望もろとも十字架につけてしまったのです。 25わたしたちは、霊の導きに従って生きているなら、霊の導きに従ってまた前進しましょう。
********************
福音書 ルカ9:51~62 (新124)
9:51イエスは、天に上げられる時期が近づくと、エルサレムに向かう決意を固められた。 52そして、先に使いの者を出された。彼らは行って、イエスのために準備しようと、サマリア人の村に入った。 53しかし、村人はイエスを歓迎しなかった。イエスがエルサレムを目指して進んでおられたからである。 54弟子のヤコブとヨハネはそれを見て、「主よ、お望みなら、天から火を降らせて、彼らを焼き滅ぼしましょうか」と言った。 55イエスは振り向いて二人を戒められた。 56そして、一行は別の村に行った。
57一行が道を進んで行くと、イエスに対して、「あなたがおいでになる所なら、どこへでも従って参ります」と言う人がいた。 58イエスは言われた。「狐には穴があり、空の鳥には巣がある。だが、人の子には枕する所もない。」 59そして別の人に、「わたしに従いなさい」と言われたが、その人は、「主よ、まず、父を葬りに行かせてください」と言った。 60イエスは言われた。「死んでいる者たちに、自分たちの死者を葬らせなさい。あなたは行って、神の国を言い広めなさい。」 61また、別の人も言った。「主よ、あなたに従います。しかし、まず家族にいとまごいに行かせてください。」 62イエスはその人に、「鋤に手をかけてから後ろを顧みる者は、神の国にふさわしくない」と言われた。
********************
K.V. ルカ9:58
イエスは言われた。「狐には穴があり、空の鳥には巣がある。だが、人の子には枕する所もない。」
2025年6月24日(金) 洗礼者ヨハネ 白
マラキ3:1-4・使徒13:13-26・ルカ1:57-67又は57-80
賛美唱 詩編141
主よ、わたしはあなたを呼びます。
速やかにわたしに向かい、あなたを呼ぶ声に耳を傾けてください。
わたしの祈りをみ前に立ち昇る香りとし、
高く上げた手を夕べの供え物としてお受けください。
主よ、わたしの口に見張りを置き、
唇の戸を守ってください。
わたしの心が悪に傾くのを許さないでください、悪を行なう者らと共にあなたに逆らって。
悪事を重ねることのありませんように。彼らの与える好餌にいざなわれませんように。
主に従う人がわたしを打ち、慈しみをもって戒めてくれますように。
わたしは油で頭を整えることもしません、彼らの悪のゆえに祈りをささげている間は。
彼らの支配者がことごとく、岩の傍らに投げ落とされますように。 彼らはわたしの言葉を聞いて喜んだのです。
「あたかも地を裂き、 地を割ったかのように、わたしたちの骨は陰府の口に散らされている。」
主よ、わたしの神よ、わたしは目をあなたに向け、あなたを避けどころとします。
わたしの魂をうつろにしないでください。
祈祷
全能の神様。あなたの御旨に従って、あなたの僕、洗礼者ヨハネはエリサベトとザカリアから生を授かりました。あなたのご計画に気づく知恵と、御旨に聞き従う広い心をあなたの民に与え、キリストの光が私たちのうちに増し広がりますように。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。
追加
神様。人々に御子を指し示すために、あなたは洗礼者ヨハネをお遣わしになりました。みことばに示された福音を伝えるために、今、教会を祝福してください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、世を照らすまことの光、(御子、)主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
2025年6月29日(水) 使徒ペトロ・使徒パウロ 赤
使徒12:1-11・2テモテ4:6-8,17-18・ヨハネ21:15-19
賛美唱 詩編87:1-3,5-7
聖なる山に基を置き、主がヤコブのすべての住まいにまさって愛されるシオンの城門よ。
神の都よ、あなたの栄光について人々は語る。
シオンについて、人々は「この人もかの人もこの都で生まれた」と言うであろう。
いと高き神御自身がこれを固く定められる。
主は諸国の民を数え、書き記される。
「この都で生まれた者」と。
歌う者も踊る者も共に言う。
「わたしの源はすべてあなたの中にある」と。
祈祷
全能の神様。使徒ペトロとパウロは殉教によってあなたの栄光をあらわしました。世界の教会が彼らの教えと模範に導かれ、聖霊によってひとつになり、イエス・キリストの礎に固く立つことができますように。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
追加
神様。使徒ペトロとパウロはあなたの召しに応え、あなたへの信仰に生き、福音を宣べ伝えました。今、私たちも、主イエスを頭として、宣教することができるよう、励まし、導いてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。