2025年3月
2025年3月2日
主の変容 (白/金)
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主題 : 神の子イエス・キリストの変容
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第1朗読 出エジプト34:29~35 (旧152)
第2朗読 2コリント3:12~4:2 (新328)
福 音 書 ルカ9:28~36,(37-43a) (新123)
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Of. 99(詩篇99:1-9)
主こそ王。
諸国の民よ、おののけ。
主はケルビムの上にみ座を置かれる。
地よ、震えよ。
主はシオンにいまし、大いなる方。
すべての民の上に高くいます方。
み名の偉大なること、畏るべきことを告白せよ。
主は聖なる方。
主は力強い王、裁きを愛し、公平を固く定め、
ヤコブに対する裁きと恵みのみ業を成し遂げられる。
わたしたちの神、主をあがめよ。その足台に向かってひれ伏せ。
主は聖なる方。
主の祭司からはモーセとアロンが、み名を呼ぶ者からはサムエルが、主を呼ぶと、主は彼らに答えられた。
神は雲の柱から語りかけ、彼らに掟と定めとを賜り、彼らはそれを守った。
わたしたちの神、主よ、あなたは彼らに答えられた。
あなたは彼らを赦す神、彼らの咎には報いる神であった。
わたしたちの神、主をあがめよ。その聖なる山に向かってひれ伏せ。
わたしたちの神、主は聖なる方。
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Pr.
聖であり(or聖なる) 永遠の神様。私たちは、御子イエス・キリストの中にしか、あなたの栄光を見ることはできません。私たちを御子に似た者へと造り変え、その神性で包んでください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。
追加
神様。十字架の苦しみと死に向かって歩まれる御子、主イエスこそ、まことの光です。主の変容をおぼえて祈る私たちに、この御方に聴き従う信仰をお与えください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 出エジプト34:29~35 (旧152)
34: 29モーセがシナイ山を下ったとき、その手には二枚の掟の板があった。モーセは、山から下ったとき、自分が神と語っている間に、自分の顔の肌が光を放っているのを知らなかった。 30アロンとイスラエルの人々がすべてモーセを見ると、なんと、彼の顔の肌は光を放っていた。彼らは恐れて近づけなかったが、 31モーセが呼びかけると、アロンと共同体の代表者は全員彼のもとに戻って来たので、モーセは彼らに語った。 32その後、イスラエルの人々が皆、近づいて来たので、彼はシナイ山で主が彼に語られたことをことごとく彼らに命じた。 33モーセはそれを語り終わったとき、自分の顔に覆いを掛けた。
34モーセは、主の御前に行って主と語るときはいつでも、出て来るまで覆いをはずしていた。彼は出て来ると、命じられたことをイスラエルの人々に語った。 35イスラエルの人々がモーセの顔を見ると、モーセの顔の肌は光を放っていた。モーセは、再び御前に行って主と語るまで顔に覆いを掛けた。
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第2朗読 2コリント3:12~4:2 (新328)
3: 12このような希望を抱いているので、わたしたちは確信に満ちあふれてふるまっており、 13モーセが、消え去るべきものの最後をイスラエルの子らに見られまいとして、自分の顔に覆いを掛けたようなことはしません。 14しかし、彼らの考えは鈍くなってしまいました。今日に至るまで、古い契約が読まれる際に、この覆いは除かれずに掛かったままなのです。それはキリストにおいて取り除かれるものだからです。 15このため、今日に至るまでモーセの書が読まれるときは、いつでも彼らの心には覆いが掛かっています。 16しかし、主の方に向き直れば、覆いは取り去られます。 17ここでいう主とは、“霊”のことですが、主の霊のおられるところに自由があります。 18わたしたちは皆、顔の覆いを除かれて、鏡のように主の栄光を映し出しながら、栄光から栄光へと、主と同じ姿に造りかえられていきます。これは主の霊の働きによることです。
4: 1こういうわけで、わたしたちは、憐れみを受けた者としてこの務めをゆだねられているのですから、落胆しません。 2かえって、卑劣な隠れた行いを捨て、悪賢く歩まず、神の言葉を曲げず、真理を明らかにすることにより、神の御前で自分自身をすべての人の良心にゆだねます。
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福音書 ルカ9:28~36,(37-43a) (新123)
9: 28この話をしてから八日ほどたったとき、イエスは、ペトロ、ヨハネ、およびヤコブを連れて、祈るために山に登られた。 29祈っておられるうちに、イエスの顔の様子が変わり、服は真っ白に輝いた。 30見ると、二人の人がイエスと語り合っていた。モーセとエリヤである。 31二人は栄光に包まれて現れ、イエスがエルサレムで遂げようとしておられる最期について話していた。 32ペトロと仲間は、ひどく眠かったが、じっとこらえていると、栄光に輝くイエスと、そばに立っている二人の人が見えた。 33その二人がイエスから離れようとしたとき、ペトロがイエスに言った。「先生、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。仮小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのため、一つはモーセのため、もう一つはエリヤのためです。」ペトロは、自分でも何を言っているのか、分からなかったのである。 34ペトロがこう言っていると、雲が現れて彼らを覆った。彼らが雲の中に包まれていくので、弟子たちは恐れた。 35すると、「これはわたしの子、選ばれた者。これに聞け」と言う声が雲の中から聞こえた。
36その声がしたとき、そこにはイエスだけがおられた。弟子たちは沈黙を守り、見たことを当時だれにも話さなかった。
(37翌日、一同が山を下りると、大勢の群衆がイエスを出迎えた。 38そのとき、一人の男が群衆の中から大声で言った。「先生、どうかわたしの子を見てやってください。一人息子です。 39悪霊が取りつくと、この子は突然叫びだします。悪霊はこの子にけいれんを起こさせて泡を吹かせ、さんざん苦しめて、なかなか離れません。 40この霊を追い出してくださるようにお弟子たちに頼みましたが、できませんでした。」
41イエスはお答えになった。「なんと信仰のない、よこしまな時代なのか。いつまでわたしは、あなたがたと共にいて、あなたがたに我慢しなければならないのか。あなたの子供をここに連れて来なさい。」 42その子が来る途中でも、悪霊は投げ倒し、引きつけさせた。イエスは汚れた霊を叱り、子供をいやして父親にお返しになった。 43人々は皆、神の偉大さに心を打たれた。)
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K.V. ルカ9:35-36
すると、「これはわたしの子、選ばれた者。これに聞け」と言う声が雲の中から聞こえた。その声がしたとき、そこにはイエスだけがおられた。弟子たちは沈黙を守り、見たことを当時だれにも話さなかった。
2025年3月5日
灰の水曜日 (紫/黒)
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主題 : 私たちのすべてをご存知な神
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第1朗読 ヨエル2: 1~2,12~17 (旧1422)
又はイザヤ58: 1~12 (旧1156)
第2朗読 2コリント5:20b~6:10 (新331)
福 音 書 マタイ6: 1~6,16~21 (新9)
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Of. 51(詩篇51:3-19)
深い御憐れみをもって、背きの罪をぬぐってください。
わたしの咎をことごとく洗い、
罪から清めてください。
神よ、あなたに背いたことをわたしは知っています。
わたしの罪は常にわたしの前に置かれています。
神よ、あなたに、あなたにのみわたしは罪を犯し、御目に悪事と見られることをしました。
あなたの言われることは正しく、あなたの裁きに誤りはありません。
わたしは咎のうちに産み落とされ、
母がわたしを身ごもったときも、わたしは罪のうちにあったのです。
あなたは秘義ではなくまことを望み
秘術を排して知恵を悟らせてくださいます。
ヒソプの枝でわたしの罪を払ってください、わたしが清くなるように。
わたしを洗ってください、雪よりも白くなるように。
喜び祝う声を聞かせてください、あなたによって砕かれたこの骨が喜び躍るように。
わたしの罪にみ顔を向けず、咎をことごとくぬぐってください。
神よ、わたしの内に清い心を創造し、
揺るがぬ霊をわたしの内に新しくしてください。
わたしをみ前から捨てず、
あなたの聖なる霊を取り上げないでください。
あなたの救いの喜びをわたしに返し、
喜び仕える霊を与えて、わたしを支えてください。
神よ、わたしはあなたの道を教えます、あなたに背く者に。
罪人がみもとに立ち帰るように。
神よ、わたしの救いの神よ、流血の災いからわたしを救い出してください。
わたしの舌は恵みのみ業を喜び歌います。
主よ、わたしの唇を開いてください。
わたしの口はあなたの讃美を歌います。
もしいけにえがあなたに喜ばれ、焼き尽くす献げ物がみ旨にかなうのなら、
わたしはそれをささげます。
しかし、神の求めるいけにえは打ち砕かれた霊。
打ち砕かれ悔いる心を、神よ、あなたは侮られません。
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Pr.
今も生きておられる全能の神様。あなたはお創りになったものを何一つ捨てず、罪を悔いる者すべてを赦してくださいます。私たちのうちに新たにきよい心を造ってください。そして心から悔い改める者に、憐れみ深いあなたの全き赦しをお与えください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。
追加
神様。あなたにかたどられ、あなたに祝福されながら、あなたから遠く離れ、み旨に背く私たちをおゆるしください。限りない憐れみ(慈しみ)に依り頼み、心から悔い改めて、あなたと隣人に仕える私たちにしてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、十字架の死に至るまで従順であられた御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン。
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第1朗読 ヨエル2: 1~2,12~17 (旧1422)
2: 1シオンで角笛を吹き
わが聖なる山で鬨の声をあげよ。
この国に住む者は皆、おののけ。
主の日が来る、主の日が近づく。
2それは闇と暗黒の日、雲と濃霧の日である。
強大で数多い民が
山々に広がる曙の光のように襲ってくる。
このようなことは、かつて起こったことがなく
これから後も、代々再び起こることはない。
12主は言われる。
「今こそ、心からわたしに立ち帰れ
断食し、泣き悲しんで。
13衣を裂くのではなく
お前たちの心を引き裂け。」
あなたたちの神、主に立ち帰れ。
主は恵みに満ち、憐れみ深く
忍耐強く、慈しみに富み
くだした災いを悔いられるからだ。
14あるいは、主が思い直され
その後に祝福を残し
あなたたちの神、主にささげる穀物とぶどう酒を
残してくださるかもしれない。
15シオンで角笛を吹き
断食を布告し、聖会を召集せよ。
16民を呼び集め、会衆を聖別し
長老を集合させよ。
幼子、乳飲み子を呼び集め
花婿を控えの間から
花嫁を祝いの部屋から呼び出せ。
17祭司は神殿の入り口と祭壇の間で泣き
主に仕える者は言うがよい。
「主よ、あなたの民を憐れんでください。
あなたの嗣業である民を恥に落とさず
国々の嘲りの種としないでください。
『彼らの神はどこにいるのか』と
なぜ諸国の民に言わせておかれるのですか。」
又はイザヤ58: 1~12 (旧1156)
1喉をからして叫べ、黙すな
声をあげよ、角笛のように。
わたしの民に、その背きを
ヤコブの家に、その罪を告げよ。
2彼らが日々わたしを尋ね求め
わたしの道を知ろうと望むように。
恵みの業を行い、神の裁きを捨てない民として
彼らがわたしの正しい裁きを尋ね
神に近くあることを望むように。
3何故あなたはわたしたちの断食を顧みず
苦行しても認めてくださらなかったのか。
見よ、断食の日にお前たちはしたい事をし
お前たちのために労する人々を追い使う。
4見よ
お前たちは断食しながら争いといさかいを起こし
神に逆らって、こぶしを振るう。
お前たちが今しているような断食によっては
お前たちの声が天で聞かれることはない。
5そのようなものがわたしの選ぶ断食
苦行の日であろうか。
葦のように頭を垂れ、粗布を敷き、灰をまくこと
それを、お前は断食と呼び
主に喜ばれる日と呼ぶのか。
6わたしの選ぶ断食とはこれではないか。
悪による束縛を断ち、軛の結び目をほどいて
虐げられた人を解放し、軛をことごとく折ること。
7更に、飢えた人にあなたのパンを裂き与え
さまよう貧しい人を家に招き入れ
裸の人に会えば衣を着せかけ
同胞に助けを惜しまないこと。
8そうすれば、あなたの光は曙のように射し出で
あなたの傷は速やかにいやされる。
あなたの正義があなたを先導し
主の栄光があなたのしんがりを守る。
9あなたが呼べば主は答え
あなたが叫べば
「わたしはここにいる」と言われる。
軛を負わすこと、指をさすこと
呪いの言葉をはくことを
あなたの中から取り去るなら
10飢えている人に心を配り
苦しめられている人の願いを満たすなら
あなたの光は、闇の中に輝き出で
あなたを包む闇は、真昼のようになる。
11主は常にあなたを導き
焼けつく地であなたの渇きをいやし
骨に力を与えてくださる。
あなたは潤された園、水の涸れない泉となる。
12人々はあなたの古い廃虚を築き直し
あなたは代々の礎を据え直す。
人はあなたを「城壁の破れを直す者」と呼び
「道を直して、人を再び住まわせる者」と呼ぶ。
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第2朗読 2コリント5:20b~6:10 (新331)
5:20bキリストに代わってお願いします。神と和解させていただきなさい。 21罪と何のかかわりもない方を、神はわたしたちのために罪となさいました。わたしたちはその方によって神の義を得ることができたのです。
6: 1わたしたちはまた、神の協力者としてあなたがたに勧めます。神からいただいた恵みを無駄にしてはいけません。 2なぜなら、
「恵みの時に、わたしはあなたの願いを聞き入れた。
救いの日に、わたしはあなたを助けた」
と神は言っておられるからです。今や、恵みの時、今こそ、救いの日。 3わたしたちはこの奉仕の務めが非難されないように、どんな事にも人に罪の機会を与えず、 4あらゆる場合に神に仕える者としてその実を示しています。大いなる忍耐をもって、苦難、欠乏、行き詰まり、 5鞭打ち、監禁、暴動、労苦、不眠、飢餓においても、 6純真、知識、寛容、親切、聖霊、偽りのない愛、 7真理の言葉、神の力によってそうしています。左右の手に義の武器を持ち、 8栄誉を受けるときも、辱めを受けるときも、悪評を浴びるときも、好評を博するときにもそうしているのです。わたしたちは人を欺いているようでいて、誠実であり、 9人に知られていないようでいて、よく知られ、死にかかっているようで、このように生きており、罰せられているようで、殺されてはおらず、 10悲しんでいるようで、常に喜び、貧しいようで、多くの人を富ませ、無一物のようで、すべてのものを所有しています。
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福音書 マタイ6: 1~6,16~21 (新9)
6: 1「見てもらおうとして、人の前で善行をしないように注意しなさい。さもないと、あなたがたの天の父のもとで報いをいただけないことになる。
2だから、あなたは施しをするときには、偽善者たちが人からほめられようと会堂や街角でするように、自分の前でラッパを吹き鳴らしてはならない。はっきりあなたがたに言っておく。彼らは既に報いを受けている。 3施しをするときは、右の手のすることを左の手に知らせてはならない。 4あなたの施しを人目につかせないためである。そうすれば、隠れたことを見ておられる父が、あなたに報いてくださる。」
5「祈るときにも、あなたがたは偽善者のようであってはならない。偽善者たちは、人に見てもらおうと、会堂や大通りの角に立って祈りたがる。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている。 6だから、あなたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。
16「断食するときには、あなたがたは偽善者のように沈んだ顔つきをしてはならない。偽善者は、断食しているのを人に見てもらおうと、顔を見苦しくする。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている。 17あなたは、断食するとき、頭に油をつけ、顔を洗いなさい。 18それは、あなたの断食が人に気づかれず、隠れたところにおられるあなたの父に見ていただくためである。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。」
19「あなたがたは地上に富を積んではならない。そこでは、虫が食ったり、さび付いたりするし、また、盗人が忍び込んで盗み出したりする。 20富は、天に積みなさい。そこでは、虫が食うことも、さび付くこともなく、また、盗人が忍び込むことも盗み出すこともない。 21あなたの富のあるところに、あなたの心もあるのだ。」
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K.V. マタイ6:4、18
あなたの施しを人目につかせないためである。そうすれば、隠れたことを見ておられる父が、あなたに報いてくださる。」
それは、あなたの断食が人に気づかれず、隠れたところにおられるあなたの父に見ていただくためである。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。」
2025年3月9日
四旬節第1主日 (紫)
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主題 : 荒野で誘惑を受ける主
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第1朗読 申命記26: 1~11 (旧320)
第2朗読 ローマ10:8b~13 (新288)
福 音 書 ルカ4: 1~13 (新107)
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Of. 91(詩篇91:1-2,9-16)
いと高き神のもとに身を寄せて隠れ、全能の神の陰に宿る人よ、主に申し上げよ。
「神はわたしの避けどころ、砦、わたしの依り頼む方。」
あなたは主を避けどころとし、
いと高き神を宿るところとした。
あなたには災難もふりかかることがなく、
天幕には疫病も触れることがない。
主はあなたのために、み使いに命じて、
あなたの道のどこにおいても守られる。
彼らはあなたをその手にのせて運び、
足が石に当たらないように守る。
あなたは獅子と毒蛇を踏みにじり、
獅子の子と大蛇を踏んで行く。
「彼はわたしを慕う者だから、彼を災いから逃れさせよう。
わたしの名を知る者だから、彼を高く上げよう。
彼がわたしを呼び求めるとき、彼に答え、
苦難の襲うとき、彼と共にいて助け、彼に名誉を与えよう。
生涯、彼を満ち足らせ、
わたしの救いを彼に見せよう。」
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Pr.
主なる/である神様。あなたは荒れ野を旅する民を約束の地へ導いてくださいました。この世の荒れ野を、御子に従うことによって平安に歩み、あなたが備えてくださる命に至ることができるよう導いてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。
追加
神様。私たちを憐れんでください。荒れ野で悪魔の誘惑を退けられた御子に倣い、あなたを信じて生きるために、御言葉によって、私たちを養ってください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 申命記26: 1~11 (旧320)
26: 1あなたの神、主が嗣業の土地として得させるために与えられる土地にあなたが入り、そこに住むときには、 2あなたの神、主が与えられる土地から取れるあらゆる地の実りの初物を取って籠に入れ、あなたの神、主がその名を置くために選ばれる場所に行きなさい。 3あなたは、そのとき任に就いている祭司のもとに行き、「今日、わたしはあなたの神、主の御前に報告いたします。わたしは、主がわたしたちに与えると先祖たちに誓われた土地に入りました」と言いなさい。 4祭司はあなたの手から籠を受け取って、あなたの神、主の祭壇の前に供える。
5あなたはあなたの神、主の前で次のように告白しなさい。
「わたしの先祖は、滅びゆく一アラム人であり、わずかな人を伴ってエジプトに下り、そこに寄留しました。しかしそこで、強くて数の多い、大いなる国民になりました。 6エジプト人はこのわたしたちを虐げ、苦しめ、重労働を課しました。 7わたしたちが先祖の神、主に助けを求めると、主はわたしたちの声を聞き、わたしたちの受けた苦しみと労苦と虐げを御覧になり、 8力ある御手と御腕を伸ばし、大いなる恐るべきこととしるしと奇跡をもってわたしたちをエジプトから導き出し、 9この所に導き入れて乳と蜜の流れるこの土地を与えられました。 10わたしは、主が与えられた地の実りの初物を、今、ここに持って参りました。」あなたはそれから、あなたの神、主の前にそれを供え、あなたの神、主の前にひれ伏し、 11あなたの神、主があなたとあなたの家族に与えられたすべての賜物を、レビ人およびあなたの中に住んでいる寄留者と共に喜び祝いなさい。
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第2朗読 ローマ10:8b~13 (新288)
10:8b「御言葉はあなたの近くにあり、
あなたの口、あなたの心にある。」
これは、わたしたちが宣べ伝えている信仰の言葉なのです。 9口でイエスは主であると公に言い表し、心で神がイエスを死者の中から復活させられたと信じるなら、あなたは救われるからです。 10実に、人は心で信じて義とされ、口で公に言い表して救われるのです。 11聖書にも、「主を信じる者は、だれも失望することがない」と書いてあります。 12ユダヤ人とギリシア人の区別はなく、すべての人に同じ主がおられ、御自分を呼び求めるすべての人を豊かにお恵みになるからです。 13「主の名を呼び求める者はだれでも救われる」のです。
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福音書 ルカ4: 1~13 (新107)
4: 1さて、イエスは聖霊に満ちて、ヨルダン川からお帰りになった。そして、荒れ野の中を“霊”によって引き回され、 2四十日間、悪魔から誘惑を受けられた。その間、何も食べず、その期間が終わると空腹を覚えられた。 3そこで、悪魔はイエスに言った。「神の子なら、この石にパンになるように命じたらどうだ。」 4イエスは、「『人はパンだけで生きるものではない』と書いてある」とお答えになった。 5更に、悪魔はイエスを高く引き上げ、一瞬のうちに世界のすべての国々を見せた。 6そして悪魔は言った。「この国々の一切の権力と繁栄とを与えよう。それはわたしに任されていて、これと思う人に与えることができるからだ。 7だから、もしわたしを拝むなら、みんなあなたのものになる。」 8イエスはお答えになった。
「『あなたの神である主を拝み、
ただ主に仕えよ』
と書いてある。」 9そこで、悪魔はイエスをエルサレムに連れて行き、神殿の屋根の端に立たせて言った。「神の子なら、ここから飛び降りたらどうだ。 10というのは、こう書いてあるからだ。
『神はあなたのために天使たちに命じて、
あなたをしっかり守らせる。』
11また、
『あなたの足が石に打ち当たることのないように、
天使たちは手であなたを支える。』」
12イエスは、「『あなたの神である主を試してはならない』と言われている」とお答えになった。 13悪魔はあらゆる誘惑を終えて、時が来るまでイエスを離れた。
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K.V. ルカ4:13
悪魔はあらゆる誘惑を終えて、時が来るまでイエスを離れた。
2025年3月16日
四旬節第2主日 (紫)
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主題 : 十字架に向けて前進する主イエス
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第1朗読 創世記15: 1~12,17~18(注)(旧19)
第2朗読 フィリピ3:17~4:1 (新365)
福 音 書 ルカ13:31~35 (新136)
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Of. 27(詩篇27:1-9)
主はわたしの光、わたしの救い。わたしは誰を恐れよう。
主はわたしの命の砦。わたしは誰を恐れよう。
さいなむ者が迫り、わたしを食い尽くそうとするが、
わたしを苦しめるその敵こそ、かえって、よろめき倒れるであろう。
彼らがわたしに対して陣を敷いても、わたしの心は恐れない。
わたしに向かって戦いを挑んで来ても、わたしには確信がある。
ひとつのことを主に願い、それだけを求めよう。
命のある限り、主の家に宿り、主を仰ぎ望んで喜びを得、その宮で、朝を迎えることを。
災いの日には必ず、主はわたしを仮庵にひそませ、幕屋の奥深くに隠してくださる。
岩の上に立たせ、群がる敵の上に頭を高く上げさせてくださる。
わたしは主の幕屋でいけにえをささげ、
歓声をあげ、主に向かって讃美の歌をうたう。
主よ、叫び求めるわたしの声を聞き、
憐れんで、わたしに答えてください。
心よ、主はお前に言われる。「わたしの顔を尋ね求めよ。」
主よ、わたしはみ顔を尋ね求めます。
主よ、み顔を隠すことなく、怒ることなく、あなたの僕を退けないでください。
あなたはわたしの助け。
救いの神よ、わたしを離れないでください。
見捨てないでください。
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Pr.
契約の神様。あなたは十字架の神秘によって永遠の命を世に約束してくださいました。御子のうちに生きる喜びに共に与ることができるよう、すべての民を御腕に包み、慈しみのうちにかくまってください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。
追加
神様。あなたは私たちを贖うために、御子を世にお遣わしになりました。世の様に惑わされ、思い悩む私たちが、今日も、明日も、そして世の終わりまで、共におられる主への信仰と、希望と、愛に生きることができるように助けて下さい。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 創世記15: 1~12,17~18(注)(旧19)
15: 1これらのことの後で、主の言葉が幻の中でアブラムに臨んだ。
「恐れるな、アブラムよ。
わたしはあなたの盾である。
あなたの受ける報いは非常に大きいであろう。」
2アブラムは尋ねた。「わが神、主よ。わたしに何をくださるというのですか。わたしには子供がありません。家を継ぐのはダマスコのエリエゼルです。」 3アブラムは言葉をついだ。「御覧のとおり、あなたはわたしに子孫を与えてくださいませんでしたから、家の僕が跡を継ぐことになっています。」
4見よ、主の言葉があった。
「その者があなたの跡を継ぐのではなく、あなたから生まれる者が跡を継ぐ。」
5主は彼を外に連れ出して言われた。「天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみるがよい。」そして言われた。「あなたの子孫はこのようになる。」
6アブラムは主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。
7主は言われた。
「わたしはあなたをカルデアのウルから導き出した主である。わたしはあなたにこの土地を与え、それを継がせる。」
8アブラムは尋ねた。
「わが神、主よ。この土地をわたしが継ぐことを、何によって知ることができましょうか。」
9主は言われた。
「三歳の雌牛と、三歳の雌山羊と、三歳の雄羊と、山鳩と、鳩の雛とをわたしのもとに持って来なさい。」
10アブラムはそれらのものをみな持って来て、真っ二つに切り裂き、それぞれを互いに向かい合わせて置いた。ただ、鳥は切り裂かなかった。 11はげ鷹がこれらの死体をねらって降りて来ると、アブラムは追い払った。
12日が沈みかけたころ、アブラムは深い眠りに襲われた。すると、恐ろしい大いなる暗黒が彼に臨んだ。
17日が沈み、暗闇に覆われたころ、突然、煙を吐く炉と燃える松明が二つに裂かれた動物の間を通り過ぎた。 18その日、主はアブラムと契約を結んで言われた。「あなたの子孫にこの土地を与える。エジプトの川から大河ユーフラテスに至るまで。
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第2朗読 フィリピ3:17~4:1 (新365)
3: 17兄弟たち、皆一緒にわたしに倣う者となりなさい。また、あなたがたと同じように、わたしたちを模範として歩んでいる人々に目を向けなさい。 18何度も言ってきたし、今また涙ながらに言いますが、キリストの十字架に敵対して歩んでいる者が多いのです。 19彼らの行き着くところは滅びです。彼らは腹を神とし、恥ずべきものを誇りとし、この世のことしか考えていません。 20しかし、わたしたちの本国は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、わたしたちは待っています。 21キリストは、万物を支配下に置くことさえできる力によって、わたしたちの卑しい体を、御自分の栄光ある体と同じ形に変えてくださるのです。
4: 1だから、わたしが愛し、慕っている兄弟たち、わたしの喜びであり、冠である愛する人たち、このように主によってしっかりと立ちなさい。
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福音書 ルカ13:31~35 (新136)
13: 31ちょうどそのとき、ファリサイ派の人々が何人か近寄って来て、イエスに言った。「ここを立ち去ってください。ヘロデがあなたを殺そうとしています。」 32イエスは言われた。「行って、あの狐に、『今日も明日も、悪霊を追い出し、病気をいやし、三日目にすべてを終える』とわたしが言ったと伝えなさい。 33だが、わたしは今日も明日も、その次の日も自分の道を進まねばならない。預言者がエルサレム以外の所で死ぬことは、ありえないからだ。 34エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、自分に遣わされた人々を石で打ち殺す者よ、めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集めようとしたことか。だが、お前たちは応じようとしなかった。 35見よ、お前たちの家は見捨てられる。言っておくが、お前たちは、『主の名によって来られる方に、祝福があるように』と言う時が来るまで、決してわたしを見ることがない。」
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K.V. ルカ13:33
だが、わたしは今日も明日も、その次の日も自分の道を進まねばならない。預言者がエルサレム以外の所で死ぬことは、ありえないからだ。
(注)第一朗読 18節:朗読の際は「まで、」を「まで。」に読み替える
(注)日本のルーテル教会では四旬節直前に変容主日を覚えるため、四旬節第2主日にはルカ9章の日課は用いない。
2025年3月23日
四旬節第3主日 (紫)
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主題 : 滅びから救う悔い改め
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第1朗読 イザヤ55: 1~ 9 (旧1152)
第2朗読 1コリント10: 1~13 (新311)
福 音 書 ルカ13: 1~ 9 (新134)
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Of. 63(詩篇63:2-9)
神よ、あなたはわたしの神。わたしはあなたを捜し求め
わたしの魂はあなたを渇き求めます。
あなたを待って、わたしのからだは乾ききった大地のように衰え
水のない地のように渇き果てています。
今、わたしは聖所であなたを仰ぎ望み
あなたの力と栄えを見ています。
あなたの慈しみは命にもまさる恵み。
わたしの唇はあなたをほめたたえます。
命のある限り、あなたをたたえ
手を高く上げ、御名によって祈ります。
わたしの魂は満ち足りました
乳と髄のもてなしを受けたように。
わたしの唇は喜びの歌をうたい
わたしの口は賛美の声をあげます。
床に就くときにも御名を唱え
あなたへの祈りを口ずさんで夜を過ごします。
あなたは必ずわたしを助けてくださいます。
あなたの翼の陰でわたしは喜び歌います。
わたしの魂はあなたに付き従い
あなたは右の御手でわたしを支えてくださいます。
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Pr.
永遠の神様。御子の生と死、そして復活によって、あなたの御国が、この悩める世に突如分け入りました。日々御言葉に聞き従い、あなたの愛を実らせることができるよう助けてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。
追加
神様。御子の十字架の苦しみは、人知では到底はかり知ることのできない御心と愛を表しています。畏れつつ、あなたを信じ、隣人を愛することができるよう、私たちを助け導いてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 イザヤ55: 1~ 9 (旧1152)
55: 1渇きを覚えている者は皆、水のところに来るがよい。
銀を持たない者も来るがよい。
穀物を求めて、食べよ。
来て、銀を払うことなく穀物を求め
価を払うことなく、ぶどう酒と乳を得よ。
2なぜ、糧にならぬもののために銀を量って払い
飢えを満たさぬもののために労するのか。
わたしに聞き従えば
良いものを食べることができる。
あなたたちの魂はその豊かさを楽しむであろう。
3耳を傾けて聞き、わたしのもとに来るがよい。
聞き従って、魂に命を得よ。
わたしはあなたたちととこしえの契約を結ぶ。
ダビデに約束した真実の慈しみのゆえに。
4見よ
かつてわたしは彼を立てて諸国民への証人とし
諸国民の指導者、統治者とした。
5今、あなたは知らなかった国に呼びかける。
あなたを知らなかった国は
あなたのもとに馳せ参じるであろう。
あなたの神である主
あなたに輝きを与えられる
イスラエルの聖なる神のゆえに。
6主を尋ね求めよ、見いだしうるときに。
呼び求めよ、近くにいますうちに。
7神に逆らう者はその道を離れ
悪を行う者はそのたくらみを捨てよ。
主に立ち帰るならば、主は憐れんでくださる。
わたしたちの神に立ち帰るならば
豊かに赦してくださる。
8わたしの思いは、あなたたちの思いと異なり
わたしの道はあなたたちの道と異なると
主は言われる。
9天が地を高く超えているように
わたしの道は、あなたたちの道を
わたしの思いは
あなたたちの思いを、高く超えている。
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第2朗読 1コリント10: 1~13 (新311)
10: 1兄弟たち、次のことはぜひ知っておいてほしい。わたしたちの先祖は皆、雲の下におり、皆、海を通り抜け、 2皆、雲の中、海の中で、モーセに属するものとなる洗礼を授けられ、 3皆、同じ霊的な食物を食べ、 4皆が同じ霊的な飲み物を飲みました。彼らが飲んだのは、自分たちに離れずについて来た霊的な岩からでしたが、この岩こそキリストだったのです。 5しかし、彼らの大部分は神の御心に適わず、荒れ野で滅ぼされてしまいました。 6これらの出来事は、わたしたちを戒める前例として起こったのです。彼らが悪をむさぼったように、わたしたちが悪をむさぼることのないために。 7彼らの中のある者がしたように、偶像を礼拝してはいけない。「民は座って飲み食いし、立って踊り狂った」と書いてあります。 8彼らの中のある者がしたように、みだらなことをしないようにしよう。みだらなことをした者は、一日で二万三千人倒れて死にました。 9また、彼らの中のある者がしたように、キリストを試みないようにしよう。試みた者は、蛇にかまれて滅びました。 10彼らの中には不平を言う者がいたが、あなたがたはそのように不平を言ってはいけない。不平を言った者は、滅ぼす者に滅ぼされました。 11これらのことは前例として彼らに起こったのです。それが書き伝えられているのは、時の終わりに直面しているわたしたちに警告するためなのです。 12だから、立っていると思う者は、倒れないように気をつけるがよい。 13あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。
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福音書 ルカ13: 1~ 9 (新134)
13: 1ちょうどそのとき、何人かの人が来て、ピラトがガリラヤ人の血を彼らのいけにえに混ぜたことをイエスに告げた。 2イエスはお答えになった。「そのガリラヤ人たちがそのような災難に遭ったのは、ほかのどのガリラヤ人よりも罪深い者だったからだと思うのか。 3決してそうではない。言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる。
4また、シロアムの塔が倒れて死んだあの十八人は、エルサレムに住んでいたほかのどの人々よりも、罪深い者だったと思うのか。 5決してそうではない。言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる。」
6そして、イエスは次のたとえを話された。「ある人がぶどう園にいちじくの木を植えておき、実を探しに来たが見つからなかった。 7そこで、園丁に言った。『もう三年もの間、このいちじくの木に実を探しに来ているのに、見つけたためしがない。だから切り倒せ。なぜ、土地をふさがせておくのか。』 8園丁は答えた。『御主人様、今年もこのままにしておいてください。木の周りを掘って、肥やしをやってみます。 9そうすれば、来年は実がなるかもしれません。もしそれでもだめなら、切り倒してください。』」
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K.V. ルカ13:3,5
決してそうではない。言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる。
決してそうではない。言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる。」
2025年3月30日
四旬節第4主日 (紫/薔薇色)
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主題 : 死から救われた喜び
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第1朗読 ヨシュア5: 9~12 (旧345)
第2朗読 2コリント5:16~21 (新331)
福 音 書 ルカ15: 1~ 3,11b~32 (新138)
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Of. 32(詩篇32:1-11)
いかに幸いなことでしょう。
背きを赦され、罪を覆っていただいた者は。
いかに幸いなことでしょう。
主に咎を数えられず、心に欺きのない人は。
わたしはひたすら沈黙して、絶え間ない呻きに骨まで朽ち果てました。
み手は昼も夜もわたしの上に重く、わたしの力は夏の日照りにあって衰え果てました。
わたしは罪をあなたに示し、咎を隠しませんでした。
わたしは言いました。「主にわたしの背きを告白しよう。」そのときあなたはわたしの罪と過ちを赦してくださいました。
あなたの慈しみに生きる人は皆、あなたを見いだしうる間に、あなたに祈ります。
大水が溢れ流れるときにも、その人に及ぶことは決してありません。
あなたはわたしの隠れが。苦難から守ってくださる方。
救いの喜びをもって、わたしを囲んでくださる方。
わたしはあなたを目覚めさせ、行くべき道を教えよう。
あなたの上に目を注ぎ、勧めを与えよう。
分別のない馬やらばのようにふるまうな。
それはくつわと手綱で動きを抑えねばならない。そのようなものをあなたは近づけるな。
神に逆らう者に悩みが多く、主に信頼する者は慈しみに囲まれる。
神に従う人よ、主によって喜び躍れ。すべて心の正しい人よ、喜びの声をあげよ。
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Pr.
憐れみの(or慈しみ深い)神様。あなたは失われた者を喜び迎え、憐れみをもって抱きしめてくださいます。洗礼によって私たちに恵みの衣を着せ、愛の食卓で養ってください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。
追加
神様。あなたは、私たち一人一人を愛しておられます。あなたの愛を深く悟り、立ち帰ることができるよう、私たちを導いてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
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第1朗読 ヨシュア5: 9~12 (旧345)
5: 9主はヨシュアに言われた。「今日、わたしはあなたたちから、エジプトでの恥辱を取り除いた(ガラ)。」そのために、その場所の名はギルガルと呼ばれ、今日に至っている。
10イスラエルの人々はギルガルに宿営していたが、その月の十四日の夕刻、エリコの平野で過越祭を祝った。 11過越祭の翌日、その日のうちに彼らは土地の産物を、酵母を入れないパンや炒り麦にして食べた。 12彼らが土地の産物を食べ始めたその日以来、マナは絶え、イスラエルの人々に、もはやマナはなくなった。彼らは、その年にカナンの土地で取れた収穫物を食べた。
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第2朗読 2コリント5:16~21 (新331)
5: 16それで、わたしたちは、今後だれをも肉に従って知ろうとはしません。肉に従ってキリストを知っていたとしても、今はもうそのように知ろうとはしません。 17だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。 18これらはすべて神から出ることであって、神は、キリストを通してわたしたちを御自分と和解させ、また、和解のために奉仕する任務をわたしたちにお授けになりました。 19つまり、神はキリストによって世を御自分と和解させ、人々の罪の責任を問うことなく、和解の言葉をわたしたちにゆだねられたのです。 20ですから、神がわたしたちを通して勧めておられるので、わたしたちはキリストの使者の務めを果たしています。キリストに代わってお願いします。神と和解させていただきなさい。 21罪と何のかかわりもない方を、神はわたしたちのために罪となさいました。わたしたちはその方によって神の義を得ることができたのです。
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福音書 ルカ15: 1~ 3,11b~32 (新138)
15: 1徴税人や罪人が皆、話を聞こうとしてイエスに近寄って来た。 2すると、ファリサイ派の人々や律法学者たちは、「この人は罪人たちを迎えて、食事まで一緒にしている」と不平を言いだした。 3そこで、イエスは次のたとえを話された。
11b 「ある人に息子が二人いた。 12弟の方が父親に、『お父さん、わたしが頂くことになっている財産の分け前をください』と言った。それで、父親は財産を二人に分けてやった。 13何日もたたないうちに、下の息子は全部を金に換えて、遠い国に旅立ち、そこで放蕩の限りを尽くして、財産を無駄遣いしてしまった。 14何もかも使い果たしたとき、その地方にひどい飢饉が起こって、彼は食べるにも困り始めた。 15それで、その地方に住むある人のところに身を寄せたところ、その人は彼を畑にやって豚の世話をさせた。 16彼は豚の食べるいなご豆を食べてでも腹を満たしたかったが、食べ物をくれる人はだれもいなかった。 17そこで、彼は我に返って言った。『父のところでは、あんなに大勢の雇い人に、有り余るほどパンがあるのに、わたしはここで飢え死にしそうだ。 18ここをたち、父のところに行って言おう。「お父さん、わたしは天に対しても、またお父さんに対しても罪を犯しました。 19もう息子と呼ばれる資格はありません。雇い人の一人にしてください」と。』 20そして、彼はそこをたち、父親のもとに行った。ところが、まだ遠く離れていたのに、父親は息子を見つけて、憐れに思い、走り寄って首を抱き、接吻した。 21息子は言った。『お父さん、わたしは天に対しても、またお父さんに対しても罪を犯しました。もう息子と呼ばれる資格はありません。』 22しかし、父親は僕たちに言った。『急いでいちばん良い服を持って来て、この子に着せ、手に指輪をはめてやり、足に履物を履かせなさい。 23それから、肥えた子牛を連れて来て屠りなさい。食べて祝おう。 24この息子は、死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったからだ。』そして、祝宴を始めた。
25ところで、兄の方は畑にいたが、家の近くに来ると、音楽や踊りのざわめきが聞こえてきた。 26そこで、僕の一人を呼んで、これはいったい何事かと尋ねた。 27僕は言った。『弟さんが帰って来られました。無事な姿で迎えたというので、お父上が肥えた子牛を屠られたのです。』 28兄は怒って家に入ろうとはせず、父親が出て来てなだめた。 29しかし、兄は父親に言った。『このとおり、わたしは何年もお父さんに仕えています。言いつけに背いたことは一度もありません。それなのに、わたしが友達と宴会をするために、子山羊一匹すらくれなかったではありませんか。 30ところが、あなたのあの息子が、娼婦どもと一緒にあなたの身上を食いつぶして帰って来ると、肥えた子牛を屠っておやりになる。』 31すると、父親は言った。『子よ、お前はいつもわたしと一緒にいる。わたしのものは全部お前のものだ。 32だが、お前のあの弟は死んでいたのに生き返った。いなくなっていたのに見つかったのだ。祝宴を開いて楽しみ喜ぶのは当たり前ではないか。』」
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K.V. ルカ15:32
だが、お前のあの弟は死んでいたのに生き返った。いなくなっていたのに見つかったのだ。祝宴を開いて楽しみ喜ぶのは当たり前ではないか。』」
2025年3月19日 (土) 父ヨセフ 白
サムエル下 7:4,8-16・ローマ4:13-18・マタイ1:16,18-21,24a
(注)朗読の際は「ヨセフは眠りから覚めた。」に読み替える
賛美唱 *詩編89:2-30
主の慈しみをとこしえにわたしは歌います。
わたしの口は代々に、あなたのまことを告げ知らせます。
わたしは申します。「天にはとこしえに慈しみが備えられ、
あなたのまことがそこに立てられますように。」
「わたしが選んだ者とわたしは契約を結び、わたしの僕ダビデに誓った。
あなたの子孫をとこしえに立てあなたの王座を代々に備える、と。」
主よ、天があなたの驚くべき力を告白し
聖なるものがその集会で、あなたのまことを告白しますように。
雲の上で、誰が主に並びえましょう
神々の子らの中で誰が主に比べられましょう。
聖なるものの集いにおいてあなたは恐れられる神。
御もとにあるものすべてに超えて大いに畏れ敬われる方です。
万軍の神、主よ誰があなたのような威力を持つでしょう。
主よ、あなたの真実はあなたを取り囲んでいます。
あなたは誇り高い海を支配し
波が高く起これば、それを静められます。
あなたはラハブを砕き、刺し殺し
御腕の力を振るって敵を散らされました。
天はあなたのもの、地もあなたのもの。
御自ら世界とそこに満ちるものの基を置き
北と南を創造されました。
タボル山、ヘルモン山は御名を喜び歌います。
あなたは力強い業を成し遂げる腕を具え
御手の力を振るい右の御手を高く上げられます。
正しい裁きは御座の基
慈しみとまことは御前に進みます。
いかに幸いなことでしょう 勝利の叫びを知る民は。
主よ、御顔の光の中を彼らは歩きます。
絶えず、御名によって喜び躍り
恵みの御業にあずかって奮い立ちます。
あなたは彼らの力の輝きです。
御旨によって、我らの角を高く上げてください。
主は我らの盾
イスラエルの聖なる方は我らの王。
あなたの慈しみに生きる人々に
かつて、あなたは幻によってお告げになりました。
「わたしは一人の勇士に助けを約束する。
わたしは彼を民の中から選んで高く上げた。
わたしはわたしの僕ダビデを見いだし 彼に聖なる油を注いだ。
わたしの手は彼を固く支え
わたしの腕は彼に勇気を与えるであろう。
敵は彼を欺きえず
不正な者が彼を低くすることはない。
わたしは彼の前で彼を苦しめる者を滅ぼし
彼を憎む者を倒す。
わたしの真実と慈しみは彼と共にあり
わたしの名によって彼の角は高く上がる。
わたしは彼の手を海にまで届かせ
彼の右の手を大河にまで届かせる。
彼はわたしに呼びかけるであろう
あなたはわたしの父、わたしの神、救いの岩、と。
わたしは彼を長子とし
地の諸王の中で最も高い位に就ける。
とこしえの慈しみを彼に約束し
わたしの契約を彼に対して確かに守る。
わたしは彼の子孫を永遠に支え
彼の王座を天の続く限り支える。
祈祷
神様。あなたは僕ダビデの家族からヨセフを起こし、肉をまとった御子とその母の守り手となさいました。ヨセフの素直さとあなたへの従順に私たちも倣って生きることができるようにしてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。
追加
神様。御子が聖霊によって宿る神秘と、マリアを迎え入れることを示されたヨセフは、御旨に従いました。私たちも御言葉を聴き、インマヌエルの主と共に、みわざのために働く者としてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン
2025年3月25日(金) 主の誕生告知 白/青
イザヤ7:10-14・ヘブライ10:4-10・ルカ1:26-38
賛美唱 詩編45または*詩編40:6-11
心に湧き出る美しい言葉、わたしの作る詩を、王の前で歌おう。
わたしの舌を速やかに物書く人の筆として。
あなたは人の子らのだれよりも美しく、あなたの唇は優雅に語る。
あなたはとこしえに神の祝福を受ける方。
勇士よ、腰に剣を帯びよ。
それはあなたの栄えと輝き。
輝きを帯びて進め、真実と謙虚と正義を駆って。
右の手があなたに恐るべき力をもたらすように。
あなたの矢は鋭く、王の敵のただ中に飛び、
諸国の民はあなたの足もとに倒れる。
神よ、あなたの王座は世々限りなく、
あなたの王権の笏は公平の笏。
神に従うことを愛し、逆らうことを憎むあなたに、
神、あなたの神は油を注がれた、喜びの油をあなたに結ばれた人々の前で。
あなたの衣はすべてミルラ、アロエ、シナモンの香りを放ち、
象牙の宮殿に響く弦の調べはあなたを祝う。
諸国の王女、あなたがめでる女たちの中から
オフィルの金で身を飾った王妃が あなたの右に立てられる。
「娘よ、聞け。耳を傾けて聞き、そしてよく見よ。
あなたの民とあなたの父の家を忘れよ。
王はあなたの美しさを慕う。王はあなたの主。
彼の前にひれ伏すがよい。
ティルスの娘よ、民の豪族は贈り物を携え
あなたが顔を向けるのを待っている。
王妃は栄光に輝き、進み入る。
晴れ着は金糸の織り 色糸の縫い取り。
彼女は王のもとに導かれて行く
おとめらを伴い、多くの侍女を従えて。
彼女らは喜び躍りながら導かれて行き
王の宮殿に進み入る。
あなたには父祖を継ぐ子らが生まれ
あなたは彼らを立ててこの地の君とする。
わたしはあなたの名を代々に語り伝えよう。
諸国の民は世々限りなく
あなたに感謝をささげるであろう。
詩編40:6-11
わたしの神、主よ、あなたは多くの不思議な業を成し遂げられます。あなたに並ぶものはありません。
わたしたちに対する数知れない御計らいをわたしは語り伝えて行きます。
あなたはいけにえも、穀物の供え物も望まず、焼き尽くす供え物も罪の代償の供え物も求めず、
ただ、わたしの耳を開いてくださいました。
恵みのみ業を心に秘めておくことなく、
大いなる集会であなたの真実と救いを語りました。
祈祷
神様。私たちは天使によって御子イエス・キリストの受肉を告げ知らされました。御子の十字架と受難を通して、私たちが御子の復活の栄光へと向かえるようにあなたの恵みを注いでください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。
追加
神様。あなたの御心は、預言者を通して、天使を通して、御言葉を通して私たちに届けられます。救い主の御降誕が、マリアに告げられたように、私たちも、あなたの救いの知らせを世に伝えることができるよう助けて下さい。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン